【2024年最新版】BPMツールおすすめ15社を比較!選び方も紹介

BPMツールとは、組織のビジネスプロセスを効率的に管理、最適化するのに役立つツールのことを指します。

そもそもBPMとは「Business Process Management」の略で、業務プロセスの改善を目的として手法です。BPMツールという専用のサービスを利用することで、複雑化されたビジネスプロセスの設計から、実行、監視まで効率よく行えます。

本記事ではおすすめのBPMツールと選び方のポイントを紹介します。

掲載している15社については、表形式で料金や機能の違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。

BPMツールおすすめ15社比較表

おすすめサービスのピックアップ方法としては、既存のまとめサイト9個分の情報から、紹介されているBPMツールをスコアリングしました。各サイトで紹介頻度の高いものを登場回数順にまとめなおしているので、この記事を読めば効率良くBPMツールの情報を入手できるはずです。

※スコアリングや掲載している企業情報などは2024年6月時点のものです。


<比較表>BPMツールおすすめ15社

本記事で紹介している15社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。


1.Ranabase/株式会社ユニリタ

株式会社ユニリタ
フローチャートツールで継続的な業務改善を|Ranabase

  • 業務改善コンサルティングのノウハウから生まれたツールで業務プロセスの可視化が可能
  • 統一した既定の記述法とテンプレートですぐに始めることが可能
  • 直感的なUIで初めての方にも扱いやすい操作感
初期費用要問い合わせ
料金プランパーソナルプラン:月額1,200円
ビジネスプラン:年額7,2000円〜
主な機能ドローイング機能
ステータス管理
業務用語管理
コミュニケーション機能
テンプレート機能など
導入企業東京工業大学など
導入社数要問い合わせ

2.intra-mart BPM/株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート

株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート
株式会社NTTデータ イントラマート|業務プロセスのデジタル化・フルオートメーション化

  • オープンな仕組みと独立性の高い仕組みにより柔軟なカスタマイズが可能
  • プログラミング知識がない方でもドラッグアンドドロップの簡単操作で構築が可能
  • 日本の商習慣にもとづき複雑な業務の管理が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能アプリケーション作成
入力フォーム作成
業務ロジック作成
表・グラフ自動作成
メタデータ管理など
導入企業帝人エンジニアリング株式会社
東洋銅鉄株式会社
株式会社エスイーなど
導入社数10,000社以上

3.BP Director/アシストマイクロ株式会社

アシストマイクロ株式会社
BP Director:業務を管理・可視化・改善するBPMソフトウェア|コレオス株式会社

  • 時間軸を持つガントチャート形式により複数部門での並行業務や期日のある業務など複雑な業務プロセスの対応が可能
  • シンプルな操作で構築ができ独自の業務規則のルールも柔軟な設定が可能
  • いつ・だれが・どのように処理をしたのかリアルタイムで見える化が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能タイムライン機能
アラート通知
ビジネスルール設定
タスクリスト
業務状況一覧など
導入企業アズビル株式会社
テルモ株式会社
株式会社コスモステクニカルセンターなど
導入社数要問い合わせ

4.octpath/株式会社テクノデジタル

株式会社テクノデジタル
octpath | クラウド型プロセスマネジメントサービス

  • 作業に合わせて順番にマニュアルが表示されるため誰でも迷わず作業ができる
  • 作業ごとに見積もり時間の設定や結果の記録ができるためメンバーごとの忙しさなど可視化が可能
  • 依頼の受付や起点となるフォームの外部公開が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン月額30,000円〜
主な機能スケジューリング機能
依頼フォーム外部公開
データ自動連携
承認機能
期限自動設定など
導入企業イメディーク株式会社
OCH株式会社
有限会社ソウセイなど
導入社数要問い合わせ

5.Questetra BPM Suite/株式会社クエステトラ

株式会社クエステトラ
クラウド型ノーコードワークフローなら「クエステトラ」 | QUESTETRA for Process Automation

  • ドラッグアンドドロップ操作で簡単にワークフロー図やルール設定など構築が可能
  • ステータス確認だけでなく「いつ誰がどの工程を処理したのか」などパフォーマンス実績の把握も可能
  • AIを活用し翻訳をサポートしたり校正業務の無人化を実現
初期費用要問い合わせ
料金プランBasic:月額1,200円
Advanced:月額3,000円
Professional:月額4,800円
主な機能モテリング機能
ワークフロー機能
モニタリング機能
社内チャット機能
タスク処理画面デコレーションなど
導入企業本田技研工業株式会社
NKKスイッチズ株式会社
株式会社SUBARUなど
導入社数要問い合わせ

6.Pipefy/Pipefy, Inc.

Pipefy, Inc.
Pipefy: AI-Powered Business Process Automation Software

  • 調達から支払まですべてのワークフローの一元管理が可能
  • 必要な統合を定義するだけで多方面から効率的なワークフローの作成が可能
  • 必要なときに最新のデータにアクセスができ常にリアルタイムなデータの可視化が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能ワークフロー作成・管理
HRプロセス自動化
従業員リクエスト
パフォーマンス管理
スケジュール管理など
導入企業GE Healthcare Technologies Inc.
Bloomin’ Brands, Inc.
Ocean Network Express Holdings,Ltd.など
導入社数要問い合わせ

7.DataSpider BPM/株式会社セゾン情報システムズ

株式会社セゾン情報システムズ
DataSpider BPM | 業務プロセスのシステム化で業務効率を改善 | セゾンテクノロジー

  • アイコンのドラッグ&ドロップで業務プロセスを設計できるため素早く対応が可能
  • 業務プロセスの見える化によって業務のボトルネックなど一目瞭然で把握が可能
  • 必要な部署に同じデータが反映される仕組みのため紙の書類やデータ入力の二度手間など業務軽減を実現
初期費用要問い合わせ
料金プラン基本パッケージ:1,500,000円
ユーザーパック:1,000,000円〜
主な機能モニタリング
ログ管理機能
ワークフロー定義
条件分岐設定
EAI連携など
導入企業日産化学株式会社
株式会社ニッポンダイナミックシステムズ
株式会社沖電気カスタマアドテックなど
導入社数要問い合わせ

8.Kissflow/Kissflow Inc.

Kissflow Inc.
Kissflow Low-Code Application Development Platform

  • カスタマイズされた実用的かつ柔軟なインターフェイスで視覚的なデータの洞察・活用が可能
  • 毎週新しいアプリケーションのリリースがあり、コード不要ですぐにワークフローの稼働が可能
  • カンバンボードやワークフロー、ダッシュボードなど全て同じプラットフォーム上で構築が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン基本:月額$1,500
企業:要問い合わせ
主な機能カンバンボード
ワークフロー自動化
アクセス制御
バグ追跡
従業員管理など
導入企業McDermott International, Ltd
CaratLane
Motorola Solutionsなど
導入社数要問い合わせ

9.Process Street/Process Street, Inc

Process Street, Inc
Process Street | Checklist, Workflow and SOP Software

  • 直感的なAIを活用したワークフローにより組織全体で手順の一貫が可能
  • 少ないリソースで反復タスクを自動化し手作業を減らすことが可能
  • チームの進捗状況を瞬時に確認できKPIに対するパフォーマンスを測定しレポート生成が可能
初期費用要問い合わせ
料金プランStarter:月額$100
Pro:月額$1,500
Enterprise:要問い合わせ
主な機能分析機能
ワークフロー自動化
プロジェクト管理
フォーム管理
ページ管理など
導入企業Colliers International
Salesforce, Inc.
BentoBox CMS, Inc.など
導入社数要問い合わせ

10.Progress Corticon/株式会社アシスト

株式会社アシスト
Progress Corticon – ルールベースAI コーティコン | アシスト

  • 企業規模にかかわらず企業とITシステムの成長に必要なディシジョンを全てAIで自動化が可能
  • 人工知能の要素技術「推論機能」を搭載し100%正確な業務ディシジョンの自動化を実現
  • 業務語彙で知識を表現し誰にでも分かりやすい直感的な操作が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能不正検知
マーケティング
パーソナライズ
資産管理
プロセス管理など
導入企業KDDI株式会社
SB C&S株式会社
日新火災海上保険株式会社など
導入社数500社以上

11.BPEC/株式会社BPデザイナーズ

株式会社BPデザイナーズ
業務の見える化ツール、業務改善ツール「BPEC」のことなら、BPデザイナーズ

  • 業務可視化プロジェクトの実績を基に作成した業種ごとの充実したテンプレートの利用が可能
  • 直感的に操作可能な画面UIで簡単に業務定義の作成が可能
  • 4種類の分析と豊富なアウトプット出力機能があり素早く現状分析が可能
初期費用800,000円
料金プランBPEC Project V5.2 User License:194,000円
BPEC Project保守:年額45,000円
主な機能業務構造図作成
調査票作成
集計機能
自動コメント機能
分析機能など
導入企業要問い合わせ
導入社数要問い合わせ

12.MITERAS/パーソルプロセス&テクノロジー株式会社

パーソルプロセス&テクノロジー株式会社
仕事可視化ツール・勤怠管理システムならMITERAS(ミテラス)

  • スタッフ一人ひとりの作業内容を見える化できる仕事可視化とチームの状態を把握できる勤怠のサービスを提供
  • 勤務時間や仕事内容の見える化が可能
  • タブレットの利用によりPCを持たない現場での作業工程の登録が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン月額210円〜
主な機能作業打刻
コンディション分析
ダッシュボード管理
工数管理
アラート通知など
導入企業トランスコスモス株式会社
パーソルホールディングス株式会社
佐川グローバルロジスティクス株式会社など
導入社数要問い合わせ

13.Create!JobStation/インフォテック株式会社

インフォテック株式会社
業務標準化ならジョブステ – Create!JobStation|インフォテック株式会社

  • 可視化された進捗状況から、やるべき作業をすぐに把握でき最新の業務フローに沿って作業を進めることが可能
  • チェックリストや期日設定、リマインドメール配信など行き届いた機能の充実
  • マニュアルや手順書の細目や条件を質問形式で絞り込むことが可能
初期費用0円
料金プラン月額300円〜
主な機能進捗状況管理
タスク管理
リマインドメール配信
ファイル共有
アクセス管理など
導入企業要問い合わせ
導入社数要問い合わせ

14.iGrafx/株式会社サン・プラニング・システムズ

株式会社サン・プラニング・システムズ
【公式】iGrafx アイグラフィックス-業務可視化・改善ソリューション

  • プロセスマイニングにより可視化されたプロセスからボトルネックを発見し、真因と対策の検討が可能
  • 複雑なプログラミングを必要とせず、直感的な操作でプロセスの問題分析が可能
  • AIプロセス予測機能により統計値に基づいた今後の予測値の計算が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能プロセスマイング
プロセス設計
シミュレーション
予測分析
会話型AIベースなど
導入企業株式会社リコー
株式会社竹中工務店
伊藤ハム米久ホールディングス株式会社など
導入社数4,000社以上

15.InnoRules/イノルールズ株式会社

イノルールズ株式会社
InnoRules – Rich,Speedy and Easy Expression

  • 高い性能及び安定性があり保険や証券、製造など多様な業種に対応が可能
  • ITスキルがない方でも、まるでExcelを使うようなUIで複雑な業務ロジックの作成が可能
  • 8つのルールテンプレートを使い分けることでルールの特性に合った表現で記述が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能テンプレート機能
ルールデバッグ機能
工程管理
アラート機能
アクセス管理など
導入企業要問い合わせ
導入社数要問い合わせ

BPMツールの選び方のポイント

自社に合ったBPMツールを選ぶ際には、いくつか着目すべきポイントがあります。

それぞれについて解説いたします。

導入目的に合った機能が含まれているか

BPMツールに求める機能が搭載されているかどうか確認をしましょう。

例えば業務を可視化したいという目的があれば、フローチャートや工数管理機能が搭載されているツールが良いでしょう。

また、属人化を解消したいという目的であれば、タスク管理機能やマニュアル登録などの機能があるツールがおすすめです。

まずは導入目的を明確にした上で、それに合った機能があるかどうかチェックしましょう。

操作性が良いか

長期的に運用していくためには、ツールのUIが良いか確認をしましょう。

ツールの導入によって何らかの成果を出したいのであれば、メンバーにとって操作がしやすいかどうかは重要なポイントです。

マニュアルが無くても直感的に操作ができ、柔軟に設定がしやすいツールであれば、ストレスなく使い続けられます。

まずは無料トライアル期間を利用して、操作性を確認してみましょう。

既存ツールと連携できるか

自社の既存ツールと問題なく連携ができるかどうか確認をしましょう。

例えばカレンダーやタスク管理ツールと連携ができれば、メンバーの状況を可視化しやすくなります。

また、グループウェアと連携ができれば、コミュニケーションが円滑になったり、アラートに気づきやすくなったりします。

ツールによっては連携できるサービスの種類が異なるため、既存ツールと問題なく連携できるかどうか事前に確かめましょう。


BPMツールに関するよくあるご質問

BPMツールの導入を検討中の方に役立つQ&Aをまとめています。

Q.BPMツールの主なサービス内容は何ですか?

A.BPMツールは、ビジネスプロセスの設計、実行、監視、最適化を支援するサービスです。プロセスの可視化、タスク管理、レポート生成、ワークフローの自動化などが含まれます。

Q.BPMツールは他の業務管理ツールと連携できますか?

A.多くのBPMツールは、既存のカレンダー、タスク管理ツール、CRM、ERPなどと連携が可能で、業務プロセスの一貫管理を実現します。

Q.BPMツールとワークフローの違いは何ですか?

A.ワークフローツールは特定のタスクや業務の流れを自動化・管理するためのツールです。BPMツールは、ワークフローに加え、ビジネスプロセス全体の設計・監視・最適化を行う広範なツールです。

ワークフローシステムに関して詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

参考:【2024年最新版】ワークフローシステムおすすめ36選を比較!選び方も紹介

Q.BPMツールを導入すると、どの程度の時間で効果が見込めますか?

A.BPMツールの導入効果は、業務の複雑さや規模によって異なりますが、早ければ数週間から数ヶ月でプロセスの効率化や業務改善の効果が実感できるケースがあります。

Q.BPMツールの料金相場はどのようになっていますか?

A.BPMツールの料金は、月額数千円から数万円程度が一般的で、従業員の規模や機能の範囲によって異なるプランが提供されています。詳しくはツールの提供元にお問い合わせください。


まとめ

本記事ではおすすめのBPMツールと選び方のポイントを紹介しました。

BPMツールは、社内の複雑な業務プロセスの改善を効率的に行うのに役立つツールです。

ぜひ本記事を参考に、自社の条件に合ったBPMツールを選んでみてはいかがでしょうか。

参考にしたサイト

BPMツールの比較13選。タイプと選び方は?|アスピック
【2024年】BPMツールのおすすめ10製品(全13製品)を徹底比較!満足度や機能での絞り込みも
BPMツールおすすめ比較12選!選び方・機能・特徴 | BOXIL Magazine
BPMツールとは?業務改善に効果を発揮するBPMツールを比較 │ 株式会社NTTデータ イントラマート
【2023年最新】BPMツールの導入メリット・おすすめツール6選解説 | GRANDIT(グランディット) | システムインテグレータ
【2024年最新】おすすめのBPMツール徹底比較!導入時のポイントも解説
【無料あり】bpmのツール比較6選!導入するメリットも解説! – 業務効率化ガイド|業務効率化のノウハウを発信するメディア
BPMツール6選|おすすめのツールと導入方法 – Kaizen Penguin
BPMツールおすすめ11選を比較|導入メリットや機能、選び方も紹介