
店舗管理システムとは、小売店や飲食店、美容院などの企業や店舗が、売上や在庫管理、顧客管理などを一括で行えるシステムです。
しかし店舗管理システムといっても、管理できる範囲や、適応できる業種・業態も異なるため、システム選びはとても重要です。
本記事では、おすすめの店舗管理システム15選の比較と、選び方のポイントを紹介します。本記事を参考にすることで、自社の要望に最適な店舗管理システムを効率良く見つけられます。
なお、本記事では各店舗管理システムの注目度を客観的に判断するために、「店舗 管理 システム 比較」で検索して表示された上位10記事を調査し、各システムを登場回数順に並べました。ぜひ参考にしてください。
目次
- 店舗管理システムとは、店舗運営の効率化・最適化を行うためのシステム
- 店舗Linkle(リンクル)/北都システム株式会社
- まかせてネットEX/株式会社ジャストプランニング
- アラジンオフィス/株式会社アイル
- Shopらん/株式会社ドリーム・アーツ
- Canly(カンリー)/株式会社カンリー
- RegiGrow(レジグロー)/NECプラットフォームズ
- はたLuck/株式会社HataLuck and Person
- TEMPOSTAR(テンポスター)/NHN SAVAWAY株式会社
- ガルフCSM/株式会社ガルフネット
- MAIDO SYSTEM/まいどソリューションズ株式会社
- FashionManagerWW/ジェイモードエンタープライズ株式会社
- ネクストエンジン/Hamee株式会社
- CROSSMALL/株式会社アイル
- 店舗matic/株式会社ネクスウェイ
- TenpoVisor(テンポバイザー)/株式会社ビジコム
- 店舗管理システムの選び方のポイント3つ
- まとめ
店舗管理システムとは、店舗運営の効率化・最適化を行うためのシステム
店舗管理システムとは、店舗で行っている業務を一元化し、店舗運営の効率化・最適化を行うためのシステムです。
店舗運営をするにあたって、在庫管理や売上管理、顧客管理など様々な業務を行う必要があるため、従業員の負担になったり、店舗経営の改善にまで手が回らないという問題が起きがちです。
しかし、店舗管理システムを導入することでこのような業務を自動化できるため、店舗業務の効率化や店舗の運営・マーケティング改善まで行えるようになります。
参考:課題を見える化する店舗分析とは?流れと具体的な手法3つを紹介
店舗管理システムの導入には、以下のようなメリットがあります。
- 従業員の負担軽減や人的ミスの防止ができる
- リアルタイムな情報把握・共有ができる
- 顧客満足度向上のための施策ができる
- 経営判断がしやすくなる
以下の章から、おすすめの店舗管理システム15選の特徴、料金、機能などを紹介していきます。
店舗Linkle(リンクル)/北都システム株式会社
- 初期費用無し、月額のみで始められる。サーバのOSバージョン管理・障害対応等全て管理
- POSレジと連携など多種多様なオプション完備
- 悩みに応じてカスタマイズシステム可能。導入後も手厚いサポート
初期費用 | 無料 |
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料金プラン | 1店舗3,000円/月額 100店舗以上の場合 |
向いている業種・業態 | 飲食店、小売店 |
モバイル対応 | ◯ |
導入社数 | 要問い合わせ |
まかせてネットEX/株式会社ジャストプランニング
- 運用に合ったシステムを提案。導入後の方針変更も対応可能
- 管理体制に合ったオリジナル帳簿作成、結果をスピーディーに分析できる
- 管理画面を使いやすいようにカスタマイズ可能で、飲食業界20年以上のノウハウで設計されたシステム
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
向いている業種・業態 | 飲食店 |
モバイル対応 | ◯ |
導入社数 | 300社以上 |
アラジンオフィス/株式会社アイル
- 利用者の声を反映させたシステムで、あらゆる業種に対応できる臨機応変な環境
- 外部システムとの連携がスムーズに行える
- 導入から導入後までサポート、リピート率は98%以上の実績
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | ■販売在庫管理 ■生産管理 ■貿易管理 ■プロジェクト ■ファッション ■食品 ■化粧品コスメ など 業種に合わせてカスタマイズ可能 |
向いている業種・業態 | 飲食店、アパレル、EC業、小売店(最も実績が多いのはアパレル) |
モバイル対応 | ◯ |
導入社数 | 5,000社以上 |
Shopらん/株式会社ドリーム・アーツ
- 様々な業種対応だけでなく、外国人スタッフ向け多言語対応など機能の充実
- 誰もが使いやすいツールにこだわり、迷わず業務遂行ができる
- 各業態が集まり意見交換できるユーザーコミュニティも開催。他ユーザーと関わることで自社に活かせるヒントにもなる
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
向いている業種・業態 | 飲食店、アパレル、EC業、小売店 |
モバイル対応 | ◯ |
導入社数 | 要問い合わせ(導入店舗数はチェーン店含む45,000店鋪以上) |
Canly(カンリー)/株式会社カンリー
- 複数の店舗情報や口コミ管理、分析までコストを抑え、あらゆるサービスを利用できる
- 豊富なノウハウを活かし、共有勉強会を開催したり、専任スタッフが手厚くサポート
- 運用工数削減、間接検索率やGoogleマップ表示数など集客効果を向上させる
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
向いている業種・業態 | 飲食店、小売店 |
モバイル対応 | ◯ |
導入社数 | 要問い合わせ(導入店舗数はチェーン店含む40,000店鋪以上) |
RegiGrow(レジグロー)/NECプラットフォームズ
- 業種に合わせてPOS端末を選べて、柔軟性を兼ね備えたシステム
- 売上、売掛、在庫管理などオールラウンド対応
- 委託販売、入場券発行など特殊機能にも対応し、豊富なコンポーネントを活用しサポート
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | ■フードサービス業 ■小売業・専門店 ■サービスステーション ■食堂決済 ■入退管理 など 料金は全て要問い合わせ |
向いている業種・業態 | 飲食店、EC業、小売店 |
モバイル対応 | ◯ |
導入社数 | 要問い合わせ |
はたLuck/株式会社HataLuck and Person
- 各スタッフの閲覧状況が把握でき、チャットコミュニケーションなど情報共有機能に特化したサービス
- シフト申請から作成や、あらゆるデータを可視化することで効率的にオペレーションを把握できるシステム
- 新人向け接客・調理マニュアルなど、好きなタイミングで学習できる環境
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
向いている業種・業態 | 飲食店、小売店、アパレル |
モバイル対応 | ◯ |
導入社数 | 要問い合わせ |
TEMPOSTAR(テンポスター)/NHN SAVAWAY株式会社
- カスタマイズできるため、システムを変更することなく利用できる
- トラブル発生時には問題から解決までトータルサポート
- 予約反映や自動仕分けなど、EC管理の効率性を高められる
初期費用 | 無料 |
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料金プラン | 商品登録数や受注件数によって変わる:最低11,000円〜/月額 「商品課金」+「受注課金」それぞれ費用が必要 受注課金は従量と定額の2プランから選べる 商品課金:商品の登録数で変動 受注課金:受注件数で変動 Webサイト内で料金シミュレーションができ、月額費用を確認できる |
向いている業種・業態 | EC業 |
モバイル対応 | ◯ |
導入社数 | 要問い合わせ |
ガルフCSM/株式会社ガルフネット
- あらゆる業種別課題を解決でき、幅広く活用できるシステム環境
- 勤怠管理、給与計算明細作成、予測シフト作成など豊富なオプションがある
- アプリを利用した遠隔操作などAIを使用し、最新技術を取り入れている
初期費用 | ■買取型:要問い合わせ ■クラウド型:50万 |
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料金プラン | ■パッケージ買取型:要問い合わせ ■クラウド型:10万〜/月額 クラウド型は5〜50店舗の中小企業向け |
向いている業種・業態 | 飲食店、アパレル、小売店 |
モバイル対応 | ◯ |
導入社数 | 300社 |
MAIDO SYSTEM/まいどソリューションズ株式会社
- 飲食店に特化したサービスで、1,980円〜/月額コストパフォーマンスが良い
- 売上、勤怠、損益、給与、予約あらゆる管理がこれでオールインワン
- ニーズに応えた先進機能を提供し、テーブルオーダーやキャッシュレス決済など豊富なサービスを搭載
初期費用 | 無料 |
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料金プラン | ■スタンダード:1,980円〜/月額 オプション機能 チェーン店舗向け 登録月を1ヶ月とし、最大2ヶ月まで無料期間あり |
向いている業種・業態 | 飲食店 |
モバイル対応 | ◯ |
導入社数 | 要問い合わせ(導入店舗数はチェーン店含む2,000店鋪以上) |
FashionManagerWW/ジェイモードエンタープライズ株式会社
- アパレル業界に特化し、20年以上培ったノウハウでアパレル特有のニーズに対応
- 過去の在庫管理データを保持し、比較分析がリアルタイムで可視化できる
- 海外で対応もできるよう多言化し、時代と共に変化する多様なデバイスにも対応できる
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
向いている業種・業態 | アパレル |
モバイル対応 | ◯ |
導入社数 | 5,700社以上 |
ネクストエンジン/Hamee株式会社
- EC現場で生まれたサービスだからこそ、必要なシステムが揃っている環境
- 自由にカスタマイズ・追加可能で、システムを変化することなく、柔軟に対応できる
- 従来の作業時間を最大95%削減し、コスト削減もできる
初期費用 | 無料 |
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料金プラン | 基本料金+従量課金のワンプラン 基本料金 従量課金 Webサイト内で料金シミュレーションができ、月額費用を確認できる |
向いている業種・業態 | EC業 |
モバイル対応 | ◯ |
導入社数 | 5,400社以上 |
CROSSMALL/株式会社アイル
- EC管理を一元化し、仕様変更やトラブルなど運営とは異なる業務(オフィス系業務)にかける時間を削減
- いつでも、どこでも、どの端末からでも在庫受注管理や、商品登録などが可能
- 30年以上培ったノウハウと実績で業務の効率化、売上アップなど徹底したヒヤリングと最適なプランの提供
初期費用 | 無料 |
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料金プラン | ■スーパーライト:5,000円/月額 ■プラン1000:9,000円/月額 ■プラン3000:14,000円/月額 ■プラン5000:18,000円/月額 ■プラン15000:23,000円/月額 月額×サイト数で変動する プランの数字は商品出品数の上限 |
向いている業種・業態 | EC業 |
モバイル対応 | ◯ |
導入社数 | 要問い合わせ |
店舗matic/株式会社ネクスウェイ
- 10年以上チェーンストアを支援してきた実績から、使いやすいシステム環境がある
- 店舗が抱える集計やファイル管理など16個の機能が揃い、業務の効率化を行う
- IPアドレス制限や2段階認証などセキュリティ面も安全
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | ■スタンダードプラン:6,000円/月額 ■ライトプラン:3,480円/月額 ■ミニマムプラン:2,480円/月額 |
向いている業種・業態 | 飲食店、小売店、アパレル |
モバイル対応 | ◯ |
導入社数 | 150社以上(チェーン店含む45,000店舗以上) |
TenpoVisor(テンポバイザー)/株式会社ビジコム
- 各店舗の売上、在庫、顧客履歴などタイムリーにデータ統一
- ローコストですぐに始められる手軽さがウリ
- 業務効率化を行うため、簡単操作で知りたいものデータがすぐ分かり、売上アップへ繋げる
初期費用 | 15,000円 |
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料金プラン | 基本料金:5,000円/月額 オプション ■他店舗在庫管理:1,000円 ■データ保存:500円〜 |
向いている業種・業態 | 飲食店、アパレル、小売店 |
モバイル対応 | ◯ |
導入社数 | 要問い合わせ(チェーン店含む6,500店舗以上) |
店舗管理システムの選び方のポイント3つ
店舗管理システムの導入を検討する際、以下のポイントを基準にしてシステムを選びましょう。
- 自社の業種・業態とマッチしているか
- 自社の課題が解決できる機能があるか
- モバイル対応しているか
自社の業種・業態とマッチしているか
小売店向け、美容室向け、飲食店、またはリアル店舗やECサイトの販売など、それぞれの業種・業態に合わせた店舗管理システムがあるため、まずは自社の業種・業態とマッチしているか確認が必要です。
たとえば飲食店向けの場合、売上や予約管理だけではなく、レシピや仕入れ、食材の発注管理機能のような機能が搭載されているシステムが多いです。
また、多店舗展開している企業の場合、各支店に情報を共有できるお知らせ機能や、各支店からの報告管理などの機能が搭載されている「多店舗業務支援用システム」が向いていると言えます。
そのため、システムがどこの業種・業態に特化しているのかを優先して見るようにしましょう。
自社の課題が解決できる機能があるか
特化している業態・業種を見るのはもちろん、自社の課題が解決できる機能が搭載されているかもチェックしましょう。
たとえば「受発注業務の効率化」が課題の場合、在庫管理や出荷管理、受発注処理など、受発注のフローに関わる機能が搭載されているシステムの導入が最適です。
また、集客の要となる「店舗の情報更新の効率化」が課題の場合は、公式HPやGoogleビジネスプロフィール、各種SNSなどの情報管理を一元化できるシステムを選ぶといいでしょう。中には、Googleマップにおける検索順位の確認や自動投稿、分析などMEO対策ができるシステムもあります。
参考:【2022年最新版】MEOツール20選徹底比較!ツールの選び方も解説
自社の業種・業態とマッチしているかを確認した後で、課題解決に役立つ機能があるかを見れば、数あるシステムの中から自社にぴったりなものが選びやすくなります。
モバイル対応しているか
PCだけではなくスマホやタブレットで店舗管理をしたいという場合は、モバイル対応しているシステムを選びましょう。
モバイル対応していないシステムを選んだ場合、モバイル端末で使おうとしても表示崩れが起きて操作しづらくなってしまいます。
そのため、現在モバイル端末を使っている、もしくは将来的に使う可能性がある場合は、モバイル対応しているシステムを選ぶようにしましょう。
とくに外出先などPCが使えない状況でも情報を確認・共有しなければいけないことが多い方は、必ずモバイル対応の有無をチェックしましょう。
記事内で紹介している店舗管理システム15選は全てモバイル対応しています。
まとめ
本記事ではおすすめの店舗管理システム15選と、システムを選ぶ際のポイントについて紹介しました。
店舗管理システムとは、店舗で行っている業務をシステムで一元化し、店舗運営の効率化・最適化を図っていくための便利なシステムです。
しかし、カバーできる業務の範囲や対応している業態・業種などが店舗管理システムによって異なってきます。そのため、導入して成果を出すためにはシステム選びが重要です。
店舗管理システムの種類はとても多いため、以下のポイントを基準にしてシステムを精査しましょう。
- 自社の業種・業態とマッチしているか
- 自社の課題が解決できる機能があるか
- モバイル対応しているか
3点の基準と本記事で紹介しているおすすめの店舗管理システムの情報をもとに、自社に最適な店舗管理システムを選びましょう。
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