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ポータルサイトを運営されていて、下記のようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
- 広告収入が減ってきている
- 自社のメディアだけでは広告主の課題解決ができない
- 売上を増やしていくために他の媒体も活用したい、けどやり方が分からない
年々メディアが増え続ける状況下で、ポータルサイトはどういった戦略で売上を維持・拡大していけば良いのでしょうか。
その答えの一つは、自社メディアとWeb広告をパッケージ化するという手法です。
本記事では、筆者が過去にポータルサイトと協業した実績をもとにその方法を解説します。
ぜひWeb広告の取り扱いを開始し、新たな収益源としてください。
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目次
ポータルサイトがWeb広告を取り扱うメリット
ポータルサイトの新たな収益源として、自社メディアへの広告掲載に加えて、Web広告の出稿をパッケージで販売することを筆者はおすすめしています。
その理由として、ポータルサイトがWeb広告を取り扱うメリットは以下が挙げられます。
<ポータルサイト視点>
- 新たな収益源になる
- 費用を抑えて広告を出稿できる
- 自社の認知拡大も見込める
<広告主視点>
- 集客力がアップする
- コミュニケーション相手をまとめられる
- 広告出稿に必要な素材の用意が簡単
新たな収益源になる
言うまでもなく、Web広告を取り扱うことで新たな収益源とすることができます。
Web広告は、広告費の一定料率をマージンとしていただくモデルが一般的です。日本の広告代理店では広告費の20%というのが慣習となっています。
広告の効果にかかわらず、安定した収益を見込めるのがWeb広告です。
またWeb広告を取り扱って知見を溜めていけば、広告代理業を新たな事業の柱にするという選択肢も生まれてきます。
中長期的にもポータルサイトの収益に大きく貢献し得るのがWeb広告です。
費用を抑えて広告を出稿できる
お客様にご予算を出していただいて広告が実施できるため、自社負担で広告を出稿するよりも大きく費用を抑えることができます。
ポータルサイト視点では非常に大きなメリットですし、目標通り効果が出ていれば広告主視点でも価値のある、Win-Winの施策になります。
自社の認知拡大も見込める
お客様の集客だけでなく、自社の認知拡大も見込めます。
またサイトへの流入数も増えるため、PV数が重要なポータルサイトにとっては非常に大きなメリットになります。
集客力がアップする
こちらも言うまでもなく、集客力がアップすることはポータルサイト視点でも広告主視点でも大きなメリットになります。
広告主はポータルサイトの活用だけでなく、オウンドメディアの運営やGoogleマイビジネスの運用、オフライン集客などさまざまな手段を講じて集客に取り組んでいます。
その中の一つであるWeb広告は、必要な知識や経験が多く、特に取り組みづらい施策です。
そんなWeb広告を、ポータルサイトへの掲載と同時に始められるというのは、広告主視点では非常に価値があります。
コミュニケーション相手をまとめられる
ポータルサイトがWeb広告も取り扱うことで、コミュニケーションを取る相手をまとめられるのは、広告主視点ではありがたいことです。
Web広告はA代理店、Googleマイビジネスの運用はB代理店、ポータルサイトはC社とD社、などと複数の企業と取引していると、その分コミュニケーションコストが増します。
もし1社にすべてお願いできれば、コミュニケーションコストを削減できます。
また各施策をバラバラに実施するよりは、まとめて実施したほうが効率的ですし、得た知見を別の施策に反映することもできるので、効果面でもプラスになるでしょう。
広告出稿に必要な素材の用意が簡単
Web広告の出稿に必要な画像や動画、テキストといった素材を用意しやすいのもメリットです。
ポータルサイトに掲載する画像やテキストをそのままWeb広告に流用できるので、個別に用意する手間が省けます。
ポータルサイトがWeb広告を取り扱うためにすべきこと
ポータルサイトがWeb広告を取り扱うためにすべきことは、以下の3つです。
- 差別化ポイントを考える
- 代表的な媒体について理解する
- 広告媒体を選定する
- 商品をパッケージ化する
1.差別化ポイントを考える
広告主が貴社にWeb広告を委託しようと思える、競合他社との差別化ポイントが何かを考えましょう。
Web専業の広告代理店も多く存在し、Web広告を取り扱うプレイヤーは非常に多いです。そんななかで、他社ではなく貴社にWeb広告を委託しようと意思決定するには、それなりの理由が必要になります。
例えば、業界ならではのトレンドや情報を基にしたクリエイティブの作成というのは大きな差別化になるでしょう。
不動産業界であれば、クリックされやすいマンションや戸建ての画像パターンであったり、ユーザーにとって惹きの強い訴求が何かという情報を持っているのではないでしょうか。
そうした知見は広告代理店にはあまりないものなので、強力な差別化ポイントになります。
他にも、自社の商品・サービスと組み合わせた商品設計ができれば、他社はなかなか真似できないので大きな強みになります。
ポータルサイトとWeb広告を掛け合わせることでどういったメリットがあるのか、特に広告代理店とどう差別化できるかを考えるべきです。
2.代表的な媒体について理解する
何よりもまず、Web広告にはどのような媒体があって、どういう違いがあるのかを把握していないと始まりません。
以下は代表的なWeb広告の媒体の一覧表です。
リスティング広告・ディスプレイ広告・SNS広告・動画広告の特徴や違い、代表的な媒体とその特徴は説明できるようにしましょう。
<参考記事リンク>
ネット広告の種類:ネット広告の種類一覧!課題別の効果の出る手法を解説
リスティング広告:初心者でもわかるリスティング広告とは?費用から運用のやり方まで徹底解説!
ディスプレイ広告:ディスプレイ広告の始め方とリスティング広告との違いを徹底解説!
動画広告:動画広告の効果とは?他の広告との比較や配信媒体別の効果も詳しく解説!【成功事例あり】
Facebook広告:Facebook広告とは?始めるために知っておくべき全知識を解説
LINE広告:【2020年最新】LINE広告(旧:LINE Ads Platform)スタートガイド!費用や効果、CPA相場や設定方法と詳細資料
3.広告媒体を選定する
各媒体の違いを理解したら、広告媒体を選定しましょう。
媒体選定の際の考えるべきポイントとしては、下記が挙げられます。
- 広告主の課題解決ができるか
- ターゲットとなるユーザーに合っているか
- 出稿に必要な素材を用意できるか
広告主の課題解決ができるか
広告主が抱えている課題を解決できるかが一番重要なポイントです。
何よりも集客単価を改善したいのであれば、まずはリスティング広告で獲得見込みの高いキーワードに出稿したり、リターゲティング広告から着手します。
新規の顧客を増やしたいのであれば、ディスプレイ広告などの認知拡大に適した広告を実施するのが良いでしょう。
あるいはリピート率を上げたいのであれば、既存顧客へのリターゲティング広告が有効になります。
このように、広告主が抱えている課題を解決できる媒体選びが大事です。
ターゲットとなるユーザーに合っているか
ターゲットユーザーに合った媒体選びも重要です。
例えばFacebook広告は30代以上のビジネスパーソンに強かったり、TikTokは若年層に特に有効だったり、それぞれの媒体が得意としているユーザーは違っています。
先ほどの一覧表も参考にし、情報を届けたいユーザーに合った媒体を選びましょう。
各媒体の設定可能なターゲティング一覧もまとめていますので、こちらも参考にしてください。
出稿に必要な素材を用意できるか
広告出稿に必要な素材が用意できるかも確認しましょう。
例えば動画広告は素材の用意が難しく大変なので、無理にトライしなくても良いでしょう。
他にもTwitter広告はTwitterアカウントが必要になったり、媒体ごとに必要なものが違っています。
現状実施可能な媒体はどれで、実施不可でも何を用意すれば実施可能になるのかは確認しておきましょう。
4.商品をパッケージ化する
差別化ポイントを決めて、媒体も選定ができたら、最後にその商品をどういう形にして提供をしていくかを決めましょう。
おすすめは、プランを複数用意してパッケージ化することです。
パッケージ化するメリットは、以下が挙げられます。
- 違いが明確で選びやすい(広告主視点)
- 売りやすい(提供側視点)
- ノウハウや知見が溜まりやすい(提供側視点)
こちらはパッケージの例図です。提供価格を2パターン、媒体を2つに絞っています。
広告主ごとに細かく内容を分けていると、工数が掛かりすぎて運用コストがかさんでしまいます。
あらかじめプランを用意しておくことで、両者にとってプラスになります。
実施する内容はもちろんですが、サービス提供範囲(レポートや画像の差し替え回数など)までが明確にできていることが理想です。
ポータルサイトの取り組み事例
最後に、筆者が実際に取り組んだポータルサイトの事例をご紹介します。
株式会社アントレの事例
株式会社アントレは、独立を目指す方に向け、フランチャイズや代理店・商材・事業支援などの募集掲載を行うポータルサイトです。
アントレは広告主の成果アップと自社の売上アップが両立できる商材を求めていましたが、新たにSNS広告を実施し、下記のような結果を得ることができました。
成果を出しながら、売上を伸ばす商材が欲しい
施策:SNS広告の実施
効果:売上が133%成長した広告主
SNS広告の導入によって、5社の売上増加
工数を増やすことなく売上を上げる取組が実現
営業メンバーのITリテラシーの向上
年々さまざまな媒体が生まれ、ポータルサイトの影響力は相対的に低下しています。
しかしそんな状況に逆らうのではなく、そういった新媒体を活用することで売上アップを実現している好事例です。
詳しくは下記をご参照ください。
まとめ
ポータルサイトを運営している企業向けに、自社メディアとWeb広告を組み合わせた、新しい売上向上の施策をご紹介しました。
ポータルサイトがWeb広告を取り扱うことは、ポータルサイト・広告主双方にメリットがあります。
本記事を参考に、Web広告の取り扱いをぜひ検討してください。
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