配送管理システム(TMS)は、荷物の配送プロセスを管理、最適化するためのソフトウェアです。このシステムを利用することで、配送ルートの計画、運送車両の追跡、配送ステータスの更新などが一元的に行えます。
本記事では、おすすめの配送管理システムと選び方のポイントを紹介します。
特に注目度の高い15社については、表形式で料金や機能の違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。
おすすめサービスのピックアップ方法としては、既存のまとめサイト6個分の情報から、紹介されている配送管理システムをスコアリングしました。各サイトで紹介頻度の高いものを登場回数順にまとめなおしているので、本記事を参考にすることで、どの配送管理システムを選べばいいか一目でわかるでしょう。
※スコアリングや掲載している企業情報などは2024年8月時点のものです。
目次
- 配送管理システム(TMS)おすすめ15社
- 1.TUMIX配車計画/株式会社TUMIX
- 2.ODIN リアルタイム配送システム/株式会社オンラインコンサルタント
- 3.LOGI-Cube EXPRESS/株式会社コモンコム
- 4.ONEsLOGI/運送業支援システム/ロジスティードソリューションズ株式会社
- 5.ブッキングブック/株式会社ブッキングブック
- 6.トラックメイト配車Pro/株式会社タイガー
- 7.LYNA 自動配車クラウド/株式会社ライナロジクス
- 8.ULTRAFIX/NECソリューションイノベータ株式会社
- 9.ハコベル/ハコベル株式会社
- 10.トラッカーズマネージャー/株式会社Azoop
- 11.Cariot/株式会社フレクト
- 12.TMS/株式会社Gappa
- 13.配車マスター/ネットロック株式会社
- 14.SmartDrive Fleet/株式会社スマートドライブ
- 15.簡易配車システム/株式会社内田洋行
- 配送管理システム(TMS)の選び方のポイント
- まとめ
配送管理システム(TMS)おすすめ15社
本記事で紹介している15社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。
1.TUMIX配車計画/株式会社TUMIX
【業務と配車の一元管理ツール】中小運送会社のDXなら 「TUMIX配車計画」
- 配車・請求・支払いなど、多数の帳票が連動される
- デジタル配車表や受注一覧などを使い、最新の手配状況をリアルタイムで共有できる
- 自動的に蓄積された履歴情報を、誰でも同じ手順で検索・抽出できる
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | ■配車計画:月額16,800円 ■事務員用ID:月額3,000円 ■乗務員向けスマホアプリ:月額700円 |
主な機能 | ■配車表 ■請求・支払明細 ■実務帳票 ■データ分析 |
導入企業 | 株式会社サンワ、山崎運輸株式会社、本宮運輸有限会社、有限会社森本商事、東邦運輸合資会社など |
導入社数 | 1,300社以上 |
2.ODIN リアルタイム配送システム/株式会社オンラインコンサルタント
ODIN リアルタイム配送システム|口コミNo1の配送システム。配送計画とスマホGPS連動でコスト削減・利益アップ。
- 中小の運送会社に特化している
- スマホのGPS動態管理と配送計画が連動される
- クラウド型なので配送の進捗が把握できる
初期費用 | ■ODIN動態管理:0円 ■ODIN配送計画:165,000円 ■ODINPREMIUM:165,000円 |
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料金プラン | ■ODIN動態管理:月額1,200円 ■ODIN配送計画:月額2,000円 ■ODINPREMIUM:月額2,300円 |
主な機能 | ■位置記録機能 ■パブリックマップ ■自動日報作成機能 ■配送先登録機能 ■車両管理機能 |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 3,000社以上 |
3.LOGI-Cube EXPRESS/株式会社コモンコム
運送管理・配車支援システムなら「LOGI-Cube EXPRESS」
- 請求書様式は、荷主毎に設定できる
- 車両別に経費入力することで、車両別収支を把握できる
- 免許更新対象者リストや年齢・勤続年数を自動で計算
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ■日計表管理 ■日報管理 ■配車支援 |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
4.ONEsLOGI/運送業支援システム/ロジスティードソリューションズ株式会社
- オンプレミスとクラウドの2つから選択可能
- 導入検討時に製品のお試し利用ができる
- 運行収益の把握により適切な経営判断・営業所担当者の業務軽減を実現
初期費用 | ■クラウド:480,000円~ ■オンプレミス:要問い合わせ |
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料金プラン | ■クラウド:50,000円~ ■オンプレミス:要問い合わせ |
主な機能 | ■受注入力 ■運送依頼 ■請求書発行 ■支払書発行 ■データ照会 |
導入企業 | よつ葉乳業株式会社、株式会社日立物流関東、アサダ株式会社、株式会社日立物流首都圏、象印マホービン株式会社など |
導入社数 | 要問い合わせ |
5.ブッキングブック/株式会社ブッキングブック
- カレンダー形式の配車表なので計画状況・空き時間・未配車案件が一目で分かる
- 配車されていない案件は未配案件エリアに表示されるため、配車漏れを防げる
- 3ヶ月経過したら好きなタイミングで利用を停止できる
初期費用 | 0円 |
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料金プラン | ■20台以下:月額40,000円 ■21~30台:月額50,000円 ■31~50台:月額60,000円 ■51~75台:月額65,000円 ■76~100台:月額70,000円 ■101~150台:月額75,000円 ■151台~:要問い合わせ |
主な機能 | ■配車業務 ■セーフティ機能 ■マスタ一括出力 |
導入企業 | 行政書士アフィニティ法務事務所、株式会社昌平、株式会社将栄物流、日本郵便株式会社など |
導入社数 | 要問い合わせ |
6.トラックメイト配車Pro/株式会社タイガー
受注配車システム「トラックメイト配車Pro」:運輸関連システム:製品一覧:トラックメイトのタイガー – 運輸・運送経営を支援するシステムやソフトとデジタコなどの車載器を販売する会社です
- 独自システムにより労務管理の連動など自由度の高い配車業務が可能
- ドラッグ&ドロップするだけで簡単に受注配車処理ができる
- 一度入力したものを、定型データにできる
初期費用 | ■スタンダード:1,430,000円~ ■WAN:2,970,000円~ ■クラウド:220,000円 |
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料金プラン | ■スタンダード:月額0円 ■WAN:月額0円 ■クラウド:月額26,400円 |
主な機能 | ■受注配車処理 ■配車指示 ■集荷指示 ■外部伝票取り込み機能 |
導入企業 | 株式会社丸一物流、株式会社大空リサイクルセンターなど |
導入社数 | 要問い合わせ |
7.LYNA 自動配車クラウド/株式会社ライナロジクス
自動配車システム「LYNA 自動配車クラウド」【無料試用30日】 – 株式会社ライナロジクス
- 完全クラウドタイプの自動配車システムのため、パソコンへのインストールは一切不要
- 距離・時間・人件費などの配車コストを最重要視して計算
- オンラインでのWEBミーティングや、オフラインでの対面サポートが充実
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | ■月額50,000円 |
主な機能 | ■配車計画 ■配送ルート一覧表示 ■帳票出力 |
導入企業 | 株式会社 OKAN、株式会社マンハッタンサービス、株式会社ロジクエスト、株式会社ルーフィ、サンインテルネット株式会社など |
導入社数 | 要問い合わせ |
8.ULTRAFIX/NECソリューションイノベータ株式会社
輸配送管理システム(TMS)ULTRAFIX | NECソリューションイノベータ
- 独自アルゴリズムにより、ドライバーに無理のない効率的な配送計画を自動で立案
- ドライバーの現在地・進捗状況をリアルタイムで把握できる
- アイテム特性や荷崩れしにくい積載方法を計算し、積載率を向上
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ■配車・配送計画 ■輸配送進捗管理 ■運輸管理 ■積付計画 |
導入企業 | 株式会社シーエナジーなど |
導入社数 | 要問い合わせ |
9.ハコベル/ハコベル株式会社
運送手配・物流DXならデジタル物流プラットフォーム ハコベル|物流DXも配送も物流コストを大幅削減
- 配車計画から配車・請求まで、システムを組み合わせて最適化
- 変更がリアルタイムに反映・通知される
- AIによって最適な台数・配送コストを実現
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ■配車計画 ■配車管理 ■動態管理 |
導入企業 | 株式会社サカタ製作所、株式会社東天紅、山田化学株式会社、大東梱包株式会社、日本ロジテム株式会社など |
導入社数 | 40,000社以上 |
10.トラッカーズマネージャー/株式会社Azoop
- 台帳情報や運行管理業務をデジタル化し、業務を効率化
- コストや売上・損益推移などの最新データをいつでも確認できる
- 1社ごとに専属のカスタマーサクセス担当者がサポート
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | ■月額15,000円~ |
主な機能 | ■運行管理 ■整備管理 ■車両管理 ■勤務計画 |
導入企業 | 株式会社ティーエヌ運輸倉庫、株式会社市川環境エンジニアリング、株式会社日東フルライン、アール企画株式会社、有限会社スリーピースなど |
導入社数 | 10,000社以上 |
11.Cariot/株式会社フレクト
- モバイルアプリを起動するだけで、車のデータをリアルタイムで取得できる
- 3秒に1回の同期でライブ中継される
- 指定車両のリアルタイムな位置情報と到着予定時刻を社外関係者に簡単に共有できる
初期費用 | 0円 |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ■エリアマップ ■ドライブビュー ■配送計画 ■車両予約 ■運転日報 |
導入企業 | 北海道車輌運送株式会社、高知第一薬品株式会社、有限会社キャスコジャパン、株式会社エージーハース、東日本急行株式会社など |
導入社数 | 要問い合わせ |
12.TMS/株式会社Gappa
物流会社が提案するクラウド型在庫管理、配送管理システム|Gappa
- 積込や荷卸しなどを全てバーコードで管理し、積み間違い・積み残し・おろし間違いなどの誤配要因を作業単位でチェック
- 配送中も作業進捗を都度更新するため、リアルタイムでの進捗管理が可能
- 大型モニターなどと連携し、配送中の遅れ・配送ミスなどをリアルタイムにワーニング表示する
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ■メールバックの配達・回収 ■進捗管理 ■バーコードで管理 |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
13.配車マスター/ネットロック株式会社
輸配送クラウド管理サービス 配車マスター – ネットロック株式会社 – 共同物流のNETLOC
- ドライバーに専用スマートフォンを持たせることで、リアルタイムでトラックの動きを把握
- 運行計画の立案から実行・モニタリング・改善まで一括で管理できる
- 10台から数千台まで、さまざまな規模に合わせて構成を選択できる
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ■輸配送計画 ■運行計画 ■配送管理 |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
14.SmartDrive Fleet/株式会社スマートドライブ
クラウド車両管理システム SmartDrive Fleet|SmartDrive|移動データプラットフォームで移動の進化を後押しする
- クラウド型の車両管理システム
- 走行履歴や運転スコア機能を活用し、事故リスクの減少やエコドライブを実現
- アルコールチェックに必要な8項目を記録できる
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ■アルコールチェック ■走行履歴 ■車両予約 ■稼働状況 ■運転日報・月報 |
導入企業 | 株式会社郡山製餡、中国電力株式会社、株式会社すいぱと、阪神高速パトロール株式会社、株式会社湘南ベルマーレなど |
導入社数 | 要問い合わせ |
15.簡易配車システム/株式会社内田洋行
配車・配送計画支援システム「簡易配車システム」|物流システム│内田洋行
- 画面上で車両の最適なルートを計算し、稼働時間や走行距離を表示できる
- 配車状況を地図・届先一覧表・時間チャートなどで確認できる
- 荷物の自動分割、使用車両の優先順位付けが可能
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ■自動車両配置 ■ルート計算 ■トリップ追積み機能 ■運賃計算機能 |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
配送管理システム(TMS)の選び方のポイント
配送管理システムを選ぶ際には、いくつか着目すべきポイントがあります。
それぞれについて解説いたします。
業務効率化の機能が備わっているか
配送管理システムに業務効率化のための自動化機能が備わっているか確認をしましょう。
配送計画や進捗管理を自動化することで、人的ミスを減らし、配送時間やコストを適切に分配できるからです。
例えば、配送ルートの自動最適化機能があれば、交通状況や荷物の優先順位を考慮し、効率的なルートを見つけられます。
リアルタイムに状況を把握できるか
リアルタイムで配送状況を確認できるシステムが重要です。
これにより、車両の現在地や配送進捗を把握し、遅延やトラブルに即座に対応できるためです。
例えば、GPS追跡機能を使って、車両の位置を常に確認し、必要に応じて配送ルートの変更も可能です。
拡張性・カスタマイズ性
将来的なニーズに対応できる拡張性やカスタマイズが可能なシステムを選びましょう。
事業の成長や変化に伴い、新しい機能を追加したり、運用の変更に柔軟に対応できるためです。
例えば、サービスによっては配送台数の増加に応じて機能を拡張し、システム全体の運用効率を維持することができます。
まとめ
本記事ではおすすめの配送管理システム(TMS)と選び方のポイントを紹介しました。
配送管理システムは、出荷~配送までの一連の業務を管理するためのシステムです。
システムを導入することで、配送状況をいち早く確認でき、配車・配送計画の最適化などが図れます。
本記事で紹介したサービス情報をもとに、自社で導入する配送管理システムを選んでみてはいかがでしょうか。
参考にしたサイト
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