【最新事例】P-MAX for store goals×Googleビジネスプロフィール対策(ウェビナーダイジェスト)

この記事では、11月25日に開催した「P-MAX for store goals×Googleビジネスプロフィール対策」ウェビナーのダイジェストをまとめました。

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今回のウェビナーは、

  • Google広告の店舗集客に特化した新しい配信手法「P-MAX for store goals」について、メリットや実績紹介
  • 広告配信と合わせてGoogleビジネスプロフィール対策をすることの重要性
  • などをご紹介しています。

旧ローカルキャンペーンからP-MAXに移行し実施条件が緩和されたため、ローカルな企業様でも実施しやすくなりました。

店舗集客を強化したいと考えている企業様や広告代理店様は、ぜひ参考にしてみてください。


P-MAXとは

Google検索、Gmail、YouTubeなどGoogleのあらゆる配信面に自動で広告配信をしてくれるプロダクトです。

2021年11月にローンチされた新しいプロダクトで、複雑な設定や調整がなく1つのキャンペーンからGoogle広告の全ての広告枠に配信することが可能です。

さらに、Googleの機械学習を通して来店確度の高いユーザー、タイミング、配信面、クリエイティブを自動的に選定し広告効果を最適化・最大化してくれます。

P-MAXの種類

配信目的に応じて最適なP-MAXのメニューが分かれています。

今回は、実店舗への来店を促すことを目的とした「P-MAX for store goals」について解説していきます。

店舗来店を目的とするP-MAX for store goals

P-MAX for store goalsとは、Google広告の店舗集客に特化した配信手法です。

元々はローカルキャンペーンというキャンペーンでしたが、2022年8月に自動移行されP-MAXの中の一つのメニューとして新たに加わりました。

配信手法や掲載面は大きく変わっていませんが、配信面ごとにキャンペーンを作成する必要がなく、1つのキャンペーンで様々な広告枠に配信することが可能です。


P-MAX for store goalsのメリット

1つのキャンペーンであらゆる配信面に広告を掲載可能

従来は、掲載を希望する配信面ごとにキャンペーンを作成する必要がありましたが、P-MAXだと1つのキャンペーンだけで、Googleがどの掲載面に配信するかを判断し、自動的に広告配信をしてくれます。

そのため運用工数の削減やGoogleの機会学習を利用した広告配信をすることができます。

来店数の増加を期待できる

Googleビジネスプロフィールを活用し、マップの検索数や通話数を増やすような広告配信が可能です。

AIによる配信自動化のため手離れが良い

画像やテキストなどの広告アセットを一つ設定するだけで、動画・画像・テキストなどのクリエイティブをどこで配信するかをGoogleが判断し調整してくれます。


CPCがたったの10円?!P-MAX for store goalsの実績紹介

P-MAX for store goalsを配信した際の実績をご紹介します。

「CPCが10円」と、かなり安い単価を叩き出しています。

P-MAXはまだまだ競合が少ないこと、配信面が数多くあることでクリック単価が安い配信面を見つけやすいといったこともあり、単価を安く抑えることができます。

上の図では、予算が100万円以上と高い金額で実施した例ですが、10万・20万など低予算でも同じように安い単価で実施することは十分可能です。


Googeのデータを活用して実来店の計測が可能

来店コンバージョン計測の仕組み

Googleアカウントにログインしているユーザーが店舗の広告を閲覧

広告をクリック・閲覧したユーザーが店舗に来店

ユーザーによる実店舗への来店と広告の接触履歴結び付けられる

Google広告で推定値が生成される

来店計測したい場合の条件

来店計測を行うためには一定の条件があります。
①GoogleビジネスプロフィールとP-MAXの連携が行われている
オーナー認証も完了させる必要があります。
②計測に必要なデータが十分にそろっている
来店データを元に最適化が働くため、Googleが定める閾値を超えないと来店計測がされない場合があります。
③Googleが定める配信期間や予算を満たしていること
詳細は以下の通りです。

計測できるデータが十分にない場合や低予算でも配信は可能

機会学習が必要だからこそ、データや予算を準備する必要がありますが、目標や指標によってはデータが十分にない、もしくは低予算の場合でも配信は可能です。

その場合は、目標を来店計測ではなく、Googleマップのルート検索数/電話数などローカルアクションやWeb予約などオンライン上のCVに向けた運用をすることができます。

旧来型のバナー/動画配信との違い

従来型との大きな違いは、店舗来店に特化した自動最適化運用が可能ということです。 

Google機会学習に任せた最適化配信により、従来型配信よりも集客効率も良いです。

その反面、「クリック数を増やしたい」、「認知拡大だけを目的とした配信をしたい」など目的によっては従来のバナー広告や検索広告だけを使った方が良い場合もあります。

また、大量に機械学習をさせる必要があるため、配信メニューによっては効果が出るまで一定時間かかる場合があります。

目的や内容に応じて使うべき広告メニューを広告運用の専門家に相談してから進めましょう。


P-MAX for store goalsの活用方法

ケース別におすすめの活用法をご紹介します。

ケース①
来店のキッカケを作りたいけど、Web広告自体初めてだから何から始めたらいいか分からない・・・

この場合は、ローカル検索広告(GBP必須)やディスプレイ広告がおすすめです。

P-MAXは機械学習をさせる必要があり、効果が出るまでに一定時間かかるので、初めて来店目的で出稿したい場合は従来型の広告メニューを推奨します。

手動で設定する項目が多いのでコントロールしやすく、初動から一定の成果を見込めます。

ケース②
ローカル検索広告をある程度出稿したことがある上で、より来店に繋がる施策を行いたい・・・

この場合は、P-MAX for store goalsがおすすめです。

ローカル検索広告やディスプレイ広告をすでに実施していて、広告アカウントにデータがたまっている状態であれば、P-MAXへの移行がスムーズに行えます。

従来型で配信していた際のデータを活用することが可能です。

目的によってはP-MAXではない広告メニューが良い場合もあるため、広告運用のプロに相談の上実施しましょう。


P-MAX for store goals配信イメージ

各種配信イメージ

下の図がP-MAX for store goalsで配信できる面の全てです。
(左から 検索/マップ/ビジネスプロフィール/ディスプレイ/YouTube/YouTubeホームフィード/Gmail)

Googleビジネスプロフィールの情報をマップやYouTubeなどあらゆる面に配信することが可能で、自動でGoogleビジネスプロフィールのアクションを最大化する戦略を取ってくれます。

Googleマップへの配信は、マップで店舗検索していなくても店舗がある位置にロゴ付きのピンが表示されたり、店舗のGoogleビジネスプロフィールからLPに飛ばすこともできます。

ディスプレイネットワーク広告枠への配信では、LPに飛ばすだけでなくGoogleマップを起動させることも可能です。

掲載面・広告フォーマットが増えることで、ユーザーの検討段階に合致する広告配信が行われ、来店のキッカケを増やせる可能性が高くなります。


P-MAX for store goalsの実施にはGoogleビジネスプロフィールが必須

Googleビジネスプロフィールとは

すでにご存じの方も多いと思いますが、GoogleビジネスプロフィールとはGoogle検索・Googleマップの検索結果に表示される店舗情報の管理や更新ができる無料ツールです。

Googleビジネスプロフィールについての詳しい説明はGoogleビジネスプロフィール(旧称:Googleマイビジネス)とは?の記事をご覧ください。

P-MAX for store goalsを設定する際には、GoogleビジネスプロフィールとGoogle広告との連携が必要です。
連携をするにはGoogleビジネスプロフィールのオーナー登録が必須となります。

オーナー登録については以下の記事をご覧ください。
参考:Googleビジネスプロフィールのオーナー確認方法を解説


P-MAXと同時にGoogleビジネスプロフィール対策をすべき理由

P-MAXと同時にGoogleビジネスプロフィール対策をすべき理由は以下の通りです。
①広告効果を高めることができる
②Googleビジネスプロフィールで取得できるデータを用いて広告効果の検証が可能
③P-MAX for store goalsは競合店舗検索ユーザーにも表示される

①広告効果を高めることができる

P-MAX for store goalsを配信すると認知が高まり、検索数が増加しGoogleビジネスプロフィールの閲覧数も増加します。

Googleビジネスプロフィールの掲載情報を充実化させておくことで来店を促し、広告の効果も高まります。

また、Googleビジネスプロフィールの情報整備・更新をしていくことで検索結果に表示されやすくなったり、P-MAXでも上位に掲載が可能です。

②Googleビジネスプロフィールで取得できるデータを用いて広告効果の検証が可能

計測できるデータが十分にない場合や低予算でも配信は可能」でお伝えした通り、来店計測をしたい場合の条件を満たしていない場合でも、広告の効果検証としてGoogleビジネスプロフィールのデータが使えます。

計測できるデータは以下の通りです。
・検索結果への表示回数
・ルート照会数
・電話数
・ウェブサイトアクセス数

全店舗の日別のGoogleビジネスプロフィールのデータが計測可能ですので、広告配信を開始してどれだけ数値が上がったかを検証・レポートすることができます。


③P-MAX for store goalsは競合店舗検索ユーザーにも表示される

P-MAX for store goalsは、普段「店舗指名」で検索しないユーザーもしくは近隣競合店舗を検索しているユーザーにもP-MAXでGoogleビジネスプロフィールを表示させることができます。

来店確度が高いユーザーにも広告配信し、来店を促すことができます。

Googleビジネスプロフィールの掲載情報を見て来店をやめてしまうといった機会損失を防ぐためにもGoogleビジネスプロフィール対策もしっかりやる必要があります。


P-MAX for store goals配信実績

下の図はGoogleビジネスプロフィールのデータです。
P-MAX for store goals配信中は、GBPの表示回数・アクション数が急増しています。


(赤枠内がP-MAX配信期間です)

また、広告のみではなくGoogleビジネスプロフィールとセットで実施することで集客をさらに強化することができています。


まとめ

P-MAX for store goalsとは、Google広告の店舗集客に特化した配信手法です。(旧:ローカルキャンペーン)

1つのキャンペーンでGoogle検索、Googleマップ、YouYubeなどGoogleのあらゆる配信面に自動配信が可能です。

P-MAXはまだまだ競合が少ないこと、配信面が数多くあることでクリック単価が低い配信面を見つけやすく、「CPC:10円」など単価を低く抑えることができる可能性が高いプロダクトです。

P-MAXの種類の中でもP-MAX for store goalsは唯一Googleマップへの広告配信が可能ですので、広告配信と一緒にGoogleビジネスプロフィールの対策をしておくと良いでしょう。

本記事では、「P-MAX for store goals×Googleビジネスプロフィール対策」ウェビナーのダイジェストをごご紹介しました。

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