BIツールとは、「Business Intelligence」ツールの略語で、会計システムや販売管理システムなどによって蓄積される膨大なデータを、分析し可視化してくれるツールのことです。
複数のシステムやツールに分散しているデータを統合でき、経営者は統合されたデータを見て、経営やマーケティングの迅速な意思決定をできるようになります。
BIツールの導入を検討する場合、
- どのようなデータが出せて、どのように分析できるのか?
- 役に立つデータを出せるか?高額な費用をかけて無駄な分析にならないか?
- データ処理が得意でない社員も、簡単に使うことはできるか?
- 自社で使っているデータベースやシステム、Excelデータ等と連携できるシステムか?
など、比較のポイントが多く、自社にマッチしたツールを選びきるのは大変です。
そこで本記事では、おすすめBIツール21選と選び方のポイントを紹介しております。
特に注目度の高い10選については、表形式で料金や機能の違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。
この記事を読むことで、探す手間をかけずに、自社にぴったりの良質なBIツールを効率的に探せます。
なお、本記事では各BIツールの注目度を客観的に判断するために、「BIツール 比較」で検索し、検索上位に表示された紹介サイト8個を調査し、各サービスを登場回数順にピックアップし、ITreviewのBIツールカテゴリーのレビュー数順にまとめています。
参考:いまさら聞けないBIツールとは?導入前に知っておきたい2つのこと
※本記事に掲載しているレビューはITreviewに許諾を得て掲載しています。
※レビューや評価などは2024年2月時点のものです。
※Leader、High Performerのバッジは、ITreviewで満足度の高い製品にHigh Performerを、満足度・認知度が共に高い製品にLeaderが付与されています。最新の受賞製品一覧はこちら
目次
<比較表>BIツールおすすめ10選
本記事で紹介している10選の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。
1.Dr.Sum/ウイングアーク1st株式会社
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | クラウド版:月額150,000円~ オンプレミス版 |
主な機能 | ・データベース管理 ・高速集計 ・多重処理 ・データ取り込み ・Pythonスクリプト実行 |
連携可能なツール | MotionBoard、Tableau、Power BI、Qlik、ThoughtSpot など |
導入企業 | ダイキン工業株式会社、アマノ株式会社、清水建設株式会社、秋田エプソン株式会社、株式会社りそな銀行 など |
導入社数 | 7,200社以上 |
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
初心者にとって使いやすいデータベース
優れている点・好きな機能
1. データベースの管理ツールであるエンタープライズマネージャーがあるのでSQLやDBを知らない初心者にとっても簡単に使えるデータベースで マニュアルをあまり読まなくても使うことができる
2. EXCELからデータインポートやテーブル作成を容易に実現できるEXCEL EXTRACTORがあり便利、同じウイングアーク1st社の製品であるMotionBoardやsmallDataManagerにも共通して使えるツールなので複数のツールを覚える必要が無いことが初心者に優しい
3. オンプレミスのDr.SumとクラウドサービスのDr. Sum両方が用意されていて利用企業の状況に応じて使い分けができる、例えば海外拠点や社外の関係者がアクセスが必要な場合はクラウド、社内ネットワークのみは同じ使い勝手でオンプレミスなどの使い分けが可能
高速で多彩な機能を備えるDWH
良いポイント
SQLの初心者から上級者まで幅広く対応したツール。ノーコードでの操作も可能なため、初めてSQLを学ぶ方でも手軽に利用開始することができる。また、使いこなせばその機能は非常に深く、高度なデータ分析も可能。テーブルのコピーは簡単かつ高速に行え、「SQL Executor」を使用して本番環境でも安心してSQL操作の練習ができます。当社でも若手社員にも積極的に触れるよう推奨している。
オプションの「Dr.sumConnect」を選択すると、DataSpiderのOEMが利用可能となり、データ集約もノーコードで実現でき活用の幅が広がる。Dr.sumConnectにより、データの前処理もノーコードで自動化できるのも助かっている。
また、WebAPIを利用してデータの出し入れが可能で、Dr.sumConnectと併用することで、他のシステムとの連携もスムーズに行え、データ分析の幅が一層広がる。
※当社はクラウド版を利用
引用元:ITreview
2.MotionBoard/ウイングアーク1st株式会社
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | クラウド版:月額15,000円~ オンプレミス版 |
主な機能 | ・チャート・集計表 ・分析 ・地図機能 ・レポート出力 ・アラート機能 |
連携可能なツール | Salesforce など |
導入企業 | 株式会社清和ビジネス、株式会社メイコー、株式会社木村鋳造所、日本トランスオーシャン航空株式会社、ヤマハ株式会社 など |
導入社数 | 3,100社以上 |
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
リッチなデザインのダッシュボードが作成できる。
良いポイント
特別な知識やコーディングの必要もなく豊富なアイテムや機能によって多角的な分析を行う事が可能となる。Salesforceとの連携により、Salesforce標準機能では実現できないチャートやダッシュボードができる。
Excelデータの表示から簡単に開始
良いポイント
1.Excelの元データを使い列項目の固定で日々、毎月の進捗状況のグラフ化が可能
2.タイムリーに生産実績データを取得して表示する際は、テーブル化と仮想Vieの工夫でMotionBoardに
負荷をかけずに表示が可能引用元:ITreview
3.Domo/ドーモ株式会社
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | ■フリー:0円 ■プリペイド:月額$300 ■エンタープライズ :要問い合わせ ■プライベート:要問い合わせ |
主な機能 | ・データドリブン分析 ・レポート作成 ・予測分析 ・埋め込み分析 ・アラート機能 |
連携可能なツール | Salesforce、AWS、Google Analytics、Zendesk、ORACLE など |
導入企業 | TOPPANホールディングス株式会社、ランスタッド株式会社、KDDI株式会社、 ソニー銀行株式会社、大和物流株式会社 など |
導入社数 | 2,000社以上 |
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
最も使いやすいBI
この製品・サービスの良いポイントは何でしょうか?
アプリを入れなくても、web上で使えることが一番のアピールポイントだと思います。
ビジュアルがキレイで使い勝手が良いです。
数百万レコードのテーブルも動きます。某BIは数十万のレクチャーを受けても使い方が分かりにくいですが
DOMOはレクチャーなしでも自力で他社のクラウドデータとの連携ができ、SQLでデータマートが作れました。
データのリアルタイム反映が良い
良いポイント
自店舗の売り上げ管理、営業データの反映が以前のシステムに比べてリアルタイムで反映される。
文字や数字の羅列だけではなく、見やすいグラフで表示されるので認識化があがった。
データ連動もスムーズでこちらからのデータ反映も早く作業効率もあがる。引用元:ITreview
4.b→dash/株式会社データX
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ・データ加工/統合 ・デシル分析 ・RFM分析 ・顧客管理 ・Web接客 |
連携可能なツール | LINE、kintone、Salesforce、ecforce、shopify など |
導入企業 | 株式会社阪急阪神百貨店、東武鉄道株式会社、株式会社クレディセゾン、生活協同組合コープこうべ、株式会社ルネサンス など |
導入社数 | 600社以上 |
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
非エンジニアでも操作しやすいUI
良いポイント
自社サイトでのデジタルマーケティングの施策を実施する際に、クイックスタートが可能なツール。特に会員データに合わせたシナリオを準備し、メール配信やWeb接客の実装が早いスピード感で実装できる。
施策ごとに提携のレポートや、BIツールによるレポートがあるため、レポート作成業務についてはほぼ必要なくなります。
取り込めるデータについても相当数のレコードを取り込むことは可能なため、大規模サイトでも問題なく稼働すると思います。
MAというより配信ツールになりがち
良いポイント
システム的なバージョンアップは頻繁に行われていてGUIでのデータ(データパレット)やシナリオの扱い、
SQLの使用、外部データの取込み、FTP連携
このあたりについては基幹システムとの連携するうえで良いポイントかと思います。
データパレットではExcelチックなデータ加工ができます。
メール配信に関してメール内にデータの埋め込みや条件分岐ができるため、単なる固定内容のメールではない
柔軟なデータの出し分けができます。
また、Webのアクセスログや配信ログが記録されるため、独自の分析もできると思います引用元:ITreview
5.Yellowfin/Yellowfin Japan株式会社
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ・データ接続 ・レポート作成・共有 ・自動分析 ・自動インサイト機能 ・外部データ接続 |
連携可能なツール | Google Analytics、Salesforce、Facebook、ORACLE、Zendesk など |
導入企業 | 本田技研工業株式会社、株式会社デンソー、株式会社プレコフーズ、三井住友DSアセットマネジメント株式会社、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 など |
導入社数 | me-ru 29,000社以上 |
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
使いやすいBIツール
良いポイント
優れている点
Power BIなども使っているが、Yellowfinが一番使いやすいと感じる。
主に管理職が勤務管理の可視化や分析で使っているが、PCが得意ではない人でも使える。アクセス権の付与なども出来、セキュリティ面でも安心。
JavaScriptI呼出しでレポートを参照できるBIツール
良いポイント
WEBベースでわかりやすいBIツールで、従来EXCEL等で集計していたデータをYellowfinのレポートに移行しています。またJavascriptでWebベースの基幹システムに呼出して連携がとれています。ドリルダウン・ドリルスルーの機能はBIツールでしかできない機能など思います。引用元:ITreview
6.軽技Web/富士電機株式会社
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 軽技Web Version7 ■登録ユーザ・ライセンス:1,980,000円~ ■年間サポート:年額297,000円~ |
主な機能 | ・データ検索 ・レポート作成・出力 ・集計・分析 ・業務自動化 ・外部データ取込 |
連携可能なツール | Box、kintone、FutureStage、風神レポート、ExchangeUSE など |
導入企業 | 京セラ株式会社、ソフトバンク株式会社、リコージャパン株式会社、富士電機株式会社、オルガン針株式会社 など |
導入社数 | 1,500社以上 |
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
希望の数値・項目を簡単に抽出できる
この製品・サービスの良いポイントは何でしょうか?
商品別売上額・粗利額、顧客別注文回数、当年累計売上額、昨年対比売上額など、よく閲覧する数値項目をあらかじめ帳票登録しておけば、好きな時に閲覧およびExcel・CSVに抽出ができる。社内で基幹システム・WMS・各種データベースなどさまざまなシステムを運用しているとそれぞれからデータを抽出・統合する手間があるが、軽技Webにデータを集約するようにしておけば、一括して検索・抽出が可能。データ加工の作業がほぼ無くなり、集計作業時間が5分の1以下に短縮できた。ダイレクトメール発送時の顧客の選定や商品別の販売促進計画、適正在庫数の見直しなど多くの業務で活用している。
軽技Webの利用ポイント
良いポイント
軽技Webの利用を開始して7、8年経過しています。
おすすめポイントは、導入のしやすさと一度クエリーを作成しておけば、専門知識が無くてもデータベースから必要なデータを取得できる点です。
Oracleデータベースと接続していますが、SQL等の知識は要りません。
例えば月次の売上や出荷数など月次、年次データ等の集計データを最低限の値を入力すれば、一般の事務職でも抽出し、エクセルやアクセスなどにインポートでき、自由に加工できます。
定形業務には向いています。
今後も使い続けると思います。
GUIベースなので、試行錯誤しながらも直感的に作れると思います。
アクセスのODBC接続のクエリーとあまり変わらない程度です。
ベンダーからの勧めで導入しましたが、導入するなら、実績の多いベンダーをおすすめします。引用元:ITreview
7.Srush/株式会社Srush
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ・データ基盤構築 ・データ連携 ・データ加工 ・データグラフ化 ・自動分析 |
連携可能なツール | facebook、Google Ads、amazon.com、shopify、Salesforce など |
導入企業 | 日本情報クリエイト株式会社、スマートキャンプ株式会社、株式会社ネクスウェイ、GMOコネクト株式会社、株式会社Anotherworks など |
導入社数 | 要問い合わせ |
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
操作性と柔軟性の高さ
良いポイント
優れている点・好きな機能
・サポートの方が、コードの知識がなくてもまた、深いシステム関係に熟知していなくても対応が親密
・様々な資料のデータ統合・統括・カスタマイズができる
その理由
・サポートとは、定期的な定点観測からの面談/対応を定期的に実施しており困りごとに対しての対応力が高い
・様々な数値を統括/統合できるので、様々な会社のデータ(KPI)を統括することができるので、データ集約しやすい
複数のデータをかんたんに纏めて見れます
良いポイント
GA、Salesforce、スプレッドシートと連携してカンタンに見たいデータを手元で見れます。マーケのCVから受注、売上まで一気通貫で見れるので、CPやチャネルごとのROASも横並びで見れるようになりました。引用元:ITreview
8.Actionista!/株式会社ジャストシステム
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ・データ取込 ・データ集計 ・データ分析 ・レポート作成・共有 ・PDF出力 |
連携可能なツール | 要問い合わせ |
導入企業 | グンゼ株式会社、フェイスラボ株式会社、アイシン高丘株式会社、鳥居薬品株式会社、KDDI株式会社 など |
導入社数 | 要問い合わせ |
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
シンプルで操作性に優れたなBIツール
良いポイント
・機能は必要最低限であるが、全般的に操作性に優れ表示スピードも軽快
特に管理者側のユーザーインターフェースが秀逸
・SQLの知識は不要、ドラッグ&ドロップするだけで、簡単にダッシュボードの作成が可能
サーバーライセンスなので全社での利用に最適です
この製品・サービスの良いポイントは何でしょうか?
サーバーライセンスなので全社で利用するときに高額になりません。色々他社製品も比較しましたが、ユーザーライセンス製品が多く、利用人数が増えるとどうしても高額になってしまいます。DBを直接読み膨大なトランザクションデータで集計しても非常に高速に表示されるのが良いですね。AD連携でADのセキュリティグループでセキュリティー設定できるところも良いです。バージョンアップも簡単にできるので、常に最新版の利用ができます。引用元:ITreview
9.Sisense/株式会社ギャプライズ/Sisense Inc.
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ・データ設計 ・データ連携 ・サーバ構築 ・データ取込 ・データ埋め込み |
連携可能なツール | Salesforce、Evernote、eBay、Gmail、Asana など |
導入企業 | 株式会社マーケットエンタープライス、 Policy Bazaar、Trupanion Inc、エクスペディアホールディングス株式会社 など |
導入社数 | 要問い合わせ |
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
基幹接続と設計がしやすい
良いポイント
基幹等の接続設定やExcelデータなど1つの画面で設定できるので、非常に接続やデータ取込が簡単です。
取込前後でデータ内のテーブルや実数も見えるので、各データのどのコードを共通化して、どの名称を引っ張ってくるといった設計もマウスだけで済んでしまいます。経理の様にシステムに精通していなくても、テーブル内のデータはどういったものかだけ理解していれば、設計を進めていけます。
ダッシュボードも設計したデータのどれとどれを使うかだけ選択すれば、基本的に出来あがるので非常に楽です。ただし、テーブルにないデータ(客単価や粗利率など)はダッシュボードなどで計算式を組み込む必要がありますが、
複雑な場合はSQLの知識があった方が理解しやすいです。(問い合わせなど通じて解決は可能です)
ダッシュボードの種類もテンプレがたくさんあり、散布図やMAPまで利用できるので、通常の分析やグラフ作成では事足りると思います。
高機能でデータ容量も大きいBIツール
良いポイント
入れられるデータ量が多い割に、ダッシュボードの動きが許容範囲内で、「データが多すぎで開けない」という心配がありません。データモデル内で自由にSQLで加工できるため、カスタマイズ性が高く、生データの加工工数がかなり削減できました。
また、ダッシュボード側のウェジェットも計算式などの関数を使えるため、計算式を変えると、生データでは見えない視点が見えてきます。
引用元:ITreview
10.LaKeel BI/株式会社ラキール
初期費用 | 要問い合わせ |
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料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ・データベース構築 ・データ集計・統合 ・データ分析 ・レポート作成・出力 ・Excel連携 |
連携可能なツール | 要問い合わせ |
導入企業 | ミサワホーム株式会社、キリンホールディングス株式会社、サコス株式会社、楽天保険グループ株式会社、株式会社ダイオーズ など |
導入社数 | 要問い合わせ |
このツールのレビュー(ITreviewより抜粋)
データ分析と可視化のプラットフォーム
良いポイント
企業内に散在する様々なデータをこれ一つで集約、分析することができるオールインワンパッケージのBIツールです。テンプレートが豊富で、経営分析や人事定量分析などあらかじめ用意されており、分析業務が初めての社員でも使いやすいです。リアルタイムで高速集計されるため、レポート作成から閲覧までのタイムラグもなく、いつでも最新のデータを閲覧することができます。
デジタルダッシュボードで様々な状態を可視化
この製品・サービスの良いポイントは何でしょうか?
当社では部門別の損益情報から、要員・所定外労働時間・年休といったダッシュボードを用いて、対予算・対前年といった比較対象と共に様々な数字の可視化を行っており、見る方も自分の拾いたい数字を簡単な設定で拾え、とても汎用性の高い製品だと思います。引用元:ITreview
その他おすすめのBIツール
Microsoft Power BI
Tableau
Qlik Sense
FineReoprt
Looker Studio
Zoho Analytics
KiZUKAI
WebFOCUS
Looker
Alteryx Designer
MicroStrategy
BIツールを選ぶ際の3つのポイント
BIツールを選ぶ際は、以下のポイントを基準にして選定しましょう。
- 導入の目的を明確化し、必要な分析機能を見極める
- 実際に利用する人が扱えるUIかどうかを確認する
- 導入済のツールとの連携が可能か確認する
それぞれ解説します。
導入の目的を明確化し、必要な分析機能を見極める
まず、BIツールを導入する目的をはっきりとさせましょう。
どのような使い方をするかによって、自社に合うBIツールは変わってきます。
BIツールの分析機能のパターンは主に以下の3つです。
- 社内に散らばっているデータを統合してダッシュボード化
- 既存データを読み解き、新たな知見を発見するデータマイニング
- 既存データをもとに未来データをシミュレーション
社内の各部署のデータを一元的にダッシュボード化したいのであればダッシュボード機能に強みを持つツール、データを読み解いて新たな知見を得たいのであればデータマイニング機能に強みを持つツールを選びましょう。
実際に利用する人が扱えるUIかどうかを確認する
誰がBIツールを利用するのか、明確化することもポイントです。
利用予定者がBIツールに対してどれくらいの知識を有しているのか、まず確認してください。
たとえ高度なBIツールを導入しても、利用する人にBIツールの知識がなければ、使いこなせないかもしれませんし、最悪の場合BIツールが社内で使われなくなる可能性があります。
BIツールはライセンス方式を導入しているものが多く、多額の予算をかけて導入しても、使わないままでは宝の持ち腐れになってしまいかねません。
そのため、BIツール導入前にはきちんとリサーチし、自社に合ったものを選んでいくようにしてください。
導入済のツールとの連携が可能か確認する
BIツールは基幹系システムとデータ連携ができなければそもそも使用できません。
例えば、SAPのERPなどを利用しているのであればSAPのBIツールの導入を検討します。エクセルでデータ蓄積を行っているのであればエクセルからデータをインポートできるツールを検討する必要があります。
参考:BIツールとは?活用の目的と導入段階で確認したい選び方の2つのポイント
導入前にどんなデータと連携したいのか、データ連携ができるかを確認しましょう。
BIツールに関するよくあるご質問
BIツールの導入を検討中の方に役立つQ&Aをまとめています。
Q.BIツールとは何ですか?
A.BI(ビジネスインテリジェンス)ツールは、企業の大量のデータを集約、分析し、レポートやダッシュボードを通じて洞察を提供するソフトウェアです。
Q.BIツールの主な機能は何ですか?
A.データ集約、分析、レポート生成、ダッシュボード表示、予測分析などがあります。詳しくは提供元にお問い合わせください。
Q.BIツールの料金相場はどのぐらいですか?
A.要問合せの料金体系も多いため全体の相場は不明ですが、Dr.Sum(クラウド版)、MotionBoard(クラウド版)、Domo(プリペイド)を平均すると60,000~70,000円ぐらいの月額料金となります。詳しくは提供元にお問い合わせください。
Q.BIツールによって期待できる主なメリットは何ですか?
A.データ駆動の意思決定支援、効率的なレポート作成、時間とコストの削減、市場動向の迅速な把握などが期待できます。
Q.クラウドとオンプレミスのBIツール、どちらが良いですか?
A.企業のITインフラ、データセキュリティの要件、コスト効率などに基づいて選ぶべきです。クラウドは初期投資が少なく、オンプレミスはデータのコントロールが強化されます。
まとめ
本記事では、BIツールを21種類ご紹介しました。
選ぶポイントは、必要な分析機能・UI・連携ツールを目安にすると良いでしょう。
BIツールを使うことで、これまで膨大な時間をかけて手作業で処理していたものも簡単に処理できるようになりました。
マーケティングやシミュレーションなどの複雑な解析も、BIツールを用いれば有益なヒントを受け取れるはずです。
導入を検討している方は、本記事を参考にさまざまなBIツールを比較して、自社にフィットするものを見つけてください。
広告レポートツール『ATOM』からBigQueryに連携→Googleデータポータルに出力することができる、ATOMの「BigQuery連携機能」について以下の記事で詳しく解説しています。
広告運用されている方で、BigQueryやGoogleデータポータルなどのBIツールを活用したいという方は是非ご一読ください。
参考にしたサイト
【2023年】BIツール比較おすすめ20選 | 機能・料金比較表 | BOXIL Magazine
BIツールの比較12選。機能や活用例、タイプ別の選び方|アスピック
【2023年版】BIツール28選!比較表や最新ランキングも紹介│ITトレンド
【主要6製品】BIツールを徹底比較!導入に失敗しない3つのポイントとは<市場・シェアも解説>│DataManegement Lab(データマネジメントラボ)
BIツール比較14選!おすすめ有名ツール・種類もわかりやすく解説 – SaaS LOG
BIツールとは?おすすめ9選の機能や仕組み、料金を徹底比較
【2023年8月最新】BI(ビジネスインテリジェンス)ツール比較10選 | SFA JOURNAL
【2023年】BIツールのおすすめ13選を比較|各ツールのプラン・費用の一覧表を公開 | 株式会社THE MOLTS
【2023年版】BIツール おすすめ10選を徹底比較(無料あり) – NotePM
【特徴別】BIツールおすすめ17選を徹底比較!特徴や料金からツールの上手な選び方まで詳しく解説│Databeat Marketing Magazine
参考にしたサイト
BIツールの比較12選。機能や活用例、タイプ別の選び方|アスピック
【比較表あり】BIツール比較おすすめ20選 | 機能・料金・選び方を解説 | BOXIL Magazine
BIツール22製品を比較!人気ランキングや選び方も紹介|ITトレンド
BIツールとは?仕組み・機能・料金とおすすめツール比較9選
mybest – おすすめ商品比較サービス
【2024年】BI(ビジネスインテリジェンス)ツール比較11選 | SFA JOURNAL
【2024年版】BIツール おすすめ10選を徹底比較(無料あり) – NotePM
おすすめのBIツール8選を比較して徹底解説|SBテクノロジー採用サイト