【2024年最新版】クラウドファンディングおすすめ38選を比較！種類や選び方も紹介

クラウドファンディングとは、英語のCrowd（群衆）× Funding（資金調達）の造語です。新商品開発やサービス、プロジェクトの始動に際して、Web上の不特定多数から出資を募るもので、近年新しい資金調達の方法として注目を集めています。うまく活用すれば、自社単体では準備が難しい額の資金を調達し、新しい取り組みをスタートすることが可能です。

クラウドファンディングでの資金調達を検討する場合、

購入型や融資型、寄付型などどのタイプか
プロジェクト掲載にどの程度費用がかかるのか
どの程度の規模の資金を集めることが可能か
プロジェクト掲載に関して相談できるサポート体制があるか

など、サイトによっても違いがあり、自社にあったクラウドファンディングサイトを探すのは大変です。

そこで本記事では、クラウドファンディングサイト38選の料金や特徴を、わかりやすく整理してまとめました。

特に注目度の高い15社については、表形式で料金や機能の違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。

クラウドファンディングおすすめ15社比較表

この記事を読むことで、探す手間をかけずに、自社にぴったりの良質なクラウドファンディングサイトを効率的に比較することができます。

なお、本記事では各クラウドファンディングサービスの注目度を客観的に判断するために、「クラウドファンディング　比較」で検索し、検索上位の紹介サイト10個を調査し、各サービスを登場回数順に並べました。ぜひ参考にしてください。

※スコアリングや掲載している企業情報などは2024年3月時点のものです。

＜比較表＞クラウドファンディングおすすめ15社
1.Makuake／株式会社マクアケ
2.CAMPFIRE／株式会社CAMPFIRE
3.READYFOR／READYFOR株式会社
4.kibidango／きびだんご株式会社
5.GREENFUNDING／株式会社ワンモア
6.ENjiNE／株式会社Relic
7.MotionGallery／株式会社MotionGallery
8.FUNDINNO／株式会社FUNDINNO
9.GoodMorning／株式会社CAMPFIRE
10.Bankers／株式会社バンカーズ
11.Crowd Bank／日本クラウド証券株式会社
12.Funds／ファンズ株式会社
13.COZUCHI／LAETOLI株式会社
14.ACT NOW／株式会社ＡＣＴＮＯＷ
15.muevo／株式会社muevo
その他のクラウドファンディング23選
クラウドファンディングサイトの種類
- 購入型クラウドファンディング
- 融資型クラウドファンディング
- ファンド投資型クラウドファンディング
- 株式型クラウドファンディング
- 寄付型クラウドファンディング
クラウドファンディングサイトの選び方
まとめ
- 参考にしたサイト

＜比較表＞クラウドファンディングおすすめ15社

本記事で紹介している15社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。

1.Makuake／株式会社マクアケ

Makuake（マクアケ）｜アタラシイものや体験の応援購入サービス

サイト掲載費用無料でアクセスユーザー数1100万人（四半期集計）に向けて新商品をPRできる
追加費用なしで月平均10,000件掲載にのぼる複数のメディアへのアプローチなどのPRサポートを受けられる
実行者事に担当キュレーターがプロジェクトの設計やPR施策など、プロジェクト成功に向けてサポートしてくれる

料金プラン	掲載費用無料
手数料	18.2％ ※小数点第２位を四捨五入、税込20%、決済手数料込み
成功率	要問い合わせ
利用者数	1100万人以上

2.CAMPFIRE／株式会社CAMPFIRE

クラウドファンディング – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)

資金調達以外にも、販売・PR・ファンづくり・テストマーケティングなどの目的で利用できる
法人だけでなく、NPO、学生団体、自治体や個人に至るまで幅広く利用可能
プロジェクトページの作成時に、ページ構成やリターン設計について専門家のアドバイスを受けられる

料金プラン	初期費用・掲載費用無料
手数料	17％（決済手数料5％含む）
成功率	要問い合わせ
利用者数	400万人

3.READYFOR／READYFOR株式会社

クラウドファンディング – READYFOR(レディーフォー)

日本初のクラウドファンディングサービスとしての10年の実績があるサービス
クラウドファンディング初心者にとってハードルが高いリターン不要な「寄付型」に強い
利用者は無料でREADYFORが蓄積してきたノウハウが詰まった「READYFORサプリ」の閲覧と活用が可能

料金プラン	掲載料無料
手数料	フルサポートプラン手数料17%（うち決済手数料5％）シンプルプラン手数料12%（うち決済手数料5％）フルサポートプラス要問い合わせ
成功率	要問い合わせ
利用者数	120万人

4.kibidango／きびだんご株式会社

Kibidango(きびだんご) : クラウドファンディング型EC

プロジェクト開始前から「プロジェクトの種」という機能で事前にユーザーを巻き込み、認知のための拡散が可能
300件超のプロジェクトを自社でクリエイティブからPRも実施して開催した成功体験からのノウハウを提供してくれる
業界初、クラウドファンディングのプラットフォームをまたいでGREEN Fundingとの同時プロジェクトが可能

料金プラン	プレミアムサポートプラン要問い合わせ
手数料	10％
成功率	80％
利用者数	要問い合わせ

5.GREENFUNDING／株式会社ワンモア

GREENFUNDING

最新テクノロジーのガジェットやアイデア雑貨など、先端の技術を搭載したプロダクトを中心に、アート・エンタメ・スポーツなど幅広いプロジェクトを取り扱う
TSUTAYAグループのネットワークを活用したマーケティング支援をし、蔦屋書店や蔦屋家電などの店舗での展示や販売などのPRが可能
7000万会員を誇るTポイントで支援ができてTポイントもたまる

料金プラン	Standard 初期費用・月額固定費なし Partner 初期費用130万円（税抜）月額固定費なし
手数料	Standard：20％ Partner：13％（それぞれ決済手数料4％含む）
成功率	88％（2020年実績）
利用者数	要問い合わせ

6.ENjiNE／株式会社Relic

クラウドファンディング | ENjiNE

世の中にまだローンチされていない新サービスや新商品のオーナーがプロジェクトを掲載するのに集まる購入型クラウドファンディング
LINE公式パートナーだからこそ実現できる6800万人以上のLINEユーザーの公式アカウントフォロワーにプロモーションが実施できる
日本経済新聞社の運営クラウドファンディングに同時掲載して集客が可能

料金プラン	目標達成型実行確約型いずれも初期費用なし
手数料	要問い合わせ
成功率	80％超
利用者数	要問い合わせ

7.MotionGallery／株式会社MotionGallery

クラウドファンディング – MotionGallery (モーションギャラリー)

アート系のクリエイティブな制作活動における活動資金をファンから直接集め、実行過程を共有しながら1チームとして実現させるクラウドファンディング
All or Nothing方式と、目標未達でも資金調達可能な2種のタイプで資金調達が可能
世界への活動を見据えたプロジェクトは、Indiegogo内の特設ページに掲載し、日米同時に資金調達が可能

料金プラン	コンセプト・ファンディング（All or Nothing方式）プロダクション・ファンディング（目標金額を達成しない場合でもファンディングは実行）
手数料	手数料10% ※うち決済代行手数料5%
成功率	要問い合わせ
利用者数	要問い合わせ

8.FUNDINNO／株式会社FUNDINNO

日本初の株式投資型クラウドファンディング – FUNDINNO

IPO前のベンチャー企業に1口10万円から投資でき、投資する側はNISA・iDeCoに次ぐ節税対策ができるエンジェル税制対象の仕組みが活用できる株式投資型クラウドファンディング
調達開始から最短約2か月で巣千万円から1億円未満までのスピード資金調達を実現
東京都補助助成金制度活用の取扱事業者だから資金調達時に最大400万円が助成される

料金プラン	審査料10万円
手数料	株式及び新株予約権の発行価格の総額の20%（税別）相当額 ※2回目以降の場合は総額の18％（税別）相当額
成功率	要問い合わせ
利用者数	13万人

9.GoodMorning／株式会社CAMPFIRE

社会問題と向き合う人のクラウドファンディング – GoodMorning（グッドモーニング）

社会課題を解決するアイデアを実現するために支援者を集め、関係者みんなで支え合うスタイルのクラウドファンディング
課題解決の実現に向けて少しでも多くの支援金を届けるため、手数料なしで支援金の100％をプロジェクトオーナーが受け取ることが可能
支援者を募るだけではなく、支援者の中から関わってもらえる仲間の募集も可能

料金プラン	要問い合わせ
手数料	手数料0円 ※プロジェクト支援者が支援金の12％（税別）を協力費として負担
成功率	要問い合わせ
利用者数	400万人

10.Bankers／株式会社バンカーズ

Bankers (バンカーズ) | 融資型クラウドファンディング (ソーシャルレンディング)

ファンドを組成して投資家から預かった融資金をもとに事業を行い、支払利息から投資家還元するクラウドファンディング
株や投資信託とは異なり、元本の変動がなく、1口1万円からの運用が可能なため、投資家にはローリスクで投資が可能
ファンド組成に際しては金融のプロが独自の5段階評価でリスクを明示し、審査をクリアした企業のみが融資を受けられる

料金プラン	要問い合わせ
手数料	要問い合わせ
成功率	要問い合わせ
利用者数	要問い合わせ

11.Crowd Bank／日本クラウド証券株式会社

クラウドバンクとは｜クラウドバンク

多彩なテーマの投資案件があり、投資初心者から上級者まで対応する資産運用
日々の値動きや管理手間のなく1万円からの融資で資産運用してもらえ、利息からの分配で着実に資産を育てる体験が可能
証券会社が運用するファンドで、預り金は運営会社の固有財産とは別管理されているので安心

料金プラン	要問い合わせ
手数料	なし ※ファンド組成企業からの手数料は要問い合わせ
成功率	正常運用98％
利用者数	要問い合わせ

12.Funds／ファンズ株式会社

Funds（ファンズ）

企業に資金を貸し出して利息で資産を増やしていくスタイルの資産運用サービス
様々な企業のファンドに投資ができ、中には投資得点としてFunds優待が提供される案件もある
投資家側の手数料はなく、全てのファンドに1円単位で投資が可能

料金プラン	なし
手数料	なし ※ファンド組成企業からの手数料は要問い合わせ
成功率	正常償還率100％
利用者数	要問い合わせ

13.COZUCHI／LAETOLI株式会社

COZUCHI 不動産投資クラウドファンディング

ネットで簡単に1万円からの少額で「短期運用」「中長期運用」の2つのスタイルで不動産投資ができるサービス
優先出資者に優先的な配当がなされるだけでなく、配当利回りも上限なくフェアに利益分配できる「リスクはなるべく低く、リターンはなるべく大きく」を目指した商品設計の短期運用型ファンド
中長期運用型ファンドは、厳選されたファンドから好きなものに投資をしたら、出資金に応じて半年に1回の配当金を得ながらもファンド運用終了時の売却に伴うキャピタルゲインも狙える

料金プラン	短期運用型中長期運用型
手数料	出資や売却に伴う手数料、分配金や償還金の受け取り手数料はなし
成功率	要問い合わせ
利用者数	要問い合わせ

14.ACT NOW／株式会社ＡＣＴＮＯＷ

ACT NOW | クラウドファンディング

北海道をはじめとする地域活性化と自己実現を目指すクラウドファンディング
1度のプロジェクトの資金調達だけでなく、企業支援を通じて北海道発の上場企業を生み出すことを目指しているクラウドファンディング
より多くの人がクラウドファンディングを利用できるよう、一般的に15~20％に設定される手数料を、達成金額の10％と設定している

料金プラン	なし
手数料	達成金額の10%が利用手数料（決済手数料、送金手数料を含む）
成功率	要問い合わせ
利用者数	要問い合わせ

15.muevo／株式会社muevo

音楽クラウドファンディングならmuevo（ミュエボ）

音楽ジャンルに特化したクラウドファンディング
参加したプロジェクトは、企画の過程を活動報告で受け取ることができ、作品の制作過程やライブ公演までの軌跡をアーティストと共有体験することができる
様々なジャンルの音楽やアーティストの企画が公開されており、新しい音楽との出会いや体験が得られるファン参加型クラウドファンディング

料金プラン	クラウドファンディング型 All or Nothing クラウドファンディング型 Flexible 先行販売型 Pre-order
手数料	登録料・掲載料無料
成功率	91％
利用者数	10万人

その他のクラウドファンディング23選

BOOSTER
Unicorn
未来ショッピング
 For Good
CREAL
イークラウド
 A-port
academist
Creema SPRINGS
オルタナバンク（旧SAMURAI FUND）
TECROWD
GIVING 100
わらかどひろば
 COMMOSUS
AG クラウドファンディング
 LENDEX
AngelNavi
ASSECLI
クラウドクレジット
 CAMPFIRE Angels
machi-ya（マチヤ）
CF Angels
Syncable（シンカブル）

クラウドファンディングサイトの種類

クラウドファンディングによる資金調達の特徴は、出資者の多くが商品・サービス・プロジェクトに込められた思いやコンセプトに共感し、資金を提供する点です。中には、見返り（リターン）として、開発された商品本体やプロジェクト実施状況の報告を受け取れるものもあります。

おもに五つの種類があり、出資者へのリターンや資金調達の仕組み、資金調達側の目的が異なります。

購入型クラウドファンディング

購入型クラウドファンディングとは、特定のプロジェクトやイベント、モノ、サービスに対して、パトロンのような形で出資を募る仕組みです。思いやコンセプトに共感したファンが出資するケースが多く、リターンとして支援を受けた商品やサービスを提供します。企業が活用しやすいクラウドファンディングです。

融資型クラウドファンディング

融資型クラウドファンディングとは、Web上で資産運用したい個人から小口の投資を集め、資金を獲得する仕組みです。出資者にとっては低資金からの出資が可能で、低リスクで資産運用ができます。

ファンド投資型クラウドファンディング

ファンド投資型クラウドファンディングとは、リスクが高く大きな利益を狙える事業に対して出資者を募る仕組みです。新しいビジネスや事業を育てたいというマインドの出資者が多く、資金を必要とする企業としては、ベンチャー企業にとってのエンジェル投資家のような存在を見つけるチャンスになります。

株式型クラウドファンディング

株式型クラウドファンディングとは、支援者が企業の株式をリターンとして受け取れるものです。IPOやM&Aを視野に入れる支援者にとって、大きなリターンを与えられるメリットがあります。出資額によっては株主となり、経営に関与できる可能性もあります。

寄付型クラウドファンディング

寄付型クラウドファンディングとは、社会貢献などへの共感を動機として、出資者から災害支援やボランティア活動への資金を募る仕組みです。原則的にリターンはありませんが、プロジェクトによってはお礼として手紙や写真などを受け取れる場合があります。税制上、寄付金に認定されるので、課税されない点も出資者のメリットです。

クラウドファンディングサイトの選び方

各サイトには対象とするクラウドファンディングの種類や、企画から公開までの流れ、手数料などの違いがあります。プロジェクトに合ったサイトを選ぶために、次の6点に着目するといいでしょう。

規模（最大資金調達額、登録支援者数など）
成功率
手数料
資金の受け取り方式
得意とする分野
サポート体制

まとめ

本記事では、クラウドファンディングサイトを38個紹介しました。資金の受け取り方式やサポート体制を含めて、慎重に選びましょう。

クラウドファンディングサイトは国内だけでも多く存在しており、サイトによって特徴やユーザー層、手数料なども違うことから、自分にピッタリのサイトを探し出すだけでも多くの労力を必要とします。

大変ですが、自分のプロジェクトにぴったりのサイトを見つけることで資金調達の成功率は格段に上がります。

達成したい夢への重要な第一歩なので、面倒くさがらずに妥協のないサイト選びをしましょう。

また、資金調達について他の手法も知りたい方には下記記事もおすすめですので、ぜひご参考ください。

参考：起業を成功させる資金調達法12種｜メリット・目的別のおすすめを徹底解説