【2025年最新版】EDR製品おすすめ17選を比較!選び方も紹介

EDR(Endpoint Detection and Response)とは、PCやサーバー、モバイル端末などのエンドポイントにおける脅威を検知し、対処するためのセキュリティ対策ツールです。

EDR製品を導入することで、社内のセキュリティ被害が拡大する前に対処することが可能となります。

本記事ではおすすめのEDR製品と選び方のポイントを紹介します。

特に注目度の高い15社については、表形式で料金や機能の違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。

EDR製品おすすめ15社比較表

おすすめサービスのピックアップ方法としては、既存のまとめサイト9個分の情報から、紹介されているEDR製品をスコアリングしました。各サイトで紹介頻度の高いものを登場回数順にまとめなおしているので、本記事を参考にすることで、どのEDR製品を選べばいいか一目でわかるでしょう。

※スコアリングや掲載している企業情報などは2025年1月時点のものです。


<比較表>EDR製品おすすめ15社

EDRおすすめ15社比較表

本記事で紹介している15社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。


1.Cybereason EDR/サイバーリーズン合同会社

サイバーリーズン合同会社/Cybereason Inc.
Cybereason EDR | サイバーリーズン合同会社

  • AIを活用することで収集した情報に対して悪意のある振る舞いを分析し、リアルタイムで管理者に通知する
  • 簡単な導入で、操作も簡単で利用しやすい
  • 自動解析された結果が時系列でグラフに表示されるため、全体像を即座に把握することが可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能AIを活⽤したリアルタイム検知
秒間800万回のビッグデータ解析
軍事レベルのサイバー攻撃対策
攻撃の全体像を即座に特定
クリックでドリルダウン深堀調査
など
導入企業例オリエンタル白石株式会社
モロゾフ株式会社
I-PEX株式会社など
導入社数要問い合わせ

2.KeepEye®/S&J株式会社

S&J株式会社
EDR(エンドポイントセキュリティ)『KeepEye®』 | S&J株式会社

  • 誰でも簡単に操作できる管理画面を提供
  • 専用のアナリストによる監視サービスと運用サポートを提供
  • ウイルス感染による情報漏洩などの事故を未然に防ぐことができる
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能エージェントで不審な振舞いを検知/防御
マルウェアに関するログの収集/蓄積
管理者向けの管理画面の提供
クラウド上のAIでも不審な振舞いを検知
アナリストによる24時間365日監視
など
導入企業例セガサミーホールディングス株式会社
象印マホービン株式会社
一般財団法人東北電気保安協会など
導入社数要問い合わせ

3.Trend Vision One/トレンドマイクロ株式会社

トレンドマイクロ株式会社
エンドポイントセキュリティ Trend Vision One™ – Endpoint Security | トレンドマイクロ (JP)

  • 不審な動作をリアルタイムで検出し、脅威の兆候を早期に発見できる
  • ネットワーク上またはネットワーク外にある機密データを保護し、最大限の可視性と制御を実現
  • 未知のアプリケーションや不要なアプリケーションがエンドポイントで実行されるのを防げる
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能単一エージェントで多層防御
脆弱性を悪用する攻撃への対策
Windows OSだけでなく、Mac OS、Linuxなど、PC、サーバ、クラウドワークロードで用いられる様々なOSに対応
など
導入企業例Weatherford ISD株式会社
など
導入社数要問い合わせ

4.Cisco Secure Endpoint/シスコシステムズ合同会社

シスコシステムズ合同会社
Cisco Secure Endpoint(旧 AMP for Endpoints) – Cisco

  • 30日間無料で試せる
  • 統一されたビュー、シンプルなインシデント管理、自動化対応済みのプレイブックが利用可能
  • 複数のコントロールポイントにわたり高度なエンドポイント保護を実施し、ビジネスのレジリエンスを確保できる
初期費用
要問い合わせ
料金プラン■Essentials
■Advantage
■Premier
要問い合わせ
主な機能脅威ハンティング
Cisco Vulnerability Management のリスクベースの脆弱性管理
USB デバイス管理
統合型の XDR 機能
Talos 脅威ハンティング
など
導入企業例Ampol 社
Dayton Children’s
Lake Trust Credit Union
マリアン大学
など
導入社数要問い合わせ

5.SentinelOne/SentinelOne Japan 株式会社

SentinelOne Japan 株式会社
SentinelOne Singularity XDR | SentinelOne JP

  • 豊富なAIモデルにより、すべてのエンドポイントとクラウドワークロードの脅威をリアルタイムで自律的に防御、検知、復旧することが可能
  • 中小企業から大企業まで企業の規模に関係なく、導入可能
  • Windows OS、Mac OSなど対応していて、マルチOS環境で一つの管理画面で統合的な管理が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能要問い合わせ
導入企業例JCR ファーマ株式会社
株式会社アンドパッド
SBS ホールディングス株式会社など
導入社数要問い合わせ

6.CylancePROTECT/エムオーテックス株式会社

エムオーテックス株式会社
CylancePROTECT(旧BlackBerry Protect)とは?| LANSCOPE サイバープロテクション

  • 防御率99%(※ 2024年5月Tolly社のテスト結果より)のEDRサービス
  • AIによるマルウェア防御
  • AIによる検知から調査・封じ込め・復旧まで対応
初期費用要問い合わせ
料金プラン月額:200円
主な機能AIによる脅威の予測検知
未知のマルウェアも99%予測検知※・隔離
根本原因分析による侵入経路特定
分離型モデルによるイベント情報収集
導入企業例城西病院
株式会社テラバイト
トムス株式会社など
導入社数要問い合わせ

7.Symantec Endpoint Security/SB C&S株式会社

SB C&S株式会社/Broadcom,Inc.
Symantec Endpoint Security|シマンテックセールスセンター(Symantec)

  • セキュリティにかかるコストの低減を実現
  • 独自のセキュリティ機能によって外部の攻撃からパソコンを保護できる
  • 過去8年間で7回Best Protectionを受賞
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能あらゆる状況に対応できる多重防御
予防に基づいた強固な基盤を構築
ノートパソコン、デスクトップ、携帯電話、タブレット、サーバーを保護
Windows、macOS、Linux、iOS、Androidの保護
など
導入企業例ウィリアムズ・レーシング
など
導入社数要問い合わせ

8.VMware Cloud Foundation/Broadcom Inc.

Broadcom Inc.
Security and Resiliency Solutions | VMware

  • エンドポイントのあらゆる情報の収集が可能
  • 感染端末をリモートで隔離・調査・修復できる
  • SaaS型モデルとして提供しているので、日本リージョンを選択すると国内でデータが保存される
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能脅威情報レピュテーション
脅威インジケーター
サードパーティ攻撃分類
など
導入企業例要問い合わせ
導入社数要問い合わせ

9.Microsoft Defender for Endpoint/Business/日本マイクロソフト株式会社

日本マイクロソフト株式会社
Microsoft Defender for Business | Microsoft Security

  • 30日間無料でお試しができる
  • AI 搭載のエンドポイント保護を使用して、すべてのデバイスのサイバー脅威を自動的に検出して対応できる
  • 最も緊急で最もリスクの高いソフトウェアの脆弱性と構成の誤りを検出、優先順位付け、修復できる
初期費用要問い合わせ
料金プランMicrosoft Defender for Business:¥449ユーザー/月
Microsoft 365 Business Premium:¥3,298ユーザー/月
主な機能企業向け仕様のデバイス保護
脆弱性の管理
簡素化された管理エクスペリエンス
次世代のウイルス対策保護
AI 搭載のエンドポイント検知と応答機能
など
導入企業例Martin & Zerfoss
Kite Technology Group
など
導入社数要問い合わせ

10.Trend Micro Apex One/トレンドマイクロ株式会社

トレンドマイクロ株式会社
Products | トレンドマイクロ (JP)

  • 業界最先端の調査により、他のどのベンダよりも多くの脆弱性を検出できる
  • 脅威の検出、調査、対処を単一のエージェント内で提供
  • 無料の体験版がある
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能AI技術を用いた高度な検出
実行前および実行時の機械学習
高度なマルウェアをより正確に検出
ノイズ除去技術により誤検出を大幅に低減
ふるまい検知や機械学習型の検知
など
導入企業例高砂香料工業株式会社など
導入社数要問い合わせ

11.Deep Instinct/エムオーテックス株式会社

エムオーテックス株式会社
Deep Instinctとは?| LANSCOPE サイバープロテクション

  • 誤検知率0.1%(※Deep Instinct社調べ)で管理ストレス軽減
  • AIを活用することで、従来のアンチウイルスソフトでは検知することができない未知のウイルスについても、予測して防御をすることが可能
  • 1カ月の無料体験が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン年額¥3,600(税抜き)/1ライセンス
(※月額¥300税抜き)
主な機能PC・スマホのウイルス対策を一元的に管理
ディープラーニングを活用した予測防御
さまざまなファイルに対応したエンドポイント多層防御
など
導入企業例株式会社スーパーモリナガ
株式会社ユーエイ
株式会社山元
トムス株式会社など
導入社数1,500社以上

AppCheck/株式会社JSecurity

株式会社JSecurity
ランサムウェア対策セキュリティソフト-AppCheck

  • 万が一ウイルスに感染してもバックアップ・復元機能でデータを元に戻せる
  • 他社のウイルス対策ソフトと併用できる
  • 指定したファイルを定期的にバックアップして、正常なファイルを保護できる
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能毀損行為遮断
ランサムウェアの検知・遮断機能
リアルタイムバックアップ・復元機能
MBR保護機能
エクスプロイトガード機能
など
導入企業例要問い合わせ
導入社数要問い合わせ

13.スーパーセキュリティ for Business/ソースネクスト株式会社

ソースネクスト株式会社
スーパーセキュリティ for Business – 法人向けセキュリティソフト|ソースネクスト

  • 管理しているエンドポイントの状況が一目で認識でき、必要なセキュリティ対策がすぐに把握できる
  • 特定のアプリケーションやwebサイトカテゴリにアクセスさせないようにできる
  • 初期費用、導入費用、サポート費用などは一切かからない
初期費用要問い合わせ
料金プラン1ライセンス:1,980円/年(税別)
主な機能社内外すべての端末をwebブラウザで開くコンソール画面上で管理
スキャンの実行、有効にする機能の選択や設定の変更
部門や所属ごとなどで異なるポリシーを設定
PCごとに個別管理
特定のアプリの実行を制限
など
導入企業例GiG-A株式会社
Enable Resource Group
MEOS itなど
導入社数要問い合わせ

14.Trellix(旧MVISION )EDR/Musarubra Japan 株式会社

Musarubra Japan 株式会社
Endpoint Detection and Response (EDR) | Trellix

  • ガイド付きの調査機能により、頻繁に問題になる疑問点に対して、AIが自動的に回答を提示
  • 脅威の優先度を迅速に判断し、脅威の影響を最小限に抑えることが可能
  • エンドポイントのアクティビティを監視し、不審な動作を検出する
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能エンドポイントのアクティビティを監視
膨大なデータから有益なコンテキスト情報を抽出
自動的なエビデンスの収集と分析
AI を活用した調査機能
など
導入企業例要問い合わせ
導入社数要問い合わせ

15.Sophos Intercept X Endpoint/ソフォス株式会社

Sophos Limited
Sophos Endpoint | Sophos

  • Web、アプリケーション、周辺機器をコントロールにより、攻撃対象領域を縮小し、一般的な攻撃をブロックする
  • 悪意のある暗号化をリアルタイムで阻止し、ビジネスへの影響を最小限に食い止める
  • 攻撃チェーン全体でさまざまな手法を阻止し、ファイルレス攻撃やゼロデイ攻撃にも対応できる
初期費用
要問い合わせ
料金プラン無償版あり
詳細は要問い合わせ
主な機能Web 保護
Web コントロール
データ流出防止 (DLP)
周辺機器 (デバイス) コントロール
サーバーロックダウン
など
導入企業例赤尾商事株式会社
札幌テレビ放送
寿製薬株式会社など
導入社数要問い合わせ

その他おすすめのEDR製品

IIJセキュアエンドポイントサービス/株式会社インターネットイニシアティブ
EXOセキュリティ/株式会社 JIRAN JAPAN


EDR製品の選び方のポイント

数ある中からEDR製品を選ぶ際には、いくつか着目すべきポイントがあります。

それぞれについて解説いたします。

目的に合った製品タイプか

EDRのタイプには複数の種類があるため、自社の目的に合ったタイプかどうか確認をしましょう。

タイプは主に3つに分かれており、それぞれの特徴と適したケースは以下の通りです。

タイプ特徴適したケース
EDRに特化したタイプエンドポイント上の脅威検知と対応に特化しており、詳細な監視やリアルタイムでの脅威対応が可能。攻撃の進行や侵入経路の調査に優れる。既に他のセキュリティソリューションが導入されており、EDRの機能を強化して高度な脅威に対応したい場合。
EDR+EPPに強みをもつタイプEDR機能に加えて、EPP(Endpoint Protection Platform)としてのウイルス対策やファイアウォール機能も提供。エンドポイントの包括的な保護が可能。セキュリティ体制が整っておらず、EDRと基本的なエンドポイント保護の両方を一括導入してセキュリティレベルを向上させたい場合。
端末管理もできるタイプEDR機能に加えて、エンドポイントのリモート管理やパッチ適用などの管理機能を提供。セキュリティと端末管理の一元化が可能。多くの端末が社内外で利用されており、セキュリティと端末管理を一元的に行う必要がある場合。

社内をどのようなセキュリティ体制にしていきたいかを明確にした上で、目的に合ったタイプを選びましょう。

検知精度に問題はないか

検知の精度にも問題は無いか確認をしましょう。

例えばデフォルト機能だけではなく、自社で定義した検知方法を追加・カスタマイズできたり、より多くの脅威を検知できたりするEDR製品であれば、高精度な検知が期待できます。

また攻撃の原因まで分析できるEDR製品であれば、今後のセキュリティ対策も打てるようになります。

検知精度が高いと、早期対応による被害の最小化や、誤検知の減少による効率的な運用を目指せるため、事前にチェックしておくと良いでしょう。

自社に適したシステム環境か

そのEDR製品が自社の環境でも問題なく使用できそうか確認をしましょう。

例えば、EDR製品によって対応しているOSや台数などが異なります。

また、EDR製品を稼働させている際に、自社のネットワークに負荷がかからないかも確認が必要です。

そのため、提供元に対応OSの種類や動作の負荷の度合などを確認しておくと良いでしょう。


まとめ

本記事ではおすすめのEDR製品と選び方のポイントを紹介しました。

EDRは、エンドポイント端末向けのセキュリティ対策ツールです。

サイバー攻撃やマルウェア感染などの脅威を迅速に検知し、社内の重大な被害拡大を防げます。

記事で紹介している情報をもとに、自社で導入するEDR製品を選んでみてはいかがでしょうか。

参考にしたサイト

【2025年】EDRのおすすめ10製品(全46製品)を徹底比較!満足度や機能での絞り込みも
【比較表あり】EDR製品おすすめ12選!機能や選び方、メリットも解説 | ITトレンド
エンドポイントセキュリティ比較15選!EDR・EPP製品をタイプ分け | アスピック|SaaS比較・活用サイト
【2025年最新】EDRおすすめ比較!機能や選び方 | BOXIL Magazine
EDR製品のおすすめ9選!比較表や選定ポイントを徹底解説 | 運用・セキュリティ | お役立ちナレッジ | ビジネスを加速する総合ITソリューション N-PLUS
EDR製品のおすすめ6選を比較!価格・検知率などの比較表と選定ポイント – DXナビ – ITによる業務改革のための情報サイト
EDR製品一覧とその特徴・評判比較【2023年最新版】 | サイバーセキュリティ総研
【12のEDRを比較】情シス目線で選ぶEDR運用ベンダー2選|DEFENDER
【2025年最新比較表あり】EDRでエンドポイントセキュリティを強化! 機能やメリット・デメリットをわかりやすく解説 | SFA JOURNAL