
メールセキュリティシステムとは、メールの送受信時に起きる情報漏えいや不正アクセスを防ぐためのシステムです。
参考:不正アクセスの対策方法とは?主な手口と防止策について解説
しかし、メールセキュリティシステムは機能性も用途も異なるため、どのように選べばいいかわからなくなる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、おすすめのメールセキュリティシステムと選ぶ際に着目するべきポイントを紹介します。
記事を読むことで、適切なメールセキュリティシステムを迷いなく選べるでしょう。
なお、本記事ではメールセキュリティシステムの注目度を客観的に判断するために「メール セキュリティ 比較」で検索し、検索上位に表示された紹介サイト9個を調査し、各システムを登場回数順に掲載しました。
目次
- メールセキュリティソフトのピックアップ[PR]
- メールセキュリティシステムとは
- Symantec Email security.cloud Service/Broadcom Inc./SB C&S株式会社
- m-FILTER/デジタルアーツ株式会社
- IIJセキュアMXサービス/株式会社インターネットイニシアティブ
- FortiMail/Fortinet, Inc./フォーティネットジャパン株式会社
- Clearswift SECURE Email Gateway/Clearswift Ltd/株式会社日立ソリューションズ
- Active! gate SS/株式会社クオリティア
- InterScan Messaging Security/トレンドマイクロ株式会社
- 使えるメールバスター/使えるねっと株式会社
- Barracuda Email Security Gateway/Barracuda Networks, Inc./バラクーダネットワークスジャパン株式会社
- CyberMail/サイバーソリューションズ株式会社
- SecurityGateway/ウェアポータル株式会社
- OneOfficeメールソリューション/株式会社TOKAIコミュニケーションズ
- メールディーラー/株式会社ラクス
- Barracuda Essentials for Email Security/Barracuda Networks, Inc./バラクーダネットワークスジャパン株式会社
- Mudfix/株式会社JSecurity
- メールセキュリティシステムの選び方のポイント3つ
- まとめ
メールセキュリティソフトのピックアップ[PR]
メールディーラー/株式会社ラクス
【公式】メールディーラー|メール・問い合わせの共有管理ができるメーラー
- 社内や組織内でのメール共有・管理機能に強みをもつ
- 添付ファイルの誤送信を検知し、情報漏洩を防止する機能がある
- メール送信・閲覧・出力などは、ユーザーごとに操作権限を細かく設定可能
料金プラン | 初期費用5万円~ 月額3万5,000円~ |
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無料トライアル | あり |
主な機能 | ・ウィルス・迷惑メール対策 ・ファイル形式チェック ・ダウンロード制限 ・添付ファイル自動削除 ・操作権限 |
導入企業 | 弁護士ドットコム株式会社、株式会社アイスタイル、株式会社リンク、株式会社ブイキューブ、株式会社日本アクセス など |
導入社数 | 7,000社以上 |
提供形態 | クラウド |
メールセキュリティシステムとは
メールセキュリティシステムとは、メールの送受信時に起きる情報漏えいや不正アクセスなどから保護するためのシステムです。
情報漏えいや不正アクセスの原因は以下の通りです。
原因 | 特徴 |
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誤った宛先への送信 | 宛先の選択ミスやタイプミスにより、誤った宛先へのメール送信。 |
スパムメール | 迷惑メールや広告メールなど、大量に送られてくる不要なメール。 |
フィッシング詐欺 | 偽のメールを送り付けて、偽造したサイトに誘導し、個人情報を搾取する。ネットバンクやショッピングサイトを装ったメールが多い。 |
マルウェアの感染 | 本文や添付ファイルに悪意あるコードやソフトウェアを仕掛けたメール。受信者が開くと、システムやデータを破壊されたり、盗み取られたりする。 |
こうした危険に対する対策をしておかないと、企業の機密情報が流出したり、金銭的な損失を被ったりするリスクが高まります。
専用のメールセキュリティシステムを導入すれば、こうしたさまざまなリスクから企業の情報資産を守ることができるでしょう。
メールセキュリティシステムの機能
メールセキュリティシステムには、主に以下のような機能が備わっています。
機能名 | 特徴 |
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フィルタリング | スパムメールを検出してブロックする機能。メールの送信元や内容、添付ファイルなどを分析し、スパムと見なされるメッセージを特定してブロックする。 |
ウイルススキャン | メールに含まれる添付ファイルやリンクをスキャンして、ウイルスやマルウェアを検出する機能。 |
自動暗号化 | メールの本文や添付ファイルを暗号化し、第三者にアクセスされないようにする機能。 |
保留機能 | 誤送信を防ぐため、送信されたメールを一定期間サーバーに保留する機能。送信取り消しや、上司の承認を得てからの送信が可能。 |
Symantec Email security.cloud Service/Broadcom Inc./SB C&S株式会社
Symantec Email security.cloud Service|シマンテックセールスセンター(Symantec)
- ウイルスやスパムなどの検知・防御機能に特化している
- 独自開発の人工知能を活用し、スパム検知率は99.9%
- 世界に18か所の拠点があり、災害時もサービス継続性が高いので安心
料金プラン | 要問い合わせ |
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無料トライアル | 要問い合わせ |
主な機能 | ・スパム・ウイルス・マルウェア対策 ・URL保護機能 ・サンドボックス機能 ・URL隔離機能 ・データ保護機能 |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 全世界 約3万2,000社 国内 約500社 |
提供形態 | クラウド |
m-FILTER/デジタルアーツ株式会社
- 送信元を偽装したメール攻撃対策とスパム検知率の高さに強みをもつ
- 信頼できる送信元情報をデータベース化し、送信元の安全性を確認後にメールを受信
- URLリンクや添付ファイルからの感染も確実にブロック
料金プラン | ■クラウド:月額500円 ■オンプレミス版:年額5,000円(500ライセンス購入の場合) ■メーラー版(スタンドアロン型):年額4,800円(500ライセンス購入の場合) |
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無料トライアル | あり(30日間) |
主な機能 | ・メール誤送信対策 ・標的型メール攻撃対策 ・メールアーカイブ機能 ・スパムメール対策機能 ・アンチウイルス・サンドボックス機能 |
導入企業 | 千葉県庁、東京都町田市教育委員会、愛知県春日井市役所、株式会社TTK、株式会社グローバルネットコア など |
導入社数 | 要問い合わせ |
提供形態 | クラウド、オンプレミス、スタンドアロン |
IIJセキュアMXサービス/株式会社インターネットイニシアティブ
- 多層フィルタや複数社エンジンによる攻撃メール対策に強みをもつ
- 複数社のエンジンを活用し、多種多様なウイルス・迷惑メールの判定が可能
- 種類豊富なメールフィルタの中から、複数フィルタを組み合わせ脅威メールをブロック
料金プラン | アカウント平均単価:月額200円~300円 ※詳細は要問い合わせ |
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無料トライアル | あり(1か月) |
主な機能 | ・脅威メールフィルタ ・誤送信対策 ・サンドボックス ・なりすまし対策 ・アーカイブ機能 |
導入企業 | アットホーム株式会社、森永製菓株式会社、住友生命保険相互会社、株式会社仙台銀行、タマホーム株式会社 など |
導入社数 | 2,500社以上 |
提供形態 | クラウド、ゲートウェイ、フルアウトソース |
FortiMail/Fortinet, Inc./フォーティネットジャパン株式会社
- メールのあらゆる脅威の保護に対応した機能をもつ
- 高度な多層型の保護を実施し、スパム検知率は99.7%
- オンプレミス・クラウド・ハイブリッド型など、自社に合わせた運用が可能
料金プラン | 要問い合わせ |
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無料トライアル | あり |
主な機能 | ・スパム・マルウェア検知 ・アーカイブ機能 ・URLクリック保護 ・なりすまし分析 ・サンドボックス |
導入企業 | 京都市、株式会社トヨタシステムズ、アイテック阪急阪神株式会社、金沢大学、株式会社東京精密 など |
導入社数 | 要問い合わせ |
提供形態 | クラウド、オンプレミス、ゲートウェイ、SaaS |
Clearswift SECURE Email Gateway/Clearswift Ltd/株式会社日立ソリューションズ
- 高性能なコンテンツフィルタリングと情報漏洩対策に強みをもつ
- 200種類以上のファイルタイプに対応しフィルタリングを実施
- 機密文書の秘匿化機能では、漏洩してはいけない単語やフレーズを自動削除
料金プラン | 要問い合わせ |
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無料トライアル | 要問い合わせ |
主な機能 | ・コンテンツフィルタリング機能 ・情報漏洩対策 ・誤送信防止機能 ・スパム対策 ・ウイルス対策 |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
提供形態 | ゲートウェイ |
Active! gate SS/株式会社クオリティア
- メールの誤送信防止機能に特化している
- 7つの誤送信防止機能でメールでの情報漏洩を徹底対策
- Microsoft 365、Google、LINE WORKSと連携が可能
料金プラン | ■オリジナル運用プラン(VPSタイプ): 初期費用100,000円、月額500円(1アドレスあたり) ■オリジナル運用プラン(共用タイプ): 初期費用50,000円、月額300円(1アドレスあたり) |
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無料トライアル | あり(60日間) |
主な機能 | ・フィルタリング ・上司承認機能 ・アンチウイルス ・送信メール一時保留 ・TLS確認機能 (PPAP対策) |
導入企業 | ソニービズネットワークス株式会社、ミサワホーム株式会社、レバレジーズ株式会社、東京カレンダー株式会社、トライベック株式会社 など |
導入社数 | 要問い合わせ |
提供形態 | クラウド |
InterScan Messaging Security/トレンドマイクロ株式会社
- スパムメール・フィッシング攻撃・標的型サイバー攻撃への対策に強みをもつ
- トレンドマイクロ社の独自ネットワークを活用し、あらゆるサイバー攻撃に対応
- ビジネスメール詐欺など新たなフィッシング手法へも保護を実施
料金プラン | 要問い合わせ |
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無料トライアル | あり(体験版) |
主な機能 | ・受信メールフィルタ ・スパムメール対策 ・URLクリック保護 ・情報漏えい対策 ・ランサムウェア検出・ブロック |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
提供形態 | オンプレミス、クラウド、SaaS |
使えるメールバスター/使えるねっと株式会社
- ウイルス・スパム撃退率の高さに強みをもつ
- AIを用いた独自のフィルタリング技術により、スパム・ウイルス検出率は99.98%
- 迷惑メールは自社ネットワークに届く前にブロックし、サーバ負担を大幅に軽減
料金プラン | 1ドメイン・300メールアカウントまで ■1か月契約:月額1万1,220円 ■1年契約:月額1万210円 (複数ドメインおよび300メールアカウント以上は要問い合わせ) |
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無料トライアル | あり(14日間) |
主な機能 | ・受信メールスパム・ウイルス対策 ・独自フィルタリングシステム(学習型AI技術) ・新規スパム・マルウェア検出 ・送信フィルタ機能 ・ブラックリストへの登録防止 |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
提供形態 | クラウド |
Barracuda Email Security Gateway/Barracuda Networks, Inc./バラクーダネットワークスジャパン株式会社
- スパム・ウイルスに対する防御機能に特化している
- 受信前のメールに対し12階層に及ぶチェックを実施、安全なメール受信が実現
- 添付ファイルは自動スキャン機能で常に監視し安全性を確認
料金プラン | 要問い合わせ |
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無料トライアル | あり(体験版) |
主な機能 | ・スパム対策 ・ウイルス対策 ・DoS(サービス拒否)攻撃対策 ・サンドボックス ・フィルタリング |
導入企業 | 大阪商工会議所、株式会社カタログハウス など |
導入社数 | 20,000社以上 |
提供形態 | クラウド |
CyberMail/サイバーソリューションズ株式会社
- 安定した環境を求める企業におすすめなメールシステム
- 大規模組織にも導入実績があり、膨大なメール処理とセキュリティの高さが強み
- クラウドやオンプレミスなど、自社に合わせた導入を選択可能
料金プラン | ■100アカウント:初年度 年額32万6,000円、次年度 年額16万3,000円 ■1000アカウント:初年度 年額231万円、次年度 年額115万5,000円 ■3000アカウント:初年度 年額349万8,000円、次年度 年額1,74万9,000円 |
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無料トライアル | 要問い合わせ |
主な機能 | ・アンチウイルス ・アクセス元制御 ・サンドボックス ・ドメイン/ユーザ管理 ・高機能Webメール・チャット |
導入企業 | 第一生命保険株式会社、昭和産業株式会社、アイザワ証券株式会社、株式会社チノー、アイホン株式会社 など |
導入社数 | 20,000社以上 |
提供形態 | クラウド、オンプレミス |
SecurityGateway/ウェアポータル株式会社
- セキュリティ対策機能の種類豊富さに強みをもつ
- 添付ファイル内の文字列も検出可能な強力なフィルタリング機能を搭載
- 自社で使っているメールシステムの種類を問わず導入が可能
料金プラン | ■10-19ユーザー:1ユーザーあたり年額4,500円 ■20-49ユーザー:1ユーザーあたり年額3,500円 ■50-99ユーザー:1ユーザーあたり年額3,000円 ■100-299ユーザー:1ユーザーあたり年額2,000円 ■300-499ユーザー:1ユーザーあたり年額1,000円 |
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無料トライアル | 要問い合わせ |
主な機能 | ・スパム・ウイルス対策 ・添付ファイルフィルタリング ・情報漏えい対策 ・ブラックリスト・ホワイトリスト ・送受信メールログ管理 |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
提供形態 | ゲートウェイ |
OneOfficeメールソリューション/株式会社TOKAIコミュニケーションズ
- あらゆるメール脅威に対するセキュリティ機能をもつ
- さまざまな攻撃を想定したフィルタを用意し、危険なメールをブロック
- ポリシー違反した従業員のメールを一時隔離し、管理者へ報告する機能がある
料金プラン | 要問い合わせ |
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無料トライアル | あり(60日間) |
主な機能 | ・標的型攻撃対策(AI機能、サンドボックス) ・スパムメール対策 ・メールアーカイブ機能 ・メール誤送信対策 ・添付ファイル暗号化 |
導入企業 | 丸大食品株式会社、丸栄工業株式会社、株式会社大建設計、株式会社巴コーポレーション、株式会社大庄 など |
導入社数 | 1,300社以上 |
提供形態 | クラウド |
メールディーラー/株式会社ラクス
- 社内や組織内でのメール共有・管理機能に強みをもつ
- 添付ファイルの誤送信を検知し、情報漏洩を防止する機能がある
- メール送信・閲覧・出力などは、ユーザーごとに操作権限を細かく設定可能
料金プラン | 初期費用5万円~ 月額3万5,000円~ |
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無料トライアル | あり |
主な機能 | ・ウィルス・迷惑メール対策 ・ファイル形式チェック ・ダウンロード制限 ・添付ファイル自動削除 ・操作権限 |
導入企業 | 弁護士ドットコム株式会社、株式会社アイスタイル、株式会社リンク、株式会社ブイキューブ、株式会社日本アクセス など |
導入社数 | 7,000社以上 |
提供形態 | クラウド |
Barracuda Essentials for Email Security/Barracuda Networks, Inc./バラクーダネットワークスジャパン株式会社
- 標的型など高度なサイバー攻撃の対策に強みをもつ
- 複数の高機能な分析エンジンを活用し、検出が難しいウイルスも撃退
- メールはすべてクラウドバックアップと暗号化により、機密情報を保護
料金プラン | 要問い合わせ |
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無料トライアル | あり(体験版) |
主な機能 | ・フィッシング対策 ・マルウェア対策 ・スパムフィルタリング ・DoS(サービス拒否)攻撃対策 ・メール暗号化 |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
提供形態 | クラウド |
Mudfix/株式会社JSecurity
- 従業員のセキュリティ意識向上を目的とする教育・訓練に特化している
- 標的型攻撃メールを疑似体験する訓練を行い、実際の被害を防止する
- 訓練に使うメールテンプレートが豊富で、自社に合わせ柔軟にカスタマイズ可能
料金プラン | 要問合せ |
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無料トライアル | あり(5ライセンスまで) |
主な機能 | ・標的型攻撃メール訓練 ・訓練対象者登録・管理 ・訓練テンプレート ・訓練予約・自動実行 ・訓練結果レポート |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 100,000人以上 |
提供形態 | クラウド |
メールセキュリティシステムの選び方のポイント3つ
メールセキュリティシステムを選ぶ際は、以下のポイントを基準に選定しましょう。
- 導入目的とシステムのタイプが一致しているか
- 動作に問題がないか
- 提供形態が業務環境と合っているか
それぞれについて解説していきます。
導入目的とシステムのタイプが一致しているか
メールセキュリティシステムにはいくつかのタイプに分けられているため、自社の利用目的と一致しているものを選びましょう。
システムは主に以下のタイプに分けられます。
タイプ | 特徴 | 向いている用途 |
---|---|---|
フィルタリングに特化したタイプ | 不正メールの検知に強み。サンドボックス機能や送信元認証(SPF/DKIM/DMARC)に対応。 | できるだけ多くの不正メールを検知したい環境。 |
メールの無害化に特化したタイプ | 添付ファイルやリンクの無害化に特化。Webコンテンツやファイル内の画像にも対応。 | 情報漏えいや不正アクセスを防ぎつつ、アラート作業を軽減したい場合。 |
誤送信防止に特化したタイプ | 誤送信を防止する機能に特化。一時保留やTo/CCからBccへの変換などが搭載されている。 | 送信時の誤送信を防止したい場合。 |
細かい機能面はシステムによって異なりますが、大まかに上記の3つのタイプに分けられます。
そのため、用途にあったタイプから見ることで、スムーズにシステム選びができるようになるでしょう。
動作に問題がないか
システムの動作が安定しており、問題が少ないかどうかを確認することが重要です。
システムによっては、導入中にパソコンの動作が重くなることがあります。
スムーズにセキュリティ対策をするためには、パソコンの動作環境に影響しないシステムである必要があります。
そのため、無料体験版のシステムを実際に導入してみて、問題ないか確認をしましょう。
参考:【2022年最新】セキュリティソフト10選を比較!選ぶ際のポイントも解説
提供形態が業務環境と合っているか
メールセキュリティシステムによって提供形態は異なるため、自社の作業環境と合っているかどうか確認しましょう。
メールセキュリティシステムの提供形態は、主に以下の3つです。
提供形態 | 特徴 |
---|---|
クラウド型 | インターネット上でソフトウェアを起動させるタイプ。手軽に導入がしやすく、初期費用を抑えることができる。 |
エンドポイント | 端末にセキュリティソフトをインストールするタイプ。手軽に導入がしやすいが、端末数が多くなればなるほどコストがかかる。 |
ゲートウェイ型 | メールサーバーの周辺に専用機器を設置するタイプ。複数の保護対象を一元管理することができる。 |
それぞれ構造やメリットは異なりますが、手軽に導入がしやすく、会社以外でも作業ができるクラウド型のタイプを採用しているシステムが多いです。
基本的にクラウド型の導入で問題ありませんが、大企業で複数の端末を一元管理したい場合は、ゲートウェイ型が合う場合があります。
まとめ
本記事では、メールセキュリティの概要とおすすめのシステム、選び方のポイントを紹介しました。
メールセキュリティとは、メールの送受信時に起きる情報漏えいや不正アクセスなどから保護するためのシステムです。
メールの誤送信やさまざまなサイバー攻撃によって、外部への情報漏えいや、金銭的な不利益を被る場合があります。
参考:【2022年最新】サイバー攻撃対策ソフト11個を厳選比較!目的にあったセキュリティソフトの選び方も解説
そのようなリスクを回避するためにも、メールセキュリティシステムの導入が必要となるでしょう。
記事で紹介したシステムを参考に、あなたの会社でも導入を検討してみてはいかがでしょうか。