TVer広告とは?メリット・特徴・費用・始め方をわかりやすく解説

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TVer広告は、TVerのユーザーに加えて、各放送局の自社サービスやシンジケーションサイト(GYAO!など)のユーザーにも配信できる動画広告プラットフォームです。

TVer広告では高精度のターゲティングにより、効果的にTVCMを配信することができます。

※広告会社向け:テレビCM提案の方法

「通常のTVCMでは費用が高すぎる」「もっとターゲットに絞ってTVCMを配信したい」「新しい媒体を探している」という方におすすめの広告メニューです。

本記事では、TVer広告についてメリットや仕組み、費用、出稿の方法を解説致します。

こちらを読めば、自社がTVer広告を扱うべきかを検討し、出稿する場合はどうすればいいかをご理解いただけます。

本記事で紹介しているTVer広告の特徴やメリットなどのまとめ資料を無料で配布しています。こちらもあわせてご覧ください。

完全視聴率90%超え?!TVer広告をはじめるメリットを解説


TVer広告とは

TVer広告をひとことで説明
Tver広告とは、Tverで動画を視聴する際に、TVCMで放送されるようなイメージでスキップ不可の数十秒の広告動画を配信できる広告サービスです。

TVerはもちろんのこと、各放送局の自社サービスやシンジケーションサイト(GYAO!など)のユーザーにも配信ができます。

テレビの視聴の仕方が変わる中で、テレビCMを補完する役割を期待されている広告媒体です。

TVerとは

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引用:TVer

Tverとは、全国の民放各局が協力して運営する一つのプラットフォームから、実際にTV放送された番組を無料で視聴できるサービスです。

まとめると以下の特徴があります。

  • ⺠放テレビ局がひとつになった新しいプラットフォーム。
  • 各局の好きな番組、約400番組以上のコンテンツをすべて無料でSD・PC・CTVに配信。
  • 2021年10月からは地上波と同時配信がスタート。
  • 公式提供動画のため高画質で視聴可能。

昨今、動画サイトなどで違法にアップロードされた動画が急増する中、正規の手順で権利関係をクリアした公式動画コンテンツのみをプラットフォームから期限付き(番組放送終了から約7日間)で無料配信しています。

急増するユーザー数

TVerの利用状況は以下の通りで、ユーザー数が年々増加しています。

  • アプリダウンロード数:4,000万(2021年8⽉15⽇時点)
  • 再生数(Tver単体):2億600万(2021年10⽉時点・株式会社TVer調べ)
  • 月間アクティブユーザー(Tver単体):1,760万(2021年8⽉時点・株式会社TVer調べ_GA)
  • 認知率(Tver単体):64.9%(2021年10⽉時点・株式会社マクロミル調べ)

株式会社スパコロの調査では、Tverの利用率は16.0%で、動画配信サービスのなかではAmazonプライムビデオに次ぐ第二位になっています。

テレビCMと同様に、認知できるリーチ数が非常に多い媒体といえます。

配信先メディア

広告の配信先メディアは以下があります。

  • TVer
  • 各放送局の自社サービス(FODなど)
  • シンジケーションサイト(GYAO!など)

TVer内はもちろんのこと、各放送局のメディアやシンジケーションサイト(GYAO!など)にも配信が可能です。

そのためTVer広告を通じて、多くのTV系動画配信サービスに広告配信することができます。

配信イメージ

配信イメージ
スマートフォン・PC・コネクテッドTV向けに、上図のように配信できます。

TVer広告では広告スキップができないので、動画コンテンツを見るためには必ず広告を視聴することになります。

配信タイミング

配信タイミング
引用:TVer広告

TVer広告では、テレビCMと同様に、番組の内容に即した配信タイミングになっています。

たとえば30分のアニメ放送を例にあげると以下のようになります。

  • プレロール:動画再生前に1本
  • ミッドロール1:オープニングの歌が終わった後
  • ミッドロール2:約10分経過後
  • ミッドロール3:エンディングや次回予告の前後
  • ポストロール:番組終了後に1本

また広告の配信時間は「6秒/15秒/30秒/60秒」のいずれかとなっています。


TVer広告の5つの特徴

Tver広告の特徴は主に以下です。

  • 特徴1.⾼い視聴完了率
  • 特徴2.独自のターゲティングが可能
  • 特徴3.嫌悪感・違和感なく広告が受け入れられる
  • 特徴4.普段あまりテレビを観ないユーザーに届けられる
  • 特徴5.TVCMとの相乗効果でブランドリフトが実現できる

特徴1.⾼い視聴完了率

TVer広告は非常に高い視聴完了率を誇っています。

その理由は、TVer広告にはスキップ機能がなく、表示される動画広告の再生がすべて完了するまで動画の続きが再生されないためです。

デバイス別の広告動画の完全視聴率は以下の通りです。

  • スマートフォン:95.9%
  • PC:96.6%
  • コネクテッドテレビ:96.1%

参考:TVer広告

Youtube広告の視聴完了率は一般的に10~30%程度で、90%を超えることはまずないでしょう。

それだけTVer広告の視聴完了率が高いと言えます。

特徴2.独自のターゲティングが可能

TVer広告では、TVが保有する情報とDMPデータを組み合わせて、独自のターゲティングが可能です。

TVerのアプリなどをダウンロードして初回設定をする際に、事前アンケートとして以下の登録が求められます。

  • 生年月日
  • 郵便番号
  • 性別
  • 好きな芸能人
  • 興味関心のあるジャンルなど

ユーザーが実登録したデータなので、正解率が93.7%(ビデオリサーチ調べ)と高い精度を誇っています。

またこれらの登録内容と実際のコンテンツの視聴状況、さらにDMPのデータを組み合わせることで、独自のターゲティングが可能になっています。

<DMPデータ例>

  • デモグラ:性別・年齢・地域 など
  • 興味関心:外食・グルメ、旅行・レジャー など
  • コンテンツ:ドラマ、バラエティ、アニメ、スポーツ など

特徴3.嫌悪感・違和感なく広告が受け入れられる

TVer広告は、嫌悪感・違和感なく広告が受け入れられやすくなっています

その理由は以下の通りです。

  • テレビ番組に合わせた広告枠構成になっている
  • 安心・安全なコンテンツのみ配信される
  • 厳正な審査を通過する必要がある

テレビ番組に合わせた広告枠構成になっている

第一の理由は、先述の通りテレビ番組に合わせた広告枠構成になっていることが挙げられます。

Youtube広告のように、動画再生中に急に広告が差し込まれるということが少ないので、テレビCMに慣れている人々には違和感なく広告に移行します。

安心・安全なコンテンツのみ配信される

第二の理由は、権利処理済かつ、JIAAのブランドセーフティ基準を満たした安心・安全なコンテンツのみ配信されることが挙げられます。

意図せずアダルトや暴力的なコンテンツなどに広告を配信してしまうことは、近年ネット広告の世界では大きな問題になっています。

TVer広告では、広告主のイメージ低下を招くようなコンテンツがないため、安心して広告配信をすることができます。

厳正な審査を通過する必要がある

TVer広告では、アカウント開設及び広告出稿する際に、業態の審査(アカウント開設時)と広告素材の審査の両方に通過する必要があります。

TVer利用者の利便性を第一に、ユーザーが視聴中のコンテンツとの相性を厳重に審査した上で、競合入札を経て広告が配信される仕組みになっています。

そのため、他の動画広告媒体でよくみられる過激な広告や薬機法などに抵触している悪質な広告が表示されることはありません。

特徴4.普段あまりテレビを観ないユーザーに届けられる

普段あまりテレビを観ないユーザー層に広告を届けられることも、TVer広告の特徴です。

TVerはスマホやPCなどで場所・時間・デバイスを問わず無料で利用できるため、普段テレビを視聴しないローテレ層も利用しやすいサービスです。

TVerユーザーの10人に3人がローテレ層(1⽇あたりのリアルタイムでのテレビ利⽤時間が60分未満)になっています。

そのためTVer広告を活用することで、地上波の見逃し配信など、観たい番組だけを観るためにTVerを利用しているローテレ層にもアプローチすることが可能です。

特徴5.TVCMとの相乗効果でブランドリフトが実現できる

TVer広告はTVCMと併用することで、相乗効果でブランドリフトが実現できます

TVerの公式資料によると、TVer広告だけでもブランドリフト(認知・購買意欲の向上)が得られますが、TVCMと組み合わせることで更なるブランドリフトが実現可能とのことです。

<純粋想起の例(〇〇(サービス)と聞いてどのような企業を思い浮かべるか)>

TVer接触者:4.0%
TVCM接触者:5.0%
TVer×TVCM接触者:9.0%
※2021年2⽉の某社のTVer広告出稿実績より

<助成想起の例(〇〇サービスの中で知っているブランド名)>

TVer接触者:43.0%
TVCM接触者:64.0%
TVer×TVCM接触者:68.0%
※2021年2⽉の某社のTVer広告出稿実績より

上記の例のように、Tver広告とTVCMを併用することで、ブランドの認知向上に相乗効果が得られます。

すでにTVCMを実施している方は素材を流用し、TVer広告で活用してみるのもいいでしょう。
TVer広告のはじめ方は以下の資料にまとめています。費用や出稿方法など詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

参考:【初心者向け】TVer広告の基礎知識


TVer広告の費用

TVer広告は、CPM(広告表示1,000回あたりの単価)で約4円~20円程度、最低出稿金額は50万円というのがおおまかな費用感になります。

広告の時間などによって費用は変わってきます。

ただし、TVer広告の出稿費用はお問い合わせベースとなっているのでご注意ください。


TVer広告の出稿の流れ

TVer広告出稿の流れ
TVer広告に出稿する際には、主に上図の流れとなります。

TVer広告では、業態考査(広告主の審査)と素材考査(広告素材の審査)を通過する必要があります。

広告の入稿については公式のガイドラインを参照してください。

入稿規定
引用:広告入稿規定|TVer広告


まとめ

TVer広告は、TVerや各放送局の自社サービス(FODなど)、さらにシンジケーションサイト(GYAO!など)のユーザーにも配信ができる動画広告です。

TVerはテレビ系の動画配信サービスでは最も使われているアプリで、非常に多くのユーザーにリーチすることができます。

TVer広告の特徴は以下が挙げられます。

  • 特徴1.⾼い視聴完了率
  • 特徴2.独自のターゲティングが可能
  • 特徴3.嫌悪感・違和感なく広告が受け入れられる
  • 特徴4.普段あまりテレビを観ないユーザーに届けられる
  • 特徴5.TVCMとの相乗効果でブランドリフトが実現できる

若年層を中心にテレビ離れが進むなかで、観たい番組だけを観るユーザーが増えており、そうしたユーザーにアプローチできるTVer広告は、TVCMを補完する媒体として今後も伸びていくと思われます。

本記事の内容を参考に、ぜひ実施を検討してみてください。

今回ご紹介しているTVer広告の特徴やメリットなどのまとめ資料を無料で配布しています。こちらもあわせてご覧ください。

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