倉庫管理システム(WMS)とは、倉庫の入荷、在庫、出荷管理などを一元化できるサービスです。
このシステムを導入することで、倉庫作業におけるミスを減らしたり、複雑な業務を効率化できたりなどさまざまなメリットがあります。
本記事ではおすすめの倉庫管理システムと選び方のポイントを紹介します。
掲載している15社については、表形式で料金や機能の違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。
おすすめサービスのピックアップ方法としては、既存のまとめサイト4個分の情報から、紹介されている倉庫管理システムをスコアリングしました。各サイトで紹介頻度の高いものを登場回数順にまとめなおしているので、本記事を参考にすることで、どの倉庫管理システムを選べばいいか一目でわかるでしょう。
※スコアリングや掲載している企業情報などは2024年7月時点のものです。
目次
- <比較表>倉庫管理システムおすすめ15社
- 1.クラウドトーマス/株式会社関通
- 2.ロジザードZERO/ロジザード株式会社
- 3.SLIMS/株式会社セイノー情報サービス
- 4.LIFE-Vision/株式会社東計電算
- 5.ONEsLOGIクラウド/ロジスティードソリューションズ株式会社
- 6.COOOLa/株式会社ブライセン
- 7.Xble/シーオス株式会社
- 8.Air Logi/株式会社コマースロボティクス
- 9.LMS/株式会社セイノー情報サービス
- 10.W-KEEPER/三谷コンピュータ株式会社
- 11.ZIZAIA WMS/株式会社インフォセンス
- 12.AnyLogi/AnyMind Group inc.
- 13.W3 mimosa/株式会社ダイアログ
- 14.タナヨミ/株式会社ロジ・グレス
- 15.RMS/株式会社セイノー情報サービス
- 倉庫管理システムの選び方のポイント
- 倉庫管理システム に関するよくあるご質問
- まとめ
<比較表>倉庫管理システムおすすめ15社
本記事で紹介している15社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。
1.クラウドトーマス/株式会社関通
WMS(倉庫管理システム・在庫管理システム)ならクラウドトーマス | 物流会社が作ったクラウド型のWMS
- 業務フローに対応したカスタマイズやアドオン開発が可能
- アパレル・食品・化粧品など、さまざまな物流現場で利用できる
- PC・スマホ・タブレットがあれば、どこからでも同じデータを確認することが可能
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | ■基本利用料(1~5アカウントまで):月額90,000円 ■追加アカウント料(1アカウント):月額5,000円 ■追加ショップ・荷主料:月額25,000円 |
主な機能 | ■レイアウト作成サービス ■ロケーション作成サービス ■システム導入後業務フロー構築サービス ■データ取り込み設定サービス ■現地レクチャー |
導入企業 | 株式会社豊中食品、株式会社伊藤久右衛門、エクスプライス株式会社、株式会社三好漆器、三誠商事株式会社など |
導入社数 | 1,000社以上 |
2.ロジザードZERO/ロジザード株式会社
クラウドWMS ロジザードZERO|倉庫の在庫管理ならおまかせ
- 導入まで最短1ヶ月
- 幅広い業種・商材に対応
- 定期的なバージョンアップにより常に最新機能が使える
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ■商品管理 ■在庫管理 |
導入企業 | 株式会社クボタ産業、株式会社ブレーン、株式会社サードウェーブ、株式会社ムービング、コーナン商事株式会社など |
導入社数 | 要問い合わせ |
3.SLIMS/株式会社セイノー情報サービス
- リアルタイムで作業進捗を管理できる
- 全国の西濃運輸の物流センターでも稼動
- 運用機能だけでなく、管理部門向けの運営機能も充実
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | ■クラウド型 ・スタンダード:月額49,800円~ ・プロフェッショナル:月額140,000円~ ・プレミアム:要問い合わせ ■オンプレミス型:要問い合わせ |
主な機能 | ■入荷管理 ■出荷管理 ■在庫管理 |
導入企業 | アドレス通商株式会社、月桂冠株式会社、株式会社明治、西川株式会社、大同興業株式会社など |
導入社数 | 400社以上 |
4.LIFE-Vision/株式会社東計電算
生活用品・日用品・生活雑貨物流をトータル管理、生活用品向け物流WMSシステム
- ドラッグストアやホームセンター・ディスカウントストア向けの倉庫管理システム
- フリーロケーションにより空きスペースを有効活用するため、保管効率が向上
- ダブルトランザクションでのロケーション管理でピース比率の高い出荷にも対応
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ■入荷管理 ■出荷管理 ■出荷期限管理 |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
5.ONEsLOGIクラウド/ロジスティードソリューションズ株式会社
- 在庫状況をあらゆる視点からグラフィカルに一覧化
- 倉庫内作業の人員配置最適化を実現
- ハンディターミナルは1台からレンタル可能
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | ■月額70,000円~ |
主な機能 | ■在庫管理 ■入出荷作業進捗管理 ■出荷ステータス別進捗管理 ■入庫管理 ■出庫管理 |
導入企業 | よつ葉乳業株式会社、株式会社日立物流関東、アサダ株式会社、株式会社日立物流首都圏、象印マホービン株式会社など |
導入社数 | 要問い合わせ |
6.COOOLa/株式会社ブライセン
COOOLa|豊富な機能のWMS・クラウド型倉庫管理システム
- 国内・海外、業種を問わない豊富な機能により、最適なWMSの導入が可能
- システム会社の手掛けたシステムのためカスタマイズ工数が大幅に削減
- 導入後の疑問や課題には専門スタッフがサポート
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ■入出荷・入出庫 ■庫内管理 ■加工登録 ■棚卸管理 ■請求書作成 |
導入企業 | 株式会社DNPコアライズ、昭文社ホールディングス、株式会社オートバックスセブン、株式会社サンリツ、フェニックスダーツジャパン株式会社など |
導入社数 | 要問い合わせ |
7.Xble/シーオス株式会社
- 短期間・完全従量制で導入できるSaaS型にて提供
- 従量課金で使った分だけの支払いなので安心
- 業務にあわせて必要な機能を選択できる
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ■入荷管理 ■出荷管理 ■在庫管理 |
導入企業 | 安田倉庫株式会社、SBSロジコム株式会社など |
導入社数 | 要問い合わせ |
8.Air Logi/株式会社コマースロボティクス
クラウドWMS|AiR Logi(エアロジ) は1400社利用中の在庫管理・倉庫管理システム
- 導入工事は一切不要で最短5日で導入可能
- 柔軟なカスタマイズに対応
- 全ての業務にハンディーターミナル検品を導入
初期費用 | ■3PL倉庫プラン:35,000円 ■ショッププラン:35,000円 ■オプション(ユニット):要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | ■3PL倉庫プラン:月額10,000円~ ■ショッププラン:月額30,000円~ ■オプション(ユニット):要問い合わせ |
主な機能 | ■商品・在庫コード管理 ■在庫区分管理 ■ロット管理 ■消費期限管理 ■シリアル管理 |
導入企業 | FCASE株式会社、株式会社コア・コンピタンス、株式会社REMINE、株式会社共栄物流サービス、株式会社リーヴオンなど |
導入社数 | 1,400社以上 |
9.LMS/株式会社セイノー情報サービス
- 点在する物流情報を一括管理
- リードタイムが長く、調整の難しい輸出入計画のサポート
- 物流トータルコスト削減と同時に、CO₂の削減も実現
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ■出荷計画 ■輸配送計画 ■在庫統合管理 ■物流進捗管理 ■物流費管理 |
導入企業 | アドレス通商株式会社、大同興業株式会社、株式会社明治、西川株式会社、オカモト通商株式会社など |
導入社数 | 要問い合わせ |
10.W-KEEPER/三谷コンピュータ株式会社
- 120を超える機能により倉庫内の様々な業務をサポート
- 入荷期限・出荷期限の設定が可能
- ピッキングや入出荷の進捗状況をリアルタイムに把握できる
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ■拠点間移動 ■賞味期限・ロット管理 ■帳票修正 ■ロケーション管理 ■作業進捗管理 |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
11.ZIZAIA WMS/株式会社インフォセンス
- 使用する人数や拠点数が増えても、追加費用がかからない
- 可変型のスタンダード機能の導入により、さまざまな業種・業態に対応
- 複数荷主・複数拠点の在庫情報を一元管理
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ■入荷機能 ■出荷機能 ■在庫管理 ■分析管理 |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
12.AnyLogi/AnyMind Group inc.
AnyLogi(エニーロジ)| グローバル物流プラットフォーム
- 機能的かつ直感的な操作性の管理画面
- 当日はもちろん、土日祝日出荷にも対応
- 管理画面で入出荷・在庫などの状況をリアルタイムで確認できる
初期費用 | 0円 ※月500件出荷未満の場合、システム利用費25,000(税別)がかかる |
---|---|
料金プラン | ■入庫料:20円 ■保管料:6,600円 ■国内配送料 ・ポスト便:230円~ ・60サイズ~:520円~ ■海外配送料:+500円 |
主な機能 | ■送り状発行 ■集荷依頼 ■返品対応 ■インボイス発行 |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
13.W3 mimosa/株式会社ダイアログ
「ロジスティクス」×「IT」をベースに総合物流ソリューションを | 株式会社ダイアログ
- 標準機能は150を超える
- 表計算ソフトに近いデザインを導入しているため、初めてシステムに触れる人にも易しい
- 各種外部システムサービスとの連携も可能
初期費用 | 200,000円 |
---|---|
料金プラン | ■ライトプラン:月額37,500円 ■スタンダードプラン:月額62,500円 ■定額プラン:年額1,000,000円 |
主な機能 | ■在庫管理 ■入荷管理 ■出荷管理 ■ダッシュボード機能 ■在庫予測機能 |
導入企業 | 三菱商事ロジスティクス株式会社、名正運輸株式会社、株式会社ケイシイシイなど |
導入社数 | 要問い合わせ |
14.タナヨミ/株式会社ロジ・グレス
- 端末のレンタルから請負サービスまでサポート
- 事業に合わせてカスタマイズ可能
- 在庫の見える化データをリアルタイムで共有できる
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | ■月額10,000円~ |
主な機能 | ■入荷処理 ■出荷処理 ■帳票発行 ■在庫管理 ■棚卸管理 |
導入企業 | 要問い合わせ |
導入社数 | 要問い合わせ |
15.RMS/株式会社セイノー情報サービス
- 業務システムの情報を、ロボット側システムへ連携可能
- 複数の自動倉庫システムを統合管理
- 業務シーンに合ったロボットを選択することにより、業務全体の生産性の向上を実現
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
料金プラン | 要問い合わせ |
主な機能 | ■マップ管理 ■ロボット管理 ■作業計画 ■ユーザー管理 |
導入企業 | オカモト通商株式会社、株式会社にんべん、丸栄ニューウェーブ株式会社、株式会社ゲオホールディングス、株式会社ユナイテッドアローズなど |
導入社数 | 要問い合わせ |
倉庫管理システムの選び方のポイント
倉庫管理システムを選ぶ際には、いくつか着目すべきポイントがあります。
それぞれについて解説いたします。
自社の業務フローに合った機能が備わっているか
自社の業界や業種、業務内容に適した機能が搭載されているか確認をしましょう。
異なる業界や業種によって、必要とされる機能は大きく変わります。例えば、ロット追跡や温度管理など、特定の機能が必要な場合があります
自社の具体的な業務プロセスに必要な機能が備わっているか、事前に確認することが重要です。
柔軟にカスタマイズができるか
自社の状況に合わせて柔軟にカスタマイズができそうか確認をしましょう。
倉庫管理システムによっては、個別で開発ができる場合があります。
業界や業種はもちろん、企業の規模などによって対応できるシステムは異なってきます。
もし今後、企業や事業の規模が変わる可能性が十分ある場合、その時の状況に合わせてカスタマイズができるシステムを選ぶようにしましょう。
倉庫管理システム に関するよくあるご質問
倉庫管理システムの導入を検討中の方に役立つQ&Aをまとめています。
Q.倉庫管理システムを導入するメリットは?
A.倉庫管理システム(WMS)は、在庫の可視化、効率的な倉庫スペースの利用、作業時間の短縮などを実現できます。これにより、在庫管理の精度が向上し、誤配送や欠品のリスクが減少します。
Q.倉庫管理システムで対応できる業務は?
A.倉庫管理システムは、入出庫管理、在庫管理、ピッキング、棚卸、配送管理など、倉庫業務の全体に対応しています。これにより、手作業によるミスや在庫の誤差を減らすことができます。
Q.多拠点倉庫での在庫管理に対応しているか?
A.倉庫管理システムの中には、複数の倉庫拠点を統合管理できるものもあります。これにより、リアルタイムでの在庫状況の把握や、各倉庫間の在庫の移動がスムーズに行えます。
Q.倉庫管理システムで在庫管理を改善できる?
A.倉庫管理システムを導入することで、在庫データのリアルタイム更新が可能になり、在庫の把握が正確になります。これにより、余剰在庫や欠品を防ぎ、効率的な在庫管理が実現します。
Q.システムを導入した際の教育やサポート体制はどうか?
A.導入後のサポートや従業員向けのトレーニングが充実しているシステムを選ぶことが重要です。操作が難しいシステムの場合、使いこなせなければせっかくの投資が無駄になる可能性があります。
まとめ
本記事ではおすすめの倉庫管理システムと選び方のポイントを紹介しました。
倉庫管理システムは倉庫作業に関する情報を一元化できるサービスです。倉庫作業の人的ミスの削減や効率化を図ることができる便利なサービスになります。
ぜひ本記事で紹介したサービスの情報をもとに、導入する倉庫管理システムを選んでみてはいかがでしょうか。
参考にしたサイト
倉庫管理システム(WMS)18製品を比較!自社に適した選び方も徹底解説|ITトレンド
【2024年最新版】おすすめのWMS(倉庫管理システム)12選比較!|【2024年最新版】おすすめのWMS(倉庫管理システム)12選比較!
倉庫管理システム比較14選!|選び方をわかりやすく紹介【比較表付】|アスピック
【2024年】倉庫管理システム(WMS)のおすすめ10製品(全22製品)を徹底比較!満足度や機能での絞り込みも