【2024年最新版】クラウドERPおすすめ15選を比較!選び方も紹介

クラウドERPとは、会計や在庫管理、人事などの様々な業務プロセスを統合し、クラウド上で管理するためのシステムです。

従来のERPはオンプレミス型が主流でしたが、柔軟にカスタマイズがしやすく、導入コストも抑えられたクラウド型のERPが増えてきました。

そこで今回は、おすすめのクラウドERPサービスと選び方のポイントを紹介します。

紹介している15社については、表形式で違いが比較できる一覧表をご用意していますので、以下よりぜひダウンロードしてご活用ください。

クラウドERPおすすめ15社比較表

なお、重要なポイントを客観視するために紹介サイト8個の調査をし、スコアリングした結果を元にご紹介します。出現頻度が高い順に紹介しますので、この記事を読むだけで効率的にクラウドERPを選べられるでしょう。 

※スコアリングや掲載している企業情報などは2024年2月時点のものです。

目次


<比較表>クラウドERPおすすめ15社

本記事で紹介している15社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。


1.GRANDIT miraimil/GRANDIT株式会社


統合型クラウドERP【GRANDIT miraimil】

  • 商社・卸売業、サービス業向けで手軽に利用ができるシステム
  • 経理や販売など主要な11種類の業務機能がワンパッケージになったサービス
  • 1つのデータベースに統合され、高度な経営分析が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能販売機能
管理会計
経営分析機能
収支管理
進捗状況管理など
導入企業エフ・アイ・ティー・パシフィック株式会社 など
導入社数1,400社以上

2.OBIC7/株式会社オービック


オービック

  • コンサルティングからシステム企画、導入後のサポートとサービスまでを自社一貫で提供
  • 業種別、部門別にサービスを展開し会計情報を主に業務システムと連携が可能
  • 250業種のシステム構築や業務改善の実績があり、幅広い業界・業種に対応が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能管理会計
外貨管理
生産管理
BIツール
税務申告など
導入企業要問い合わせ
導入社数25,000社以上

3.クラウドERP ZAC/株式会社オロ


クラウドERP ZAC | 業務を効率化し、人と時間を味方に | 株式会社オロ

  • 案件・契約・プロジェクト単位で業務進行する業種向けのクラウドERP
  • 各部署で入力したデータを他部門とも共有・連携が可能
  • 未対応の業務や処理などアラート機能で警告として表示されるため抜け漏れを解消できる
初期費用100,000円
料金プラン要問い合わせ
主な機能プロジェクト管理
販売管理
購買管理
勤怠管理
経費管理など
導入企業株式会社ネオマーケティング
AZAPAエンジニアリング株式会社
株式会社JALインフォテックなど
導入社数950社以上

4.Oracle NetSuite/日本オラクル株式会社


クラウドERP、財務会計、CRM | NetSuite (ネットスイート)

  • 50ヵ国以上の税制度と190以上の通貨・為替レートに対応が可能
  • コアプロセスの自動化と、業務パフォーマンスのリアルタイムな可視化を実現
  • 1つのソリューションで複数の子会社、事業部門、法人の管理が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能財務管理
在庫管理
注文管理
倉庫管理
調達など
導入企業株式会社チームスピリットなど
導入社数37,000社以上

5.マネーフォワード クラウドERP/株式会社マネーフォワード


企業の成長にあわせてシステムを選択 – マネーフォワード クラウドERP

  • 会計から人事労務までバックオフィス全体を一元管理し、手作業の自動化を実現
  • 「つながる」ことを意識したシステム設計で幅広く他社システム、銀行金融システムなどと連携が可能
  • 企業の成長に合わせシステムを組み合わせて使えるコンポーネント型
初期費用要問い合わせ
料金プラン・IPOを目指す企業向け
・中堅〜上場企業向け
各プラン:要問い合わせ
主な機能販売管理
在庫・購買管理
ワークフロー
アクセス管理
ログ管理機能など
導入企業株式会社藤井大丸
株式会社トリドリ
ランサーズ株式会社など
導入社数100,000社以上

6.Microsoft Dynamics 365 Business Central/日本マイクロソフト株式会社


Dynamics 365 Business Central | 製品/サービス|株式会社パシフィックビジネスコンサルティング

  • リアルタイムデータを活用し海外進出をする日本企業のため最適化された中小企業向け統合型ERP
  • 本社内だけでなく小会社や海外拠点のデータも本社から一元的にコントロールが可能
  • 各国の商習慣や税制にも柔軟な対応が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能販売管理
仕入管理
在庫管理
生産管理
プロジェクト管理など
導入企業Orbeay株式会社
田中科学機器製作株式会社
旭化成メディカル株式会社など
導入社数要問い合わせ

7.SAP Business ByDesign/SAPジャパン株式会社


SAP Business ByDesign | 中堅企業向けクラウド ERP

  • 27か国の言語や世界42か国の税制度や習慣に対応が可能
  • 販売から購買、製品管理など一連の業務を一元的に統合されたソリューション
  • リアルタイム分析機能により収益の効率化を実現
初期費用要問い合わせ
料金プランセルフサービスユーザー:月額3,224円
コアユーザー:月額16,925円
上級ユーザー:月額30,787円
主な機能財務・管理会計
キャッシュフロー管理
マーケティング
勤怠管理
給与計算など
導入企業株式会社フソウ
ライオン株式会社
株式会社味の素グループなど
導入社数要問い合わせ

8.Reforma PSA/株式会社オロ


Reforma PSA | クリエイティブ業のための案件管理システム | 株式会社オロ

  • 必要な機能を必要な数だけ、成長に合わせ利用が可能
  • 業務管理をシステムで一元化でき業務の抜けや漏れの解消を実現
  • 正確なデータを様々な集計軸でレポーティングができタイムリーな数値を把握できる
初期費用0円
料金プラン販売:月額6,000円
購買:月額2,000円
勤怠:月額300円
経費:月額300円
セキュリティOP:月額300円
主な機能販売管理
購買管理
勤怠管理
経費管理
プロジェクト管理など
導入企業株式会社Alice
クレアテック株式会社
株式会社クリエイティブアローズなど
導入社数400社以上

9.Oracle Fusion Cloud ERP/日本オラクル株式会社


Enterprise Resource Planning(ERP) | オラクル | Oracle 日本

  • 必要なモジュールを柔軟に組み合わせることができ段階的な導入にも対応が可能
  • 事業に関わるすべてのデータを統合して管理が可能
  • 法改正など環境変化への対応が素早い
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能購買管理
予測分析
サプライチェーン管理
リスク・コンプライアンス管理
予算管理など
導入企業Dropbox, Inc.
GoBrands, Inc.
FedEx Corporationなど
導入社数要問い合わせ

10.HUE/株式会社ワークスアプリケーションズ


大手企業向けERP「HUE」|株式会社ワークスアプリケーションズ

  • 会計・販売管理、購買管理など幅広くカバーできるサービス
  • クリックのみで帳票や分析レポートの作成が可能
  • グローバルビジネスを推進し多言語・世界各国の法改正に対応が可能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能財務会計
在庫管理
管理会計
プロジェクト管理
経費精算など
導入企業森永乳業株式会社
小田急電鉄株式会社
株式会社ヤナセなど
導入社数2,200社以上

11.SMILE V Air/株式会社大塚商会


クラウドSaaS型基幹業務システム SMILE V Air | 大塚商会のERPナビ

  • ニーズに応じて単体利用も、各モジュールと一体運用も可能
  • 脆弱(ぜいじゃく)性診断という定期チェック(人間が健康診断を受けるようなもの)を行うことで長く安心して利用ができる
  • 場所を選ばず自宅や外出先から自由にアクセスが可能
初期費用要問い合わせ
料金プランエコノミー
ベーシック
スタンダード
スタンダードプラス
プレミアム
各プラン:要問い合わせ
主な機能売上
仕入・在庫
着荷・検収
指定請求書
営業所管理業務など
導入企業要問い合わせ
導入社数要問い合わせ

12.ProActive/SCSK株式会社


ProActive C4とは | クラウドERP ProActive-SCSK

  • 業界・業種を問わずすべてのITサービスをワンストップで提供
  • 要望や市場ニーズ、世の中の環境変化に合わせ様々なサービスと連携が可能
  • 開発から導入、保守までを一貫して対応でき日本の商習慣に適した豊富な機能
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能会計管理
人事管理
給与管理
経費管理
勤怠管理など
導入企業グリーンスタンプ株式会社
株式会社クボタ
ハナマルキ株式会社など
導入社数8,000社以上

13.freee統合型ERP/フリー株式会社


freee統合型ERP – 案件管理から入金・支払い管理まで1つのシステムに統合

  • 人事・販売・会計を統合し一気通貫して利用が可能
  • 一度入力した情報が自動連携され情報の転記ミスや漏れの解消を実現
  • 案件ごとの知りたいデータがグラフ・図形で可視化され一目瞭然で把握できる
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
主な機能情報自動連携
グラフ・図形化
情報共有
書類発行
法改正対応など
導入企業株式会社ハウテレビジョン
株式会社Voicy
株式会社エコプラスなど
導入社数要問い合わせ

14.Clovernet ERPクラウド/NECネクサソリューションズ株式会社


Clovernet ERP クラウド | NECネクサソリューションズ

  • 販売・会計・勤怠のバックオフィス業務をオールインワンに管理が可能
  • 成長に合わせ段階的な導入が可能
  • データ連携により二重入力など重複作業削減による業務効率改善を実現
初期費用エコノミー:0円
スタンダード:30,000円
料金プランエコノミー:月額7,500円〜
スタンダード:月額15,000円〜
主な機能販売管理
在庫管理
発注登録
会計管理
勤怠・給与管理など
導入企業要問い合わせ
導入社数要問い合わせ

15.RobotERP ツバイソ/ツバイソ株式会社


RobotERP ツバイソ

  • タレントの生産性を上げる4種のクラウドサービスから構成されるシステム
  • 決算から人事、給与管理まで業務プロセスを幅広くカバーできる
  • 独自の技術と開発方法論による科学的アプローチによって常に進化を続けるERP
初期費用要問い合わせ
料金プラン財務管理:月額600円
販売管理:月額960円
購買管理:月額960円
人事管理:月額1,200円
決算会計管理:月額960円〜
他Web参照
主な機能財務管理
販売管理
購買管理
勤怠管理
給与管理など
導入企業株式会社エンライズコーポレーション
株式会社プログレス
株式会社Nextop.Asiaなど
導入社数要問い合わせ

クラウドERP選び方4つのポイント

自社で安全に運用できるクラウドERPであるかどうか見極めるためには、以下の4つのポイントを基準にリサーチしましょう。

  • 必要な機能が備わっているか
  • 追加開発やカスタマイズに柔軟に対応できそうか
  • サポート体制は整っているか
  • セキュリティ対策が十分に行なわれているか

それぞれのポイントについて解説いたします。

必要な機能が備わっているか

クラウドERPによって備わっている機能が異なるため、自社が活用したい機能が搭載されているか確かめましょう。

たとえば、クラウドERPは以下のような機能が備わっています。

  • 販売管理
  • 在庫管理
  • 購買管理
  • 入金管理
  • 会計管理
  • 給与計算

クラウドERPは各業界に特化したものもあり、その業界に合わせて機能も異なるため注意が必要です。

参考:【2024年最新版】販売管理システムおすすめ40選を比較!選び方も紹介
   【2023年最新版】同時在庫管理ECシステムおすすめ33選を比較!選び方も紹介

追加開発やカスタマイズに柔軟に対応できそうか

ERPの課題は、業務形態が変わるたびにカスタマイズをしたり、様々なケースに応じて追加開発をしなくてはいけない点です。

追加開発やカスタマイズが大規模になると、コストや負担がかかるため、できるだけ最小限に抑えられるクラウドERPを選ぶようにしましょう。

たとえば、ワークフローやEDI、EC、BIなどが標準搭載されているクラウドERPを選べば、カスタマイズが最小限で済むでしょう。

サポート体制は整っているか

運用時にトラブルが起きたときでもすぐに改善できるよう、サポート体制が整っているERP企業を選ぶようにしましょう。

トラブル対応までに時間がかかったり、サポートの対応範囲が限られていると、最終的にクラウドERPが社内に適応できなくなってしまいます。

そのため、365日電話サポートやチャットを受け付けているところや、活用支援を行っているベンダーを選ぶようにしましょう。

セキュリティ対策が十分に行なわれているか

セキュリティ対策が十分に行なわれていると確認できるクラウドERPを選びましょう。

ERPでは企業情報を扱うため、セキュリティに十分配慮したシステムでなければなりません。

たとえば、組織が国際基準に基づいて適切な情報セキュリティ管理システムを実装し、維持していることを証明する「ISMS認証」などが取得されているか、もしくは何かしらのセキュリティオプションがついているかなどを基準にリサーチするといいでしょう。


クラウドERPに関するよくあるご質問

クラウドERPの導入を検討中の方に役立つQ&Aをまとめています。

Q.クラウドERPの概要と機能はどのようなものですか?

A.クラウドERPは、インターネットを通じて提供される統合型企業資源計画(ERP)ソリューションです。企業の財務、製造、CRM、供給チェーン管理などの機能を一元化し、リモートでアクセス可能です。

参考:【2024年最新版】ERPおすすめ47選を比較!選び方も紹介

Q.クラウドERPの料金相場はどのぐらいですか?

A.全体の相場は不明ですが、LISKULでリサーチしたサービスの中では、27,885円が月額料金の平均値でした。別途初期費用がかかるサービスもございますので、利用前に詳細を提供元にご確認ください。

Q.クラウドERPを導入するメリットは何ですか?

A.初期投資の削減、設置やメンテナンスの手間の軽減、アクセスの柔軟性、スケーラビリティ、自動アップデートによる最新機能の利用が挙げられます。

Q.クラウドERPとオンプレミスERPの主な違いは何ですか?

A.クラウドERPは外部のサーバーでホストされ、インターネット経由でアクセスしますが、オンプレミスERPは企業内部のサーバーにインストールされます。これにより、管理やコストの面で違いが生じます。

Q.クラウドERPのセキュリティは信頼できるものですか?

A.多くのクラウドERPプロバイダーは高度なセキュリティ対策を施していますが、プロバイダーのセキュリティポリシーと認証基準を確認することが重要です。詳細は提供元にお問い合わせください。


まとめ

今回は、おすすめのクラウドERP15選と選び方のポイントを紹介しました。

クラウドERPとは、企業の事業・業務を統合し、クラウド上で動作できるシステムのことを指します。

自社で安心して運用できるクラウドERPを見つけるためには、以下の4つのポイントを基準にリサーチしましょう。

  • 必要な機能が備わっているか
  • 追加開発やカスタマイズに柔軟に対応できそうか
  • サポート体制は整っているか
  • セキュリティ対策が十分に行なわれているか

本記事の情報を参考に、自社に合ったクラウドERPを見つけ、業務効率化を実現してください。

参考にしたサイト

【比較表あり】ERPの比較おすすめ27選!機能・料金・選び方を解説 | BOXIL Magazine
【2024年最新】ERP33選を比較!タイプ別にわかりやすく紹介|ITトレンド
【2024年最新】ERP比較15選&種類や基礎を詳しく解説 | GRANDIT(グランディット) | システムインテグレータ
ERPの比較16選。中小・中堅・大企業向けなど6タイプ別に紹介|アスピック
クラウド型ERPソフト 13製品をまとめて比較!|ITトレンド
【最新比較】もう迷わない!おすすめのERPサービス31選を徹底比較! – SaaS LOG
【2023年最新】クラウドERP10選を比較!メリットやおすすめツールの選び方など紹介|mobiconnect(モビコネクト)
ERP比較10選 | SFA JOURNAL