【2025年最新版】法人向けVPNおすすめ62選を比較！選び方も紹介

法人向けVPNとは、企業がセキュアな通信環境を確保するために利用する仮想プライベートネットワークサービスです。

法人向けVPNを導入することで、従業員がどこからでも安全に社内リソースへアクセスできるだけでなく、情報漏えいやサイバー攻撃への対策にもつながります。

本記事では、おすすめの法人向けVPNサービスと、その選び方のポイントを詳しく解説します。

法人向けVPNおすすめ15社比較表

おすすめサービスのピックアップ方法としては、既存のまとめサイト10個分の情報から、紹介されている法人向けVPNをスコアリングしました。各サイトで紹介頻度の高いものを登場回数順にまとめなおしています。ぜひ参考にしてください。

※スコアリングや掲載情報は2024年11月時点のものです。

＜比較表＞法人向けVPNおすすめ15社
1.AnyConnect ／シスコシステムズ合同会社
2.SoftEther VPN／ソフトイーサ株式会社
3.Master’sONE CloudWAN／株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ
4.SmartVPN／ソフトバンク株式会社
5.ビジネスセキュリティ／株式会社 USEN ICT Solutions
6.フルマネージドSASE Verona／株式会社網屋
7.Arcstar Universal One／エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
8.FLESPEEQ VPN／日本通信ネットワーク株式会社
9.IP-VPN／セコムトラストシステムズ株式会社
10.Zero-Con／株式会社テリロジーサービスウェア
11.Cato Cloud／株式会社IIJグローバルソリューションズ
12.統合型セキュアネットワークサービス／株式会社インテック
13.Ivanti Connect Secure／アセンテック株式会社
14.NordVPN／Nord Security
15.NGN-XLink／NECネッツエスアイ株式会社
その他おすすめの法人向けVPN
法人向けVPNの選び方のポイント
まとめ
- 参考にしたサイト

＜比較表＞法人向けVPNおすすめ15社

本記事で紹介している15社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しました。短時間でサービスの比較をしていただけます。

1.AnyConnect ／シスコシステムズ合同会社

（AnyConnect を含む）Secure Client – Cisco

Windows、Mac、iOS、Androidなど幅広いOSに対応
フルトンネルVPNが可能なため、社外からもアクセスできる
多様な接続管理や認証オプションにより、さらなるセキュリティの強化を実現

料金プラン	要問い合わせ
同時接続台数	要問い合わせ
導入企業	要問い合わせ
導入社数	要問い合わせ

2.SoftEther VPN／ソフトイーサ株式会社

SoftEther VPN プロジェクト – SoftEther VPN プロジェクト

HTTPSベースのため、ファイアウォール、プロキシサーバーおよび NATを通過できる
Windows、Linux、FreeBSD、Solaris、Mac OSX、に対応
無料で使用可能なオープンソースで、コストを抑えつつ高度なセキュリティを提供

料金プラン	無料
同時接続台数	ハードウェアにより異なる
導入企業	要問い合わせ
導入社数	要問い合わせ

3.Master’sONE CloudWAN／株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ

【Master’sONE CloudWAN】 NTTPCのSD-WAN ～ネットワークは、もっと軽快になる～

インターネットブレイクアウト機能により、トラフィックの分散を実現
SD-WAN機能で各拠点のネットワーク状態を可視化し、管理負担を軽減
DNSセキュリティを統合し、フィッシングサイトやマルウェアのリスクを軽減

料金プラン	初期費用：0円月額（オーバーレイタイプ）：17,000円～/拠点月額（セキュアパッケージタイプ）：19,000円～/拠点
同時接続台数	要問い合わせ
導入企業	株式会社パブレ株式会社虎屋富士製薬工業株式会社など
導入社数	3,000拠点以上

4.SmartVPN／ソフトバンク株式会社

SmartVPN | VPNサービス | ネットワーク | 法人向け | ソフトバンク

ソフトバンクが提供する法人向けVPNで、通信キャリアとしての信頼性が高い
シンプルなVPN設計のため、ニーズに応じて柔軟な構成が可能
ソフトバンクグループが提供するクラウドサービスを、一部無料で利用できるため経済的

料金プラン	初期費用：70,000円・ギャランティタイプ：48,000円〜・スピードタイプ：210,000円〜・バリュータイプ：87,000円〜・ベストエフォートタイプ：39,800円〜・ギャランティボイスタイプ：58,000円〜など
同時接続台数	要問い合わせ
導入企業	セントケア・ホールディング株式会社興和株式会社岐阜県関市など
導入社数	要問い合わせ

5.ビジネスセキュリティ／株式会社 USEN ICT Solutions

ビジネスセキュリティ | USEN GATE 02

ファイアウォール、ウイルス対策、フィルタリングなどの統合セキュリティ管理が可能
導入から運用まで、セキュリティ運用をワンストップでサポート
自動運用監視システムにより、24時間365日のサポート体制が実現

料金プラン	要問い合わせ
同時接続台数	要問い合わせ
導入企業	GZキャピタル株式会社埼玉県戸田市トヨタ自動車九州株式会社など
導入社数	要問い合わせ

6.フルマネージドSASE Verona／株式会社網屋

ここからはじめるゼロトラストフルマネージドSASE Verona （ヴェローナ） | サービス | 株式会社網屋

設定作業を代行してもらえるため、最短2週間で導入可能
日々の運用、管理サービスだけでなく、トラブル対応や設定変更の代行サービスも完備
クラウド上で複数の機能をまとめて管理ができるため、効率的な運用が期待できる

料金プラン	初期費用：50,000円月額（Verona SASE: ベーシック）：210,000円月額（Verona SASE: スタンダード）：400,000円月額（Verona SASE: ハイスペック）：600,000円
同時接続台数	要問い合わせ
導入企業	タワーレコード株式会社株式会社熊谷組株式会社松屋フーズなど
導入社数	要問い合わせ

7.Arcstar Universal One／エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社

VPNサービス　Arcstar Universal One｜ドコモビジネス｜NTTコミュニケーションズ法人のお客さま

NTTコミュニケーションズ提供で、世界中で利用可能な安定性の高いVPN
セキュリティ機能やセキュリティヘルプデスクなどのサービスが充実
アクセス回線の二重化を標準装備し、切れないネットワークを実現

料金プラン	要問い合わせ
同時接続台数	要問い合わせ
導入企業	亀田製菓株式会社ビーサイズ株式会社日産自動車株式会社など
導入社数	要問い合わせ

8.FLESPEEQ VPN／日本通信ネットワーク株式会社

IP-VPNサービスならFLESPEEQ VPN | 日本通信ネットワーク

光アクセス回線を利用し、安定したネットワーク環境を提供
オプションにより24時間365日の保守対応が可能
高セキュリティで低コストなネットワークを実現し、企業の通信コスト削減に貢献

料金プラン	初期費用：83,000円～月額利用料：9,800円年間利用料：200,600円～
同時接続台数	要問い合わせ
導入企業	要問い合わせ
導入社数	要問い合わせ

9.IP-VPN／セコムトラストシステムズ株式会社

IP-VPNサービス｜ネットワークサービス【セコム】

セコムが提供するサービスで、セキュリティ対策における信頼性が高い
ネットワークの運用監視体制が整っているためトラブルにも迅速に対応
ニーズに応じて最適なネットワークを構築

料金プラン	要問い合わせ
同時接続台数	要問い合わせ
導入企業	要問い合わせ
導入社数	要問い合わせ

10.Zero-Con／株式会社テリロジーサービスウェア

Zero-Conの特徴 – 業界最安VPN MORAVPN Zero-Con

低価格なプランが揃っており、ニーズに合わせて最適なプランを選べる
申し込みから最短10営業日で導入可能
NGN網を利用したVPN構築で、不正アクセスやウイルスを防ぐ

料金プラン	初期費用：21,000円月額利用料：3,500円～
同時接続台数	要問い合わせ
導入企業	株式会社アイルネット株式会社メディビューティー株式会社ACRIS など
導入社数	要問い合わせ

11.Cato Cloud／株式会社IIJグローバルソリューションズ

Global Security Cloud（Cato Cloud）｜サービス｜IIJグローバルソリューションズ

グローバルネットワークを提供し、世界中からのリモートアクセスに対応
フルセキュリティスタックのSSE360をクラウドプラットフォームに組み込むことで、高度なセキュリティを実現
クラウドベースですべての拠点を一元管理し、運用を簡素化

料金プラン	要問い合わせ
同時接続台数	要問い合わせ
導入企業	株式会社メンバーズ TOWA株式会社など
導入社数	要問い合わせ

12.統合型セキュアネットワークサービス／株式会社インテック

統合型セキュアネットワークサービス｜EINS WAVE～TISインテックグループ

企業のニーズに応じて、最適なネットワークを構築
拠点間接続やリモートアクセスもサポートし、企業のネットワーク統合を支援
24時間365日の運用監視サービスがあるため、運用負荷を軽減できる

料金プラン	要問い合わせ
同時接続台数	要問い合わせ
導入企業	株式会社吉田製作所三菱地所株式会社株式会社伊勢半など
導入社数	要問い合わせ

13.Ivanti Connect Secure／アセンテック株式会社

ビジネスに最適なモバイルVPN Ivanti Connect Secure – アセンテック

ビジネスに最適なモバイルVPNで、高速かつ安全なサービスを提供
多要素認証やシングルサインオン機能を提供し、リモートアクセスの安全性とユーザーの利便性を向上
ゼロトラスト接続を通じて、社内・外部からのアクセスを厳密に管理

料金プラン	要問い合わせ
同時接続台数	要問い合わせ
導入企業	要問い合わせ
導入社数	要問い合わせ

14.NordVPN／Nord Security

Nord Security – Browser not supported

世界111か国に6,000以上のサーバーを有し、グローバルな接続性と高速性を提供
1つのアカウントで10台のデバイスを同時接続でき、多様なデバイスに対応
豊富なセキュリティ機能が用意されている安定性の高いVPN

料金プラン	・コンプリートプラン：2,390円/月・プラスプラン：2,230円/月・ベーシックプラン：2,070円/月
同時接続台数	10台
導入企業	要問い合わせ
導入社数	要問い合わせ

15.NGN-XLink／NECネッツエスアイ株式会社

NGN-XLink | NECネッツエスアイ

ベストエフォート型の高速回線を採用し、コストを抑えつつ高品質な通信を実現
企業のニーズに合わせて、インターネット＋Wi-Fi、VPN、インターネット＋閉域の3つのプランを用意
実績豊富で高性能なNEC製のネットワークルータを提供

料金プラン	NGN-XLink Hybrid: ・10Gbプラン：初期費用45,000円、月額29,500円・1Gbプラン：初期費用45,000円、月額20,000円 NGN-XLink VPN: ・Singleプラン：初期費用45,000円、月額13,000円・Dualプラン：初期費用78,000円、月額118,000円 NGN-XLink Internet＋Wi-Fi：初期費用30,000円、月額6,500円
同時接続台数	要問い合わせ
導入企業	要問い合わせ
導入社数	要問い合わせ

法人向けVPNの選び方のポイント

一度導入したVPNは長期間使用することが一般的なため、慎重な比較と選定が必要です。

比較選定の際には、以下のような選び方のポイントに注意してください。

自社の目的や特性に合った種類のVPNか

VPNには「インターネットVPN」「IP-VPN」「国際IP-VPN」などの種類があり、それぞれ長所短所があるため自社に適切なものを選択する必要があります。

海外拠点があるか、比較的大量の通信が必要かなど、自社の条件に合わせて選びましょう。

インターネットVPN：公衆回線を利用するため低コストで導入可能。軽量な通信がメインの企業に適している。
IP-VPN：通信事業者の閉域網を使用しており、高いセキュリティと品質保証を提供。大企業やセキュリティ重視の企業に適している。
国際IP-VPN：海外拠点との通信を円滑に行えるグローバル対応型。

自社の業務内容や規模、重視する要件に応じて適切な種類のVPNを選ぶとよいでしょう。

必要に応じてオプションでカスタマイズするのも手です。

通信速度などのスペックが十分か

通信速度は、従業員の業務効率に直結する非常に重要な要素です。

通信速度が保障されているサービスと、されていないものがあるので自社の状況に合わせて注意して選びましょう。

ベストエフォート型：コストを抑えられるが、通信速度が保証されていないため、軽い用途向け。
ギャランティ型（帯域保証型）：高コストだが、通信品質が保証され、安定した接続が求められる環境に適しています。

社内システムのアクセス頻度やデータ量を確認し、最適な回線構成をもつサービスを選ぶとよいでしょう。

参考：ベストエフォート型とは？帯域保証型との違いや回線選びのポイントを解説！
　　：帯域保証とは？ベストエフォート型との違いと真価を発揮しやすい目的・用途
　　：VPNが遅いときの原因と簡単に実行できる対策法

適切なセキュリティ対策があるか

セキュリティは法人向けVPN選定の中核となる重要なポイントです。

公衆網という誰もが使える環境を利用したインターネットVPNと、閉域網という通信事業者が提供する環境を利用するIP-VPNでは、セキュリティの度合いにかなりの差があります。

閉域網の方が閉じられたネットワーク環境のため、公衆網に比べるとかなりセキュアな環境といえます。

公衆網を使うインターネットVPNの中でも、セキュリティ度合いに差があります。

認証管理やネットワーク監視、フィルタリングなど追加のセキュリティオプションも活用しながら、自社のセキュリティポリシーにあった対策ができるVPNを選びましょう。

参考：クラウドセキュリティとは？脅威の一覧から対策方法まで一挙解説！

マルチデバイスやテレワーク環境に対応しているか

テレワークやリモートワークが増加する中、リモートアクセスの有無やPC以外のデバイス対応は重要なポイントです。

スマートフォンや自宅から社内ネットワークに接続可能になることで、業務効率の向上が期待できます。

マルチデバイス対応：スマートフォンやタブレットでの安全な接続が可能か
リモートアクセス：自宅や出張先から社内ネットワークに接続できるか

自社の業務や、従業員の働き方に対応したVPNを選ぶと、生産性の向上や業務の効率化につながるでしょう。

参考：テレワーク環境を整備して生産性と快適さをUPするためのアイディア一覧

運用管理機能とサポート体制があるか

VPNは導入後に適切な利用がなされているか管理・監視する運用が重要です。

IT管理担当者の負担を減らすためにも、継続的な監視やサポート体制の充実度を確認しましょう。

例えば、トラフィック監視、ログ管理、などの機能などがあるとVPNの運用管理をしやすいでしょう。

事故や不具合、異常なアクセスを早く検知するためにも運用サービスが整っている製品を選ぶと安心です。

まとめ

本記事では、おすすめの法人向けVPNサービスと選び方のポイントについて解説しました。

法人向けVPNは、安全な通信環境を確保し、情報漏えいやサイバー攻撃から企業を守るために非常に重要なツールです。

リモートワークを行う企業や、機密情報を扱う業務においては必須といえます。

本記事で紹介した情報を参考に、自社に最適な法人向けVPNを選び、セキュリティ対策と業務効率化を実現してみてはいかがでしょうか。