ネット広告の種類一覧!課題別の効果の出る手法を解説

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最近競合がネット広告を出稿して、売上を伸ばしているらしい・・・。
自社でもネット広告を活用したいけどよく分からない・・・
ネット広告ってたまにブログサイトの上部に出てくるバナーのことでしょ?
リスティング広告? アフィリエイト広告? 色々種類があって分からない・・・どれを使ったらいいんだ?

こんな悩みをお持ちの方は多いのではないのでしょうか。ネット広告は集客手段であり、あなたが集めたいユーザーによって打つ手が変わっていきます。

※広告会社向け:テレビCMの提案方法

今回は、狙いたいターゲットごとに活用すべきネット広告の種類を解説いたします。

本記事を読めば、自社にあった最適なネット広告の種類を選べるようになります。

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この記事を読んでわかること


ネット広告の大分類

ネット広告種類をひとことで説明
ネット広告は、大きく純広告運用型広告の2つに分かれます。

純広告は、既存の4大メディア(テレビ・新聞・雑誌・ラジオ)と同じく、広告枠を買い取って配信する広告です。インプレッションを保証するものや、期間保証型などに分かれます。

参考:ネット専業広告代理店によるテレビCM提案のコツと、地方・中小企業の支援にも効果的なワケ

運用型広告は、配信内容や掲載場所、入札金額の調整といった運用が可能な広告です。純広告よりも安価で配信が可能なこと、リアルタイムに自由に運用が可能なことにより、幅広い層に利用されています。

種別出稿形態広告の種類広告料課金方法
純広告広告枠の買い取りバナー広告
テキスト広告
メール広告
記事・タイアップ広告
リッチメディア広告
動画広告
期間保証型
インプレッション課金型
クリック課金型
インプレッション保証型
クリック保証型
成果報酬型
配信数保証型
運用型広告出稿内容・場所などを運用リスティング広告(検索連動型広告)
ディスプレイ広告
リターゲティング広告
SNS広告
DSP
動画広告
その他、多数あり
入札によって変動。
クリック課金(CPC)
インプレッション課金(CPM)
インストール課金(CPI)
エンゲージメント課金(CPE)
種別費用リーチ出稿までの期間運用
純広告大~特大不可
運用型広告低~中小~大

特に大きな違いは、運用が可能かどうか、費用の違い、リーチできるユーザー数の違いにあります。

純広告はTVCMと同じように多くのユーザーにアプローチできる一方で、その分費用は非常に高くなります。
数百万円以上の広告費を用意できる大企業向けの広告です。

一方の運用型広告は、非常に小額から始められるので、企業規模を問わず広く利用されています。これからネット広告を始めるとしたら、まずは運用型広告から始めることになるでしょう。

ただし運用が必要になるので、一定のスキルとリソースが求められます。


運用型広告の主要媒体一覧表

これからご紹介する、運用型広告の主要媒体の一覧表です。
ご提案時などにぜひご活用ください。

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ユーザー分類と、広告出稿目的

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引用:ユーザーの数と関心度を元に利用するインターネット広告を考える|YATのblog

ユーザーは、上図のようにあなたの商品・サービスに興味関心があるか階層で分解することができます。

ユーザーが図の下位層に位置すれば、あなたの商品・サービスに興味関心があるため、広告からの顧客化・再購入が期待できます。
一方、階層の上に行けばいくほど、それが難しくなってきます。

参考:ネット専業広告代理店、テレビCM提案本格化。DACが仕掛ける統合プランニング支援の全貌

まず、ネット広告を始める目的を考えましょう。ネット広告を始める際は下位層を狙えばリスクが少ないです。

見込みのあるユーザーを集めたいなら顕在層を、商品・サービス認知を広めたいなら潜在層や低関心層を狙うのが良いです。あなたがWebでプロモーションをする目的はなんでしょうか。
これからユーザー階層別のネット広告手法を紹介いたします。

<ご注意>
以下でご紹介するのは、各広告が最も得意としているターゲット層であり、他のターゲット層にもアプローチができないわけではありません

例えばリスティング広告は、顕在層にアプローチすることが得意ですが、キーワードをビッグワードにすれば低関心層や潜在層にもアプローチは可能です。
より顕在層へのアプローチを得意としているだけです。

アプローチできる層が厳密に分かれるわけではないのでご注意ください。


低関心層向けのネット広告

1.純広告

純広告とはWebサイトの広告枠を一定期間買い取るという広告掲載方式です。期間で広告枠を買い取るので、広告表示やクリックによる課金はありません。

様々な媒体で広告枠を期間指定で販売しておりますが、商品・サービス自体の認知がなく、関心がないユーザーを狙う目的であれば、ページビューが多く、多くの人が集まるサイトに広告出稿することが効果的です。

特にPV数が多く、幅広くリーチできる媒体は以下の通りです。

  • Yahoo!広告 – ディスプレイ広告(予約型)
  • Twitter広告
  • Youtube広告

その他にもLINE広告などの様々な媒体で純広告は用意されています。

Yahoo!広告 – ディスプレイ広告(予約型)

Yahoo!JAPANが提供する純広告です。

代表的な純広告の枠としては、Yahoo!のトップページなどがあります。月間800億ページビューを誇るYahoo!の、トップページにバナー広告を出稿することができます。

これまではメディアレップを通じてしか出稿ができませんでしたが、Yahoo!広告が新たにリニューアルして誰でも出稿が可能になりました。

参考:メディアレップとは?仕組みや広告代理店との役割の違いを解説します
参考:ディスプレイ広告(予約型)|Yahoo!JAPANマーケティングソリューション

Twitter広告

トレンドテイクオーバー

引用:テイクオーバー広告|Twitter For Business

特に日本での利用率が高いTwitterですが、純広告としての価値もその分高まっています。

「話題を検索」ページの「おすすめ」や「トレンド」タブなどに掲載されるトレンドテイクオーバー(旧:プロモトレンド)や、ユーザーがその日Twitterを開いたときに最初に表示するタイムラインテイクオーバー(旧:ファーストビュー)があります。

いずれも1,000万円以上と非常に高額ですが、うまく活用できればバズらせてトレンドを形成することもできるため、ポテンシャルの大きい純広告です。

Youtube広告

Youtubeも利用者数がどんどん増えており、純広告の価値が上がっている媒体の一つです。

TVCMと同じようにブランディングや認知拡大を目的としての利用が可能です。

またYoutubeの場合は、広告をクリックしたユーザーに更にその場で訴求が可能なので、購買などのアクションにつなげやすいのが特徴です。

YouTubeの人気上位5%のチャンネルで、特定の市場への関心が高いオーディエンスに広告を表示できるYouTube Selectや、動画のトピックやユーザーの興味関心に合わせて配信する動画を選ぶことも可能です。

参考:YouTube の予約制メディア プレースメントについて|Google広告ヘルプ

2. 動画広告

Youtubeなどの動画プラットフォームに動画広告を配信する手法です。

動画であるため関連手法バナーなどに比べて商品理解が進みやすい上、ターゲティング設定と広告効果のレポーティングが可能で、費用対効果も計測することができます。

テレビCMのような効果を実現でき、テレビCMの苦手な部分であった効果検証も行える、さらに広告掲載の開始・停止もすぐに行えることが魅了的な広告です。

また、動画広告を見るか見ないかユーザーが選べるため、押し付ける広告ではないことも魅力のひとつです。

Google広告

先ほどの純広告だけでなく、運用型広告でも多数のフォーマットが用意されています。

参考:動画広告フォーマットの概要|Google広告ヘルプ

インストリーム広告
Youtubeや動画パートナー上のウェブサイトやアプリで配信される動画の、再生前後または再生中に配信される動画広告です。

再生開始後5秒以降にスキップ可能なものと、スキップ不可のものがあります。

TrueView ディスカバリー広告
YouTubeの関連動画の横や検索結果部分、モバイル版 YouTube のトップページなど、ユーザーが動画コンテンツを探している場面で表示されます。

バンパー広告
動画の再生前や再生中、あるいは再生後に表示される、スキップ不可の6秒以内の動画広告です。

スキップの手間を取らせない点や、最大でも6秒と長すぎない点が長所で、近年利用割合が増しています。

アウトストリーム広告
Google動画パートナー上のウェブサイトやアプリにのみ表示される、スマートフォン専用の動画広告です。

TikTok

tiktok

TikTokは、2019年7月時点で国内月間アクティブユーザー数が1,000万を突破し、非常に勢いのある動画投稿プラットフォームです。

元々10代~20代の若者が多く利用していましたが、2021年9月現在では30代以上のユーザーもどんどん増えています。

若年層にアプローチしやすいのは大きな特徴ですが、今後はYoutubeなどに劣らないメディアになるポテンシャルを秘めています。

フィード上に流れるインフィード広告や、ユーザーの参加を促す#タグチャレンジというメニューもあります。



他にもFacebookやTwitter、LINE、スマートニュースなど、主要なメディアはまず動画広告は扱っています。

その他の媒体については下記の記事を参考にしてください。
参考:【初心者向け】Web動画広告の提案、制作、配信までの方法を解説します


潜在層向けのネット広告

1.ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、広告枠を開放しているブログやサイト内にバナー広告を出稿するものです。

ネットユーザーはネット利用時間の97%は検索以外の画面を見ているため、ネットユーザーに広く接触するという点では非常に重要な広告です。
また、ただサイト内に広告を出すというだけではなく、出稿サイトのカテゴリを選び、特定の内容に対して興味関心をもったユーザーにのみ配信することができるため、「場所と人」によって広告を出し分けることが可能です。(参考:広告運用自動化ツールの一覧 ≫

出稿する媒体としてはGoogle広告やYahoo!広告に出稿すれば、提携サイトを含めたかなりのユーザー数をカバーできます。

Googleディスプレイネットワーク(GDN)

Googleが提供するディスプレイ広告です。

配信する人や面を絞れるターゲティングが可能です。一つのターゲティングのみではなく、複数のターゲティングを組み合わせてより精度を上げることが可能です。

プレースメントターゲット
広告を出したいページを指定して広告を配信することが可能です。
化粧品の広告を出すのであれば、化粧品を紹介しているページやブログを指定して、広告を配信することができます。
サイト解析などで獲得に結びついているページ流入元を探し、そのサイトに出稿するという方法が一般的です。

トピックターゲティング
Googleが用意した特定のトピックに広告を出すことが可能です。「アニメ」ならアニメのトピックであるとGoogleが判断した広告枠に広告を出してくれます。

インタレストターゲティング
その人が持っている興味・関心にそって広告配信をすることができる手法です。

化粧品に興味がある人に広告配信を行うという設定を選択すると、Googleが化粧品に興味があるユーザーを選択し、その人に広告を配信してくれます。

前述の「場所」に出す広告手法と違い、「人」に対して配信を行う手法です。

カスタムセグメント
キーワードやURLを指定することで、独自のターゲティングを作成が可能です。
キーワードではそれに関連したカテゴリに興味を持ったユーザーに配信がされ、URLでは類似したサイトに配信がされます。

性別・年齢ターゲティング
配信するユーザーの性別や年齢を限定したターゲティングも可能です。
顧客の性別・年齢に偏りがあるのであれば、事前に設定しておくことで効果を高めることが可能です。

エリアターゲティング
特定の地域に広告を出すことが可能です。うちの店舗は渋谷にあるんだから、北海道に広告を出しても来る人はいない!関東近辺だけで広告を出したい!というニーズにも応えます。

Yahoo!広告 – ディスプレイ広告(運用型)

Yahoo!の運用型のディスプレイ広告です。
Googleと同じく様々なターゲティングが可能です。

オーディエンスカテゴリー
特定のカテゴリーに興味・関心を持つユーザーや、特定の属性を持つユーザーにアプローチが可能です。

サーチキーワード
ユーザーが過去に検索したキーワードと、広告主が設定したキーワードが一致した場合に配信する手法です。

Googleでは設定したキーワードに関連するユーザーを指定する形ですが、Yahoo!広告ではそのキーワードを検索したユーザーの指定が可能です。

プレイスメント
Google広告と同様に、配信するサイトを指定できます。

Yahoo!はYahoo!ニュースなどの強力なサイトを多く保有しているので、特に有効といえます。

コンテンツキーワード
広告を配信したい、または配信除外したいウェブページをキーワードで指定することが可能です。

サーチキーワードは人のターゲティングでしたが、こちらは配信面のターゲティングです。

サイトカテゴリー
事前に用意されたカテゴリで、配信するサイトを指定するターゲティングです。こちらも配信面のターゲティングになります。

性別・年齢・エリア
Google広告と同様に、性別・年齢・配信地域でターゲティングが可能です。

2.SNS広告

SNS広告は、近年のSNSの普及により急速に伸びています。

SNS広告には以下の特徴が挙げられます。

  • シェアされることで広く拡散ができる
  • それぞれのSNSによって利用者層が違う
  • SNSごとに独自のオーディエンスを保有している
  • 広告のフォーマットも大きく異なっている
  • 特定のSNSでしかアプローチ出来ない層がいる

Facebook広告/Instagram広告

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Facebookは、国内での利用者数が2019年7月時点で2,600万人以上の、国内最大級のSNSです。

Instagramは、国内の利用者数が2019年3月時点で3,300万人以上の、画像・動画での投稿が特徴のSNSです。

InstagramがFacebookに買収されたため、Instagram広告はFacebook広告と同一プラットフォーム上で配信されています。

リンク広告
フィードやストーリーズから、リンク先のウェブサイトやアプリに誘導可能な広告です。
画像や動画が利用可能で、一番オーソドックスな広告です。

カルーセル広告
横スクロール可能な、複数の画像や動画を配置可能な広告です。シンプルに表示可能な画像数が増えることや、自動的に最適な画像を表示してくれるため、より効果の高い方式です。

スライドショー広告
複数の画像をスライドショー形式で表示できます。

ダイナミック広告
商品情報とユーザーの行動履歴を組み合わせて、利用者が関心を示した商品(または類似した商品)をリアルタイムで広告クリエイティブに反映させる広告です。
興味関心を持った商品をダイレクトに訴求できるため、購買につながりやすくなっています。

コレクション広告
画像や動画での興味関心の喚起から、購入までをシームレスにつなげる広告です。

メインビジュアルの動画(または静止画)と、4枚の商品画像を組み合わせた構成になっていて、より購買につなげやすいフォーマットになっています。

リード獲得広告
リードの獲得を目的とした広告で、広告上でフォームの入力まで完結出来ます。

エンゲージメント広告
Facebookの投稿ページに広告を掲載することが可能です。ターゲティングも細かく設定ができます。

ページへの「いいね!」広告
エンゲージ広告の種類で、当広告のオプションとしていいねボタンを設置し、Facebookページのいいね数を増やす広告です。

アプリインストール広告
アプリをインストールを促す広告をタイムライン上に出す手法です。Facebookはスマートフォンと相性が良い媒体であるため、スマートフォン対策としては非常に効果が見込める広告です。

アプリエンゲージメント広告
フィードに流れて来る広告をクリックすると、スマートフォンのアプリが起動する広告です。スマホにインストールしたけどあまり使っていないアプリを再想起させ使ってもらうための広告で、ゲームアプリを販売している企業が多く活用しています。

イベント参加型広告
イベントを告知することでイベント参加を促す広告です。参加するを押したユーザーが表示されるため、どんな人が参加したのかが確認でき、安心感を与えることができます。

クーポン利用広告
Facebook上でクーポンを発行できる広告。来店誘導を目的としたFacebook広告出稿者は主にクーポン発行にて来店誘導を促しているケースが多いです。有名飲食チェーンなどが当広告を利用することによって来店数をアップさせた例もあります。

Twitter広告

twitter

Twitterは、国内での月間アクティブユーザー数が2018年10月現在で4,500万以上の、日本でも最も人気のあるSNSの一つです。

Twitterは他のSNSより拡散性が高いのが特徴で、クリエイティブ次第でトレンドを形成できる、ポテンシャルが非常にある媒体です。

プロモツイート
タイムラインや検索ページ、プロフィールページに、広告ツイートを配信することができます。運用型の広告メニューでは最もスタンダードなメニューです。

フォロワー獲得広告(旧プロモアカウント)
その名の通り、フォロワーを増やすための広告です。フォロワーが増えれば、Twitter広告のターゲティングに活用も可能です。

LINE広告

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LINEは、国内での月間利用者数が2021年6月末時点で8,900万人と、日本最大の利用者数を誇るSNSサービスです。

タイムラインやLINE NEWS、LINEマンガなどの豊富なPV数を活かした広告配信が可能です。

LINEターゲティング配信
LINEの保有する年齢・性別・地域・興味関心のデータを掛け合わせた広告配信が可能です。トーク内容は参照していません。

LINE公式アカウントの友だちオーディエンス配信
LINE公式アカウントの友だちに配信が可能です。またこの類似ユーザーにも配信が可能なので、既存の友だちだけでなくそこから配信対象を広げることができます。

友だち追加広告
LINE公式アカウントの友だちを増やすための広告です。

LINE Dynamic Ads
ユーザーの商品の閲覧履歴に基づき、興味がありそうな特定商品を表示できます。より承認の購買につなげやすいメニューです。

3.DSP

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参考:DSP広告とは?その仕組みから主要11社の比較まで徹底解説!

DSPとは、Demand Side Platformの略称です。

広告主が広告在庫の買い付けから配信、オーディエンスターゲティングなどを一括して管理が可能な広告配信プラットフォームです。

媒体ごとに広告が配信できる配信面が違い、数も多いため、選ぶには知識が必要となります。
課金形態にも表示課金とクリック課金と分かれています。

FreakOut、MicroAd BLADE、Logicad、ScaleOutなどが有名です。

まずはGoogle広告やYahoo!広告、SNS広告から取り組むのがベターですが、更に配信先を増やしたい場合や、パチンコ店など特定のユーザ層を狙ってアプローチしたい場合には、DSPの活用も検討すると良いでしょう。

4.アフィリエイト広告

参考:アフィリエイト広告│効果のでる出稿方法と業種別ワンポイントアドバイス

アフィリエイト広告は、広告掲載に対する表示やクリックによる料金体系ではなく、商品購入やサービス利用=顧客増加数に応じて広告費用が請求される「成果報酬型広告」です。

広告主が無駄な広告費用をかけず、効率よく顧客数を増加させることができます。

A8などに代表されるアフィリエイトプロバイダーと契約し、そこで広告掲載場所となるWEBサイト運営者、通称アフィリエイタ―に自社の商品を売らないかと募集をつのり、商品広告を掲載、商品を売ったアフィリエイターには成果報酬として広告費を支払う仕組みです。

広告掲載期間などはコントロールしづらい反面、獲得単価を広告主が決めることができるため効率よい広告手法といえます。

ただし、どのような記事の内容になるかは完全にはコントロールができないため、炎上や最悪処罰される法的リスクもあります。


顕在層向けのネット広告

1.リスティング広告

リスティング広告

リスティング広告は、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンでキーワードを検索した際に、その検索結果に表示される広告です。

リスティング広告はユーザーが検索したキーワードに関連して広告が掲載されるため、興味関心をもったユーザーに広告を掲載することが可能です。

出稿期間やどのくらいの予算で出稿したいかもすべて広告主が決定でき「クリック単価制」という、クリックされないと費用が発生しない広告であるため、無駄なコストがかかりません。

手軽で気軽に始められ、顕在層が顧客になる確度も高い広告といえるでしょう。

参考:初心者でもわかるリスティング広告とは?費用から運用のやり方まで徹底解説!

Google広告

Googleとその提携サイトの検索結果に広告を出す手法です。

世界でトップシェアのサーチエンジンであるため、リスティング広告としては最大のリーチ数を誇ります。

またGoogleマイビジネスと連携することで、Googleマップにも掲載が可能です。店舗集客においても活用が欠かせない広告です。

Yahoo!広告

日本でGoogle広告に次ぐシェアを持つリスティング広告の媒体です。

Yahoo!ではGoogleの検索エンジンを使用しているため、基本的なシステムは広告でも同じです。
細かいルールの違いはありますが、Google広告とYahoo!広告で同じ内容を配信できます。

日本においては、このYahoo!広告とGoogle広告を実施しておけば問題ないでしょう。

2.リターゲティング広告

リターゲティング広告は、過去にサイトに来訪したユーザーに配信する広告手法です。

サイトに来たけども何かしらの理由で離脱したユーザーであるため、顧客になる確率が高いと想定されます。

リターゲティング広告はリスティング広告と併用して利用されることが多く、リスティング広告で顧客になる見込みが高いユーザーを誘導して、顧客にならなかったユーザーをその後リターゲティングで再度アプローチする戦略が取られます。

GDNリマーケティング広告
リターゲティング広告の中でもっとも歴史が長い広告です。年齢やエリアなど細かなセグメントの設定が可能であり、配信面も多いためリマーケティング広告の中ではもっとも利用されていると言っても過言ではないでしょう。

Google Analyticsリマーケティング
GDNリマーケティングにさらなる詳細設定を加えた上でリマーケティング広告を実施することができます。
例えば「ラーメン」と検索したユーザーを追いかけて広告を配信したいというGDNリマーケティングでは設定できなかった内容も設定できる様になります。

GDN類似ユーザーリマーケティング
GDNでは商品購入に至ったユーザーと類似するユーザーのリストを自動作成してくれる機能があり、そのリストのユーザーにリマーケティング広告を配信することが可能です。商品購入のユーザーと似たユーザーに配信ができるため、新規顧客の獲得見込みが高い広告といえます。

GDN動的リマーケティング
動的リマーケティングは多数商品を抱えているショッピングサイトなどに訪れたユーザーで、とある商品を見た際、その商品の広告をそのユーザーに配信をできる仕組みです。一度商品をみたユーザーであるため、商品購入に至るケースが高いと考えられます。

Yahoo!広告 – サイトリターゲティング
GDN同様、Yahoo!広告でもリターゲティング広告を出稿可能です。

基本的にはGDNリマーケティングと変わりませんが、配信面に違いがあるためGDNリマーケティングとユーザー属性が違うため、費用対効果の面で違いが出てくる可能性があります。

Yahoo!広告 – 類似リターゲティング
GDN類似ユーザーリマーケティングと同じ仕様です。違う部分はリストが自動作成ではなく、自分で設定・作成しなくてはならない点と、類似リストの精度がGoogleと比べて低い点です。

SNS広告
本記事でご紹介した、Facebook広告、Instagram広告、Twitter広告、LINE広告のすべてでリターゲティングは可能です。

Criteo
Criteoは、リターゲティングを強みとして世界中でシェアを拡大した媒体で、ユーザーの行動履歴を基に最適な商品の広告を配信してくれます。

直近見た商品画像を表示するため、購買につなげやすいのが特徴です。
特に、商品点数が多いECサイトにとって有効な手立てといえるでしょう。

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参考:CV爆増のCriteo(クリテオ)広告とは?特徴、効果、導入方法を代理店運用者が徹底解説

DSP
DSPの各種媒体でも多くの媒体がリターゲティング広告を出稿することが可能です。


顧客層向けのネット広告

1.リターゲティング広告

先ほど紹介したリターゲティング広告を、一度サイトに訪問しコンバージョンに至ったユーザーに対し、再度利用を促すため表示させます。

通常の広告とは別に、顧客層向けのクリエイティブを別で用意すると、更に効果を高めることができます。

2.メール広告

顧客層にアプローチする手段としては、ダイレクトメールなどのメール広告があります。

顧客になったユーザーから取得したメールアドレスに、再度商品・サービスを購入・使用してもらえるようなメールを送ります。

ダイレクトメールの作成から、最適なユーザーへの配信まで代行するサービスを行っている企業もあるため、そうした企業に外注するということも可能です。

3.アドレサブル広告

企業が保有している自社顧客のメールアドレス(一部電話番号)と、広告媒体が持つメールアドレスをマッチングさせることで、広告媒体の配信対象リストを作成し、リストに基づいて広告の配信ができるのがアドレサブル広告です。

代表的なものに、Facebookのカスタムオーディエンス広告や、Googleのカスタマーマッチ広告などがあります。

下記の記事に詳細がございます。
【LISKUL】Web広告の新たな打ち手!アドレサブル広告とは?ROAS800%超えの広告施策事例

顧客層に関しても手軽に初められるGDNリマーケティング広告、YDNリターゲティング広告をおすすめします。タグを設定すれば手軽に出稿を始められます。


まとめ

ネット広告は大きく純広告と運用型広告に分かれます。

また運用型広告のなかでも、低関心層向けの動画広告や、潜在層向けのディスプレイ広告、顕在層向けのリスティング広告やリターゲティング広告など、その種類は様々です。

ネット広告出稿の目的、ユーザーの興味の階層によってネット広告手法を選ぶのが成功のカギです。

自分の狙いたいユーザーを明確にし、そのユーザー層を狙う広告手法を選びましょう。
「とりあえずネット広告を始める」場合は、アカウントを作ればすぐ始められ、出稿管理が簡単なYahoo!やGoogleリスティング広告やディスプレイ広告をおすすめします。

新規顧客獲得のためのネット広告提案マニュアル【提案書テンプレート付】