最低30万の予算は確保すべき!LINE広告の費用とコスパの良い運用のポイント

コロナ禍以降、各業界でEC事業を進める動きが活発になっています。特にLINE広告は、国内利用者数は8,000万人を超えるLINEアプリの幅広いユーザー層と高いアクティブ率により注目を集めています。

しかし、LINE広告をうまく利用したいと思っていても、仕組みや実際にいくらぐらい費用がかかるかわからず、始め方に迷うという方やもいらっしゃるのではないでしょうか。

LINE広告は、最低1万円から入札可能ですが、成果を出したいのであれば最低費用は30万円以上用意したほうが良く、それ以上費用を割けないのであれば、LINE広告を出さないほうが無難です。

また、セルフで実施するには難易度が高いため、最低限広告運用経験がない場合も代理店にお願いするなど対策を打ったほうが良いでしょう。

この記事では、そんなLINE広告導入前に知っておきたい具体的な費用感・相場、実際の運用で成果をあげるコツを詳しくご紹介します。

成功&失敗事例から紐解く【LINE広告】攻略法(無料ダウンロード)


LINE広告は月額1万から出稿可能だが、最低限30万以上用意するのが無難

LINE広告は、国内最大のコミュニケーションツール「LINE」を使って配信できる広告です。
タイムラインやトークリスト、LINEニュースなどにも広告を配信できることから他のSNS広告では届かなかったユーザーにもアプローチできます。

現在でもアップデートが頻繁に行われている広告プラットフォームですが、広告フォーマット、ターゲティングなど、アップデートを重ねていくつれてどんどん高精度・高機能になっています。

では、そんなLINE広告導入を検討する際、具体的に費用・予算はどのくらい用意すれば良いのでしょうか。

月額1万からでも実施は可能

公式サイトのよくある質問にも「最低出稿金額はなく、自由に設定できる」ことが記載されています。

以前のLINE広告(旧LINE Ads Platform)は、最低出稿予算100万円という縛りがありました。そのため、LINE広告には多くの広告費が必要だと思われがちですが、2017年4月から最低出稿予算が撤廃され、少額からスタートできます。ですので、「試しに運用してみたい」と思う分には、通常のSNSと同じような広告費からスタートしても問題ありません。

参照:オンラインで手軽に出稿!LINE広告をはじめよう

代理店に依頼する場合、月額30万以上は必要

広告運用したことがない方は、代理店に依頼すべきでしょう。後述しますが、広告運用経験がない場合のセルフ運用はリスクが伴います。また代理店に依頼する場合、費用は30万円以上用意するようにしましょう。

費用を30万円以上に設定する理由は、代理店に依頼する際には広告費の他、手数料(マージン)がかかります。単純に30万以上ないと業務を請け負うことができないというのが正直なところです。

30万でできることはかなり限定され、リターゲティングのみの対応となるケースが多いですが、ほかの媒体では接触できないユーザーも多くいるので、十分な成果が期待できるでしょう。


LINE広告の課金体系

次に、LINE広告の課金体系についてご説明します。
基本的にLINE広告はオークション形式で、複数の広告主が入札権を競い合います。LINE広告の課金体系は、大きく分けて3つのタイプがあります。

1. CPC(クリック課金)

CPC(クリック課金)とは、クリックされるごとに料金が発生する課金体系です。LINE広告においては、静止画は基本CPC課金となります。タイムラインのフィード上や「LINE News」などに配置され、ユーザーが自然に広告を目にするように表示されます。

広告を表示させるだけなので、CM動画やチラシなどの広告と比べて、コスパは良いです。ただし、クリックされないかぎり課金されないため、本来狙っているユーザー層が必ずクリックしてくれるかどうか、適切なターゲティングが重要です。

2. CPM(インプレッション課金)

CPM(インプレッション課金)とは、広告が画面に表示された時に料金が発生する課金体系です。LINE広告においては、動画は基本CPM課金となります。先ほどのCPC(静止画)とは違い、タイムライン上に「Vertical(9:16)」の動画広告を表示できます。

具体的には、広告枠が100%表示された時に料金が発生し、99%以下の表示であれば料金は発生しません。LINE広告では、回数が1,000回カウントされるごとに料金が発生するため、認知拡大やリーチを目的とする広告に最適なシステムと言えます。

先ほどのCPC(クリック課金)とは異なり、いくらクリックされても費用は変わりません。
ですが、クリックされなくても表示されるだけで料金が発生してしまうので、ターゲティングはもちろん、対象ユーザーの興味関心を惹くようなクリエイティブが重要となります。

また、動画の尺は最大120秒まで可能ですが、多くのユーザーがスマートフォンを介して広告を見ることを考えると、長くても40秒以内に納めた方が良いかもしれません。

3. CPF(友だち追加課金)

友だち追加課金とは、ユーザーが広告を通して、LINEの公式アカウントの友達を獲得したときに料金が発生する課金体系です。

LINE NEWSやLINEアプリなどのタイムライン上にLINE公式アカウントの追加を促す広告を配信できます。そのため、より自然な流れで興味関心の高いユーザーを友だち登録に促せるのが特徴です。

「友だち追加」をするユーザーは、関心度が高くリピーターになりやすいため、費用対効果が見込めます。リピーターを獲得したい、あるいはキャンペーンを定期的に行い宣伝したい場合に最適な方法です。

また、入札方法は単価を「手動」で決定する方法かアルゴリズムに任せる「自動最適化」の方法かどちらかです。


引用:入札方法と入札価格について|LINE for Business

手動の場合、最低入札単価はCPC(クリック1回あたりのコスト)で24円、CPM(1,000回表示あたりのコスト)が400円。自動入札の場合、最低入札単価はCPCが36円、CPA(成果獲得1件のコスト)が1,200円です。

リソースや費用を考えて適宜運用を変えてみるのも良いでしょう。


成果を伸ばすなら100万以上の予算で代理店に依頼するのがおすすめ

LINE広告を本格的に攻略していきたい方は、100万以上の予算で代理店に依頼するのがおすすめです。

LINE広告の自動最適化を掛けるためにはCV40件を達成する必要があります。少額で運用すると最適化までの時間がかかりすぎてしまいます。

素早く学習させるためには1日当たり3~4件のCVが見込める予算感で運用するのが良いでしょう。CPA1万の場合、1日平均で4万、月間で約100万前後の予算が必要です。

参考:LINE広告で獲得数を2.5倍にした運用者に現場の最新状況を聞いてきた(2020年10月版)


LINE広告の出稿を避けたほうが良い2つのケース

LINE広告は以前に比べて格段に手が出しやすくなり、活用事例も多く存在します。しかし、運用の仕方を間違えるとかえってコストがかかってしまったり運用のための人員が足りなくなってしまったり、思うように成果が出ないケースも多く見受けられます。

次のような運用を行う予定であれば、LINE広告の出稿を避けた方が無難です。

  • 広告運用経験がない場合でのセルフでの運用
  • 30万円以下の見積もりで代理店に依頼する

なぜ上記のような運用は避けた方が良いのか、具体的にご説明します。

ケース1. 広告運用経験がない場合でのセルフでの運用

LINE広告は、以前の「LINE Ads Platform」に比べて非常に安価に誰でも始められるようになりました。そのため、「広告運用の経験はないが、費用をなるべくかけずに済ませたいからセルフ運用をしたい」と思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし、広告運用経験がない場合での運用はリスクを伴います。なぜならLINE広告は、ほかの広告よりも変化が激しく、その分工数がかかってしまうからです。実際に試してみたものの、成果が出ずにやめてしまうという企業も少なくありません。

LINEには広告代理店やサービスデベロッパーを認定・表彰する「LINE Biz Partner Program」というプログラムもあります。「LINE Biz Partner Program」は、細かく3つのカテゴリに分かれており、利用したいサービスや相談内容に応じて最適なパートナーに支援を受けられます。

①Sales Partner
コミュニケーション、広告、販促・OMOの各領域におけるLINEが提供するサービスの導入支援
②Technology Partner
コミュニケーション、広告、販促・OMOの各領域におけるLINEが提供するサービスの技術支援
③Planning Partner
主にLINE公式アカウントを中心軸とした広告商品、およびAPI関連サービスの企画・運用支援

参考:パートナーに相談|LINE for Business

広告運用経験がないというときは、こういったプロフェッショナルの力を借りて運用してみてはいかがでしょうか。

ケース2. 少額での運用は費用対効果が悪い

少額での運用は費用対効果が悪く、こちらも思うように成果が上がらない原因となり得ます。コスト削減は決して悪いことではありませんが、本当に成果を出したい物事に対して少額で運用してしまっては意味がありません。

そのため、LINE広告には最低限30万以上の予算を割きましょう。逆に30万を下回る際には、もともとGoogle 広告やYahoo!広告などに予算を回している場合、そちらに集中したほうが運用しやすいです。


LINE広告で費用対効果を高める2つのコツ

LINE広告はこの記事で挙げたようなポイントを押さえれば、ほかのWeb広告に比べてより費用対効果の高い広告を配信できます。そんな費用対効果が高いLINE広告ですが、今回はそれをさらに高めるためのコツを2つご紹介します。

より実践的な情報を知りたいという方は以下記事を読んでみてください。

参考:LINE広告で獲得数を2.5倍にした運用者に現場の最新状況を聞いてきた(2020年10月版)

1. 日予算で絞らない

まず大切なのは、日予算で絞らないことです。LINE広告は、広告グループに1日の目安となる日予算の金額を設定できます。

しかし、毎日の日予算を初めに固めすぎてしまうと、ターゲティングに設定する段階でリソースや予算がきつくなってしまいます。また、日予算はその日の上限予算ではないため、都度確認しておかないと超過する可能性もあります。

最初はターゲットを絞るための配信を行い、1週間分ほど配信した後にデータを検証しながら徐々にグルーピングを行い走り出すのが良いでしょう。

2. クリエイティブをこまめに変える

ポイントその2は、クリエイティブをこまめに変えることです。広告の一番の要となるのがクリエイティブです。実際にLINE広告でもクリエイティブを改善したことにより費用対効果がより高くなり、一定の成果が現われたといった例が多く見受けられます。

中でもターゲットに合わせて、どのようなクリエイティブが効果的なのかを考え、こまめにを変更することで、より幅広い層へのアプローチができます。クリエイティブを多めに用意しておけば、それだけ当たる数も増えるということです。

「当たる」クリエイティブを作ることは、Web広告で最も大事な要素となっていますが、特にLINE広告の場合はクリック数やCPA目標に応じて、常にターゲットの目をひくクリエイティブを用意しておいたほうが良いでしょう。

参考:LINE広告の成功事例5選|高い新規獲得率・費用対効果の秘訣


まとめ

LINE広告は、Google 広告やYahoo!広告などのWeb広告だけでは獲得できない層をユーザーとして取り込むのに最適なツールです。上手に活用すれば、より多くのCV数を獲得できたりリピーターの増加にもつながります。

  • 信頼できる代理店との提携
  • 豊富なクリエイティブ
  • 余裕をもった広告費用(予算)

上記は、成果を伸ばしていくために大切なことです。特に費用の面では、最低でも30万、さらに広がりを持たせたいのであれば100万以上の予算を立てておくと良いでしょう。

逆に30万以下の金額を下回ってしまうと、代理店に依頼しても対応できる範囲が制限されてしまい、思うように成果を得られず導入失敗となってしまう可能性が高いため、注意が必要です。本格的な導入を検討している方は、まず費用の面をクリアしておきましょう。

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