昨今、新たな顧客の獲得や管理のために、マーケティングオートメーション(MA)を導入する企業が増えています。
本記事ではマーケティングオートメーションのより深い知識を求めている方のために、おすすめの本を厳選して紹介します。マーケティングオートメーションに関する本は、数多く出版されています。本記事では、その中から6冊を厳選しました。
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目次
- 1. 基礎知識から実践までを解説、BtoB企業におすすめ 『マーケティングオートメーション入門』
- 2. 導入を迷っているBtoC企業におすすめ『BtoC向けマーケティングオートメーション CCCM入門』
- 3. BtoBマーケティングの基本をまとめて理解『BtoBマーケティングの基本』
- 4. BtoBマーケティングの深い知識を習得できる『BtoBのためのマーケティングオートメーション 正しい選び方・使い方』
- 5. BtoBとBtoCの両方について知りたいなら『マーケティングオートメーション導入の教科書』
- 6. 無料でマーケティングオートメーションツールを活用!『できる100の新法則 実践マーケティングオートメーション 会わずに売れるリード育成法』
- マーケティングオートメーションに関するよくあるご質問
- まとめ
1. 基礎知識から実践までを解説、BtoB企業におすすめ
『マーケティングオートメーション入門』
著者
電通イーマーケティングワン
本の概要
「マーケティングオートメーションとは?」という初歩的な説明はもちろんのこと、「見込み客の育成から評価・選別の手法を4ステップで設計する方法」など実際に活用する方法も書かれています。
目次
第1章 デジタル時代のマーケターの苦悩
第2章 マーケティングオートメーションとは?
第3章 リードジェネレーション ~質を追求すべきか、量を追求すべきか~
第4章 リードナーチャリングとリードクオリフィケーション
第5章 営業担当者との連携
第6章 マーケティングオートメーション導入の先進企業に学ぶ
第7章 あなたの会社でも始めましょう
こんな方におすすめ
マーケティングオートメーション初心者の入門書としておすすめです。マーケティングオートメーションとは何かをすでに理解していて、今後さらに会社で活用していきたい方にも、具体的な活用方法が紹介されているので参考になります。
著者の電通イーマーケティングワン(現:株式会社電通デジタル)は、幅広いジャンルでマーケティングを担当している会社なので情報や活用法も参考になります。マーケティングオートメーションの本を探しているなら、最初に手に取るべき一冊です。
2. 導入を迷っているBtoC企業におすすめ『BtoC向けマーケティングオートメーション CCCM入門』
著者名
岡本 泰治、橋野 学
本の概要
CCCM(クロスチャネル・キャンペーン・マネジメント)についての基礎知識から、BtoCビジネス向けの高度な知識まで、幅広く対応したCCCMの教科書です。電子版、単行本、オンデマンド版の3種類を用途に合わせて選べます。
※CCCMは、1対1での顧客アプローチをおこなうことが目的で、BtoC向けの手段です。おもにBtoB向けであるマーケティングオートメーションと区別される場合もありますが、広義ではマーケティングオートメーションにCCCMが含まれると考えられています。
目次
第1章 One-to-Oneマーケティングを実現するCCCM
第2章 CCCMとアドテクノロジーの連係は何をもたらすのか
第3章 One-to-Oneコミュニケーションチャネルを理解する
第4章 実践CCCM ~選定の注意点~
第5章 実践CCCM ~運用~
第6章 日本におけるCCCMベンダーの分類と解説
第7章 大手ITベンダーインタビュー
こんな方におすすめ
マーケティングオートメーションの中でも特にCCCMに興味がある人、もしくは企業から個人に向けて行うBtoCビジネス形態を検討している企業の方向けの本です。
3. BtoBマーケティングの基本をまとめて理解『BtoBマーケティングの基本』
著者名
ITproマーケティング
本の概要
ITproマーケティング(現:日経 xTECH Active)は、BtoBマーケティング分野の情報サイトで、日経BP社が運営しています。
本書はマーケティングオートメーションよりもBtoBマーケティングそのものにフォーカスした書籍なので、この一冊でマーケティングオートメーションを理解するのは難しいでしょう。
しかし、BtoBマーケティングがどんなマーケティング手法・考え方を含んでいるかが解説されているので、マーケティングオートメーションがどういった位置づけにあるのかが理解できます。
各節で紹介されているマーケティング手法は船井総研やアクセンチュア、マーケティングオートメーションを導入コンサルティングしている企業などその道のプロがわかりやすく解説しています。
目次
第1章 BtoBマーケティング最前線
第2章 マーケティング手法のポイント
第3章 プロが教えるマーケティング施策
こんな方におすすめ
マーケティングオートメーションに興味はあるが、そもそもBtoBマーケティング全体の概要を知らない、知識に不安がない方。
マーケティングオートメーションがどういったマーケティング手法のどのプロセスを自動化してくれるかがわかります。
4. BtoBマーケティングの深い知識を習得できる『BtoBのためのマーケティングオートメーション 正しい選び方・使い方』
著者名
庭山 一郎
本の概要
著者は、シンフォニーマーケティング代表取締役の庭山一郎氏で、実際のマーケティングビジネスの現場を理解できる教科書ともいえる1冊です。基礎知識はもちろんのこと、主要なツール販売会社7社やトップセールスマンへの取材も掲載しており、内容が充実しています。
目次
1章 マーケティングオートメーション その役割と歴史
2章 マーケティングのプロセスとマーケティングオートメーション
3章 マーケティングオートメーション導入で実現する新しい世界
4章 導入に失敗しないために
5章 主要ツールベンダー7社に聞く、自社製品の特長
6章 導入企業の事例から学ぶ活用のポイント
7章 【座談会】営業が本当に欲しいリードとは
こんな方におすすめ
BtoBマーケティングのより深い知識、実際の現場の声などを知りたい方におすすめです。取材も多数掲載しており、「こういう意見がある」と知っておくことで、ビジネスで役に立ちます。
「導入に失敗しないために」など、マーケティングオートメーションの導入事例についても紹介しています。
5. BtoBとBtoCの両方について知りたいなら『マーケティングオートメーション導入の教科書』
著者名
長谷川 健人(株式会社デルフィス)他
本の概要
マーケティングオートメーションを導入するために必要なことを中心に、「実際に導入がどのように進められるのか」「どのように運用が行われるのか」など、マーケティングにおいて必要な知識がまとめられています。
目次
CHAPTER1 マーケティングオートメーションとは
CHAPTER2 マーケティングの基本を知る
CHAPTER3 マーケティングオートメーションの基本機能を知る
CHAPTER4 BtoBビジネスでの導入と運用の流れ
CHAPTER5 BtoCビジネスでの導入と運用の流れ
CHAPTER6 マーケティングオートメーションの導入事例
こんな方におすすめ
マーケティングオートメーションの導入を検討しており、自社との形態と合うかどうか不安な方や、実際に導入する場合について考えたい方に特におすすめです。また、マーケティングオートメーションの初歩的な知識ではなく、もう一歩踏み込んだ内容を知りたい方にもおすすめです。
6. 無料でマーケティングオートメーションツールを活用!『できる100の新法則 実践マーケティングオートメーション 会わずに売れるリード育成法』
著者名
永井 俊輔、できるシリーズ編集部
本の概要
数百万円のコストがかかるマーケティングオートメーションですが、無料で利用できるオープンソースを使って、見込み客(リード)の獲得から自動化までをおこなう方法を紹介しています。また、自社を成長させた筆者の現場での話やノウハウも掲載されています。
目次
序章 マーケティングオートメーションの基礎知識
第1章 MAツールの導入と設定
第2章 リードの獲得と管理
第3章 リードの育成と選別
第4章 スコアリングとシナリオ設計
第5章 成果につながる運用アイデア
第6章 MAを起点とした業務プロセス改善
こんな方におすすめ
本書には、コストをかけずに運用するノウハウが書かれているので、マーケティングオートメーションに興味はあるもののコストが気になる方や、まずは自社に合うのか試験的に始めてみたい方など、コスト面が気になる方に特におすすめです。
マーケティングオートメーションについても、初歩的な解説があるため、「MAって何だろう」という初心者の方にも読みやすい内容です。
マーケティングオートメーションに関するよくあるご質問
マーケティングオートメーションについて知りたい方に役立つQ&Aをまとめています。
Q. マーケティングオートメーションで紹介されている、主なリード管理機能は何ですか?
A. マーケティングオートメーションには、見込み顧客の一元管理や購買履歴の分析、リードスコアリングによる見込み顧客の優先順位付けなどのリード管理機能があります。これにより、営業活動を効率化し、見込み顧客を効果的に育成することが可能です。
Q. マーケティングオートメーションのセグメントメールの活用方法とは?
A. セグメントメールは、特定の条件に基づいて見込み顧客を分類し、それぞれに適した内容のメールを送信する機能です。これにより、顧客に対するパーソナライズされたアプローチが可能となり、エンゲージメントを高める効果があります。
Q. マーケティングオートメーションではどのようにカスタマージャーニーを描くべきですか?
A. カスタマージャーニーを描く際には、顧客が製品やサービスを知り、検討し、最終的に購入に至るまでのプロセスを詳細に理解し、それに基づいてマーケティング戦略を設定することが重要です。
Q. マーケティングオートメーションにおけるBtoCとBtoBの違いは何ですか?
A. BtoCは一般消費者をターゲットとする一方、BtoBは企業間取引を対象としており、見込み顧客のリード管理や購買プロセスの複雑さに違いがあります。
まとめ
マーケティングオートメーション(MA)を効果的に導入するには、自社に合ったマーケティングの手法を選ぶことが重要です。
企業相手のビジネス「BtoB」、個人相手のビジネス「BtoC」など会社によって業務展開が異なります。まずは、「マーケティングオートメーションとは何か」を理解し、「導入するには~」「導入コストは~」など、現場からの声やノウハウが豊富に掲載されている本を参考にすれば、スムーズに自社の事業に活かせるでしょう。
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