ECサイトは絶対やるべき!?「商品リスト広告(PLA)」で得られるメリットって?

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「商品リスト広告(PLA)」を知ってはいるが、手間などがネックになってなかなか導入に至っていない方は多いのではないでしょうか。

弊社のクライアント様からよく頂く質問で「手間をかけた分の見返りはあるのか」「実際のところ効果ってどうなの?」と、掛けた手間に対する見返りを気にされる方が多いです。

結論から申し上げると、ECサイトなら「商品リスト広告は絶対にやるべき」です。
今回の記事では「なぜ絶対にやるべきか」、事例を交えた「効果改善のカギ」と「やった事で得られるメリット」をご紹介いたします。

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なぜ「絶対にやるべき」なのか

端的に申し上げると「売上アップに貢献するから」です。
「検索クエリが網羅出来る」「CPCが安い傾向」「クリック率・コンバージョン率が高い傾向」など、リスティング広告に比べて効率的に売上を取っていく事が出来ます。

更に、商品リスト広告の実施に必要な”データフィード”をGoogleマーチャントセンターに登録する事で、「動的リマーケティング広告」などの別プロダクトにも展開できるので、更なる集客効果と売上アップが期待できます。

商品リスト広告(PLA)の概要

下の図は商品リスト広告の概要です。

商品リスト広告(PLA) 概要

Googleマーチャントセンターに商品情報を登録し、AdWrodsのPLA用キャンペーン側で参照するデータを指定する事で、商品にあった検索クエリに広告を掲載する事が出来ます。

商品リスト広告の始め方

商品リスト広告の始め方に関してはGoogle公式ヘルプに詳しく記載してあるので、この記事では大枠の流れだけ説明します。

【開始までの流れ】

  1. GoogleマーチャントセンターでリンクするAdWrodsアカウントを指定
  2. AdWrodsアカウント側で商品リスト広告用のキャンペーンを作成
  3. 商品リスト広告用のキャンペーンからリンクするマーチャントセンターアカウントを指定
  4. 続いて広告グループを作成、参照するマーチャントセンターのデータ範囲を指定

【参考リンク】

Googleマーチャントセンターって何?

「マーチャント=小売商人」の名の通り、小売業の商品データを管理するGoogleのツールです。
ここにサイトで扱っている商品のデータフィードを登録する事で、GoogleのECサイト向けサービスを使う事が出来ます。

【参考リンク】

データフィードって何?

取扱商品をマーチャントセンターで管理する為の情報です。
基本的なデータフィードの項目は下記の通りです。

  • id(必須):商品のID
  • 商品名(必須):広告が掲載された時に表示されるテキスト
  • 商品説明(必須):商品アイテムの検索でここの内容が参照される事がある
  • Google商品カテゴリ(任意):Googleが定義した商品カテゴリを1つ指定できる
  • 商品カテゴリ(任意):任意の商品カテゴリを複数指定できる
  • 商品リンク(必須):掲載された広告から遷移するリンク先ページ
  • 商品画像リンク(必須):広告掲載時に表示される画像
  • 追加の商品画像リンク(任意):メイン画像の他に商品画像がある場合に指定
  • 状態(必須):新品、中古品、再生品のいずれかを指定
  • 在庫状況(必須):商品の在庫状況
  • 価格(必須):商品の価格、税込での記載必須
  • セール価格(任意):セール期間に価格が変わる場合は指定できます
  • セール期間(任意):セール価格を表示する期間を指定します
  • 商品グループid(ファッション関連のみ必須):サイズ、色、柄が違う同じ商品を同じグループで括るよう指定します

上記が基本的なデータフィードの情報ですが、この他にも性別や送料など、任意の項目を埋める事で、より精度の高いターゲティングが可能になります。
詳細はGoogleのヘルプに詳しく記載してあるのでそちらをご参照ください。

データフィードのフォーマットと更新方法

データフィードのファイルは「.txt」と「.xml」の2種類のフォーマットがあります。
「.txt」は商品数が少なく、データの更新頻度が頻繁ではないサイト向けです。
「.xml」は商品数が多く、データの更新が頻繁にあるサイト向けです。

データフィードの更新方法には3種類あり、更新方法によってデータの処理量が変わる為、更新から広告掲載までの時間が変わります。
更新から広告掲載までの時間が速い順に「API経由の更新」「FTP経由の更新」「手動アップロードでの更新」となっています。

処理が一番早い「API経由」に関しては、Googleが「Google Content API for Shopping」というAPIを公開しており、これを使う事でデータを全て更新するのではなく差分更新できる為、データ処理量が少なくなる事で、更新から広告掲載までが最も早くなっています。

【参考リンク】

商品リスト広告はデータフィードの設計が命

商品リスト広告は、データフィードの情報を基にして広告が掲載される検索クエリが紐付けられる為、データフィードの設計が効果のカギを握っています。

ファッション関連の商品であれば、データフィードでメンズ/レディースや色、柄、サイズなどを指定する事で、検索クエリとそこに掲載される広告との親和性が上がる為、より効果を上げる事が出来ます。

また、データフィードのidや商品カテゴリなどが、そのままAdWordsの広告グループなどの単位になる為、データフィードの設計が予算配分など運用面での効果にも強く影響します。

かと言って、データフィードを細かく分けすぎると、運用管理が細分化しすぎて運用しきれなくなったり、1グループあたりに紐付く検索クエリが少なすぎて表示回数が激減してしまったりするので、その特性を理解して、最適なカテゴライズが出来るよう設計する事が重要です。

【事例】データフィードの最適化による改善

データフィードの最適化がどれくらい効果に影響するかの事例をご紹介します。
下記の表はデータフィード最適化の前後比較です。

データフィード最適化 比較

この事例の場合、データフィードの商品数を増やした事で表示回数が増加、データのカテゴライズを再設計した事でクリック率、獲得率が上昇しており、獲得数と獲得単価の改善に繋がっています。
この様に、データフィードの登録内容によって、広告効果に大きな違いが生まれる為、データフィードの設計はとても重要なポイントとなります。

データフィードの最適化については、下記記事をご参考ください。
【LISKUL】データフィード最適化で広告効果を上げるための3つのポイント

商品リスト広告を始める事で広がる可能性

商品リスト広告にとってのデータフィードの重要性がお分かり頂けたと思いますが、商品リスト広告以外にも、データフィードを使う事でまだまだ売上アップの可能性が出てきます。

マーチャントセンターのデータフィードを使った他のプロダクトに「動的リマーケティング広告」というプロダクトがあります。
ユーザーの閲覧履歴を基にユーザー別の傾向を分析し、マーチャントセンターのデータフィードからユーザーに合った商品の広告をディスプレイ広告枠に掲載する広告です。

▼掲載例

動的リマーケティング広告 ディスプレイ広告 例

通常のリマーケティング広告よりも更に詳細なターゲティングが可能になる為、より効率的にユーザーの再訪を促す事が可能になります。

この他にも、一部の広告主に向けた「ローカルショッピング」「オンラインチラシ」というβ版プロダクトがあります。
「ローカルショッピング」とは、近くの店舗に欲しい商品の在庫があるかをスマートフォンから検索できるプロダクトで、所謂「O2O」の施策になります。
「オンラインチラシ」はマーチャントセンターのデータに基づいて、ユーザー毎にパーソナライズ出来るweb上のチラシです。

ローカルショッピング オンラインチラシ 概要図
上図のように、オンライン・オフライン両面からユーザーの購買を促す事で、将来的にはデータフィードの活用によってO2Oを含めた売上の最大化を図る事が可能になるかもしれません。

更に、最近リリースされたβ版プロダクトに「Collection Light Box」というものがあります。
最近、注目を集めている「エンゲージメント広告」と言う画面いっぱいにエキスパンドする広告の中の一つで、簡単に言うと画面いっぱいにエキスパンドする「動的リマーケティング広告」です。

  • エンゲージメント広告イメージ

エンゲージメント広告 イメージ

まとめ

データフィードの準備は確かに手間が掛かりますが、その手間の先にはとても大きなビジネスチャンスが待っています。
ECサイトでの売上を最大化するなら、「商品リスト広告」「動的リマーケティング広告」は絶対に実施すべきです。
更に、Googleのβ版商品を含めた今後の方向性を考えると、データフィードの設計とマーチャントセンターの仕様変更などをいち早くキャッチアップして対応する事がかなり重要になると考えられます。
素早い対応が出来るように既存プロダクトを実施して知見を貯める事で、将来的な優位性を生み出す事が出来ると考えています。

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LISKUL編集部
LISKUL(リスクル)は、ソウルドアウト株式会社の社員によって執筆・運営されています。Webマーケティングの成果改善の役に立つさまざまなノウハウを発信中。
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