
ランディングページ(LP)では、売り出したい商品・サービスの訴求を行い、コンバージョン(成約)まで完結させることを狙います。
参考:【ランディングページとは│10分で理解できるLPの基本】
売上を上げるための重要な役割を担うページであるため、成約を意識した内容でないといけません。
しかし、成果につなげるためにどのようにランディングページを作ればいいかわからない方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな方のために、成果を上げるランディングページを作るために押さえておくべきポイントをご紹介いたします。
ノーコードLP作成・ABテスト・効果分析までできる「Squad beyond」
目次
ランディングページ(LP)を作る流れ8ステップ
LP(ランディングページ)を作る際には、以下8つの手順を踏むことで、より効果的なページを作成できます。
1.目的の設定|LPのゴールを明確にする
LP作りは、「何を達成するためのページか?」を明確にすることから始まります。
「リード獲得(資料請求、問い合わせ、メルマガ登録など)」「商品購入・申し込み」「イベントやウェビナーへの参加促進」など目的を定めることで効果的なLPを作ることができます。
2.訴求ポイント・オファー設計|ユーザーにとって魅力的な価値を明確に
ユーザーが行動を起こすには、「このLPを読むことでどんな価値があるのか?」 を具体的に伝える必要があります。
3.ペルソナ設計|ターゲット像を明確にする
LPのターゲットとなるユーザーを細かく設定することで、コンテンツやデザインの方向性が定まります。
4.LP構成(ワイヤーフレーム作成)|ページの設計を固める
いきなりデザインを作るのではなく、LPの骨組み(ワイヤーフレーム)を作成し、全体の流れを決めます。
5.画像・ロゴ・素材の準備|視認性とブランド統一性を高める
LPのデザインを進める前に、ブランドイメージを統一するための素材を準備しておくことが重要です。
適切な画像やロゴの使用により、LPの視認性が向上し、ユーザーの信頼を得やすくなります。
6.デザイン|視線誘導を考慮したレイアウトを作成
デザインは、ユーザーが直感的に内容を理解できるように設計することが重要です。
7.コーディング・ツール実装|実際にLPを構築
デザインが決まったら、LPをWeb上に公開できるように実装します。
8.効果測定|LPを改善し続ける
LPは作って終わりではなく、運用しながら改善することが重要です。
このようにLPの作成は、目的設定から効果測定までの流れを意識しながら進めることが重要です。 特に、最初の設計段階(目的~ワイヤーフレーム)が成功の鍵を握ります。
適切な手順でLPを作成し、運用しながら最適化を繰り返すことで、高い成果を生み出すLPを実現しましょう。
ランディングページ作成前に準備するべきこと
LP(ランディングページ)は、適切な準備をすることでコンバージョン率(CVR)を大きく向上させることができます。
事前に「目的の明確化」「訴求ポイントの整理」「ターゲット設定」「素材準備」を行うことで、制作時の手戻りを防ぎ、成果の出るLPを効率よく作ることが可能になります。
ここでは、LP制作前に必ず行うべき4つの準備について詳しく解説します。
1.目的の設定|LPのゴールを明確にする
まず最初に、「このLPで何を達成したいのか?」を明確にしましょう。
目的が曖昧なまま進めると、訴求ポイントがブレてしまい、成果につながりにくくなります。
よくあるLPの目的
- リード獲得(資料請求、問い合わせ、メルマガ登録)
- 商品・サービスの申し込み
- イベントやウェビナーの参加促進
- 新規顧客の獲得(広告経由でのコンバージョン)
- ブランド認知向上(情報提供型LP)
目標を明確にするために、KPI(重要業績評価指標) を設定しましょう。
たとえば、「このLPで100件の問い合わせを獲得する」や「CVR5%以上を目指す」といった数値目標を決めることで、改善の方向性も明確になります。
2.訴求ポイント・オファー設計|ユーザーにとって魅力的な価値を明確にする
次に、LPの訪問者に「この商品・サービスがなぜ自分にとって価値があるのか?」を明確に伝える必要があります。 そのために、ターゲットに響く「訴求ポイント」と、行動を促す「オファー」を設計しましょう。
訴求ポイントの決め方
- ターゲットが抱える課題や悩みを整理する
- 競合と比較した際の差別化ポイント(USP)を明確にする
- 具体的な数値・データ・実績を用いて信頼性を高める
- ユーザーに得られるメリットを強調する(例:「コスト削減」「売上アップ」など)
効果的なオファーの作り方
オファーとは、LPの訪問者が行動を起こすための「特典」や「インセンティブ」のことです。強力なオファーを設定することで、コンバージョン率を大幅に向上させることができます。
- 限定感を出す(例:「今だけ無料」「先着50名限定」)
- リスクを軽減する(例:「30日間返金保証」「無料お試し」)
- 簡単なアクションで完了できるようにする(例:「3ステップで申し込み完了!」)
オファーが弱いと、LP訪問者は行動を起こしにくくなります。
「今すぐ申し込みたい!」と思わせるような、魅力的なオファーを設計しましょう。
3.ペルソナ設計|ターゲット像を明確にする
LPの内容がターゲットと合っていないと、コンバージョン率が低下してしまいます。 そのため、事前に「このLPは誰に向けて作るのか?」を明確にしましょう。
ペルソナ設計のポイント
以下のような項目を設定すると、ターゲットに最適なLPを作ることができます。
- 基本情報: 年齢、性別、職業、年収
- 課題・悩み: どのような問題を解決したいのか?
- 情報収集方法: Google検索、SNS、広告など
- 購入・申し込みの意思決定要因: 価格、機能、サポート、評判など
ターゲットの購買行動を考慮する
LPの設計時には、ターゲットの購買行動を意識することも重要です。
- 認知フェーズ: 「どんな商品・サービスがあるのか?」を調べている段階
- 比較検討フェーズ: 競合と比較し、どのサービスを選ぶか検討
- 意思決定フェーズ: 申し込みや購入を決める直前
4.画像・ロゴ・素材の準備|視認性とブランド統一性を高める
LPの視認性を向上させ、ブランドイメージを統一するために、必要な素材を事前に準備しておきましょう。
準備すべき素材
- ロゴ・ブランドカラー: 企業のイメージを統一し、信頼性を高める
- メインビジュアル: ファーストビューでインパクトを与える画像やイラスト
- 実績・口コミ画像: 信頼性を高めるための導入実績、ユーザーの声
- CTAボタンデザイン: クリックしやすい色・形・文言を決める
- アイコン・装飾画像: 視認性を向上させ、情報を伝えやすくする
画像は高解像度で用意しつつ、Web表示速度のために圧縮も忘れずに行いましょう。
CTAボタンは、コントラストの強い色を選ぶことでクリック率が向上します。
LPの成功は、これらの事前準備の質で決まるといっても過言ではありません。目的・ターゲット・訴求内容・素材をしっかりと準備し、効果的なLPを作成しましょう。
ランディングページの作り方
それでは早速、具体的にどう作れば成果の上がるランディングページが出来るのか、一般的な流れに沿ってポイントを紹介します。(参考:ランディングページの効果とは?失敗を避けるための6つのポイント)
ここではご紹介していませんが、ランディングページの構成は、ユーザーニーズに合わせて大きく3つの王道パターンに分けることができます。
1.ファーストビューの作成
ランディングページは何よりもファーストビューが勝負!
ファーストビューとは、ユーザーがそのサイトにアクセスした際に最初にユーザの目に入る画面の範囲の事です。
▼ファーストビューはこの範囲!
流入してきたユーザがランディングページを読み進めるか離脱してしまうかの分かれ目は、このファーストビューにターゲットの探し求めている情報があるかどうかで決まります。
【キャッチコピー】ターゲットの『ニーズの核』を突く
そのターゲットが探し求めていた情報をキャッチコピー文に入れ込むことで、ターゲットの興味をグッと引くことができます。
▼押さえるべきポイント
・ターゲットの『ニーズの核』となる関心事について記載する
・文字を大きく
・左側に寄せる
・短く簡潔に
【メインビジュアル】キャッチコピーとの整合性・目を引く写真
まず最初に目に入るメインビジュアルは、ユーザの気を引く重要な要素です。
参考:キャッチコピーの作り方|もう失敗しないための7大テクニック!
▼押さえるべきポイント
・キャッチコピーと整合性のあるものを選ぶ
・画像より写真を使う
下記の記事も参考にしてみてください。
参考:ランディングページは第一印象で差をつけろ!ユーザーを逃さないキービジュアルの選び方
【権威付け】権威付けで期待を高める
権威付けとなる要素があるのであれば、ファーストビューに載せましょう。
たとえば、会員数10000人突破/ランキングNo.1/100年の実績/満足度90% などといった具体的な数字によるものや、●●新聞掲載/●●TVの●●コーナーで取り上げられました/●●さん愛用 といったメディア掲載実績です。
権威付けをファーストビューに載せることで、「お!期待以上の商品(サービス)かもしれない」と思わせることができます。
▼押さえるべきポイント
・王冠やメダルを使う
・具体的な数字で権威を示す ※小数点は使用しない。
・知名度の高いロゴを載せる
2.アクション導線の作成
アクション導線も、ただ「購入はこちら」などと書くだけではもったいない。
アクション導線を工夫することで、まだアクションしようか迷っているターゲットの心を揺さぶることができます。
▼押さえるべきポイント
・ファーストビューの範囲に入れる
・コンテンツの合間合間に挟む
・周囲に同化しない目立つ色のボタンにする
・クリックできることが見た目で分かるようなボタンにする
・「無料」や「返品可能」など、アクションへのハードルが下がる文言を入れる
・期限を設けて焦らせる
また、このほかにコンバージョンを何と定義するかも、成果アップのための重要な要素です。
「商品購入」にするのか、「資料請求」にするのか…。
余力のある方はコンバージョンの定義もしてみてください。
参考:いまさら聞けないコンバージョンの意味と、定義するためのチェックポイント
3.ベネフィットの伝わる商品(サービス)説明を追加
ただの商品(サービス)説明では、ターゲットは食いつきません。
ユーザのベネフィットを提示して「これを利用すれば自分にとってこんなに良い」とイメージできるように仕向けることが重要です。
そしてベネフィットとは、あなたの言いたいことではなく、あくまでユーザにとってプラスとなる情報です。「だからどうなるのか」を考えると分かりやすいですよ。
例)「美容成分を90%配合!」
⇒「豊富な美容成分90%配合で、朝までつけたてのようなぷるぷる肌!」
例)「世界一の薄さを実現!」
⇒「世界一の薄さで、置き場所に困りません!」
▼押さえるべきポイント
・ユーザのベネフィットを提示する
・ベネフィットは分かりやすく3~5個程度にまとめる
4.利用者の声を追加
さて、商品(サービス)の情報を得てだんだんとターゲットは「買ってみようかしら」「申し込んでみようかしら」という気分になっているはず。
でもそこですぐに行動へ移さないターゲットを安心させるのが、第三者の「口コミ」です。
自分以外のユーザは実際にこの商品(サービス)を利用してみてどう感じたのだろう?気になりますよね。
第三者の声は、信憑性があればあるほどターゲットにプラスの印象を与えます。
それでは、利用者の声を掲載する際のポイントを見てみましょう。
▼押さえるべきポイント
・利用者の実写真を載せる
・名前/年齢/居住地 など本人に関する情報を載せる
・口コミの中で一番印象深い言葉を見出しとして入れる
実写真が難しいのであれば、イメージ画像でも構いません。名前が難しければ、イニシャルやニックネームでも構いません。とにかくよりリアリティの感じられる工夫を凝らすことが重要です。
5.実施の流れ(期間・手順)を追加
商品が届くまでどのくらいかかるのか、何か自分が用意しておくべきものはあるのか、など、今後自分は何をすればいいのかが把握できるとユーザは安心します。
▼押さえるべきポイント
・工程がいくつあるのかすぐ分かるような図を用いる
・誰が何をするのか明記する
・各工程がどれほどの時間かかるのか明記する
6.FAQ(よくあるご質問)を追加
ここまで商品(サービス)について説明してもまだ生まれるであろう不安や疑問点は、最後のFAQ(よくあるご質問)ですべて解決しましょう。
▼押さえるべきポイント
・不安や疑問に対して明確に回答する
・実際によく寄せられるであろう質問事項を記載する
・質問に対しての回答でプラスの印象を与える
+α.フォームの追加
商品購入や会員登録、費用見積もりのフォームをユーザに記入してもらう必要がある場合は、ランディングページ内にフォームを入れ込むだけでも成果が上がります。
そしてさらにフォームの仕様もひと工夫すれば、成果は格段に上がるでしょう。
▼押さえるべきポイント
・入力項目は最小限まで減らす
・入力が「必須」か「任意」か明記する
・入力ボックスには記入例を用意する
・入力エラーはリアルタイムに表示させる
・入力中の項目は色を変える
フォームは極力ユーザにストレスをかけないよう、いかに短く簡単に記入できる工夫を凝らすかが重要です。
もちろん、フォームを入れ込む際はアクション導線をクリックしたらこのフォームまで自動でスクロールされるように設定することも忘れずないようにしましょう。
LPの公開と運用|効果検証の方法
LP(ランディングページ)は、公開したら終わりではなく、継続的に運用・改善することが成功の鍵です。
コンバージョン率(CVR)を最大化するためには、定期的にデータを分析し、PDCAサイクルを回しながら改善を行う必要があります。
ここでは、LP公開前の確認~公開後の運用方法について4つの工程に分けて説明します。
1.LP公開前に行うべき最終チェック
LPを公開する前に、コンバージョンを阻害する要因がないかを確認しましょう。特に以下のポイントを事前にチェックすることで、スムーズな運用を実現できます。
公開前のチェックリスト
- フォーム・CTAが正しく機能しているか(テスト送信を実施)
- リンク切れがないか(内部・外部リンクの動作確認)
- スマホ・タブレットでの表示崩れがないか(レスポンシブ対応)
- ページの読み込み速度が適切か(Google PageSpeed Insightsで確認)
- Google Analytics・Google Tag Managerの設定が完了しているか
- SEO設定が適切か(メタタグ・タイトル・ディスクリプションの最適化)
公開前に 社内メンバーや関係者にテストしてもらい、ユーザー目線での最終確認 を行うことも重要です。
2.Google Analytics・タグの設定|効果測定の準備
LP公開後にデータを正しく計測できるよう、Google Analyticsや計測タグの設定を忘れずに行いましょう。
設定すべき主なツール
- Google Analytics(GA4): ユーザーの流入元・行動・CVRを計測
- Google Tag Manager(GTM): 各種タグ(コンバージョン計測・ヒートマップ)の一元管理
- Google Search Console: LPの検索流入データ・インデックス状況を把握
- ヒートマップツール(Hotjar・Clarityなど): ユーザーの行動パターンを可視化
Google Analytics(GA4)の設定手順
- Google Analyticsにログインし、プロパティを作成
- 「データストリーム」から計測タグを取得
- Google Tag Manager(GTM)にGA4タグを設定
- LPの全ページに計測タグを埋め込む
- リアルタイムレポートでデータが取得されているか確認
GA4では、LPのスクロール率やクリックイベントをトラッキングすることで、改善ポイントを可視化できます。
3.LPのパフォーマンス分析|データを活用した改善方法
LPの運用では、データに基づいた改善が不可欠です。
まずは、LPのどの部分に問題があるのかを把握し、それに応じた対策を実施しましょう。
主なKPIと改善方法
KPI(指標) | 問題の可能性 | 改善策 |
---|---|---|
コンバージョン率(CVR) | 訴求ポイントが弱い / フォームが分かりづらい | CTAの強化 / フォームの簡素化 |
直帰率 | ファーストビューが魅力的でない | ヘッドライン・ビジュアルの改善 |
離脱率 | ページの構成が分かりにくい | ユーザーの視線誘導を意識したデザインに変更 |
スクロール率 | 途中で離脱されている | コンテンツの順番やボリュームを調整 |
問題が発生した場合、「どこでユーザーが離脱しているのか?」 を特定し、それに応じた改善を行いましょう。
4.A/Bテストの実施|効果的なLP改善の進め方
LPの改善を行う際は、「どの要素が成果に影響しているのか?」 を分析するために、A/Bテストを実施するのが効果的です。
A/Bテストで改善できる要素
- ヘッドラインの文言: どのコピーが最も訴求力があるか
- CTAボタンのデザイン・配置: クリック率が向上するレイアウト
- フォームの入力項目: 短縮することでCVRが上がるか
- ファーストビューの画像: 印象が変わることで離脱率が下がるか
A/Bテストの進め方
- 改善したい要素を1つに絞る(例:CTAボタンの文言)
- オリジナル版(A)とテスト版(B)を作成
- 一定期間データを収集(最低2週間以上)
- どちらのバージョンが高い成果を出しているかを分析
- 勝ちパターンを採用し、次のテストを実施
A/Bテストは「1回で終わり」ではなく、継続的に実施することが重要です。
1つずつ検証しながら、より効果の高いLPへと改善していきましょう。
ランディングページを作る際のコツ
ランディングページで成果を出すためには、意識すべきコツがあります。
- 集客元であるインターネット広告との連携を意識する
- 機会損失を防ぐページ内フォームを設置する
- ランディングページ専用のツールを活用する
集客元であるインターネット広告との連携を意識する
成果を上げるランディングページを作るには、集客元であるインターネット広告との繋がりを意識して作ることが大事です。
なぜならランディングページの役目は、インターネット広告で集客した見込み顧客を、上手く口説き落として目的のゴール(商品購入や会員登録など)へ導くことだからです。
主な集客元である、リスティング広告との関連性を考えてみましょう。
リスティング広告から流入してきたユーザは、あるキーワードで検索した際に表示されていたそのリスティング広告文を見て、「自分の探し求めている情報がここにありそうだ」と感じたから流入してきたはずです。
そのため、ランディングページはリスティング広告と整合性の取れた内容でないと、「あれ?探していた情報と違うかも…」という印象を与え、結果ユーザはページから離れてしまいます。
つまり、売れるランディングページを作るには、リスティング広告運用者など集客元の情報を持った人物としっかり連携を取り、整合性を図ることが重要なのです。
参考:記事型LPとは?読みたくなるLPを作成するポイント14選
機会損失を防ぐページ内フォームを設置する
ユーザーが少しでも「買ってみようかな/申し込んでみようかな/資料請求してみようかな」と思ったその瞬間にすぐにアクションできるようにすることが、ランディングページでは大切です。
そのためには、コンバージョンのアクションにかかるユーザーの手間を1つでも少なくする必要があります。1クリック・1アクションでも少なくする工夫をしましょう。
具体的におすすめなのは、ランディングページのページ内に申込みフォームを設置することです。ランディングページから申込みページに遷移することなく、ランディングページ内で申込みが可能になります。
ランディングページ専用のツールを活用する
最近は、誰でもかんたんに、しかも無料から使える、ランディングページ専用のツール(LP作成ツール)も出てきています。
制作会社に依頼しなくても自作で完成できるため、低コストで開設・運用することが可能です。
商品・サービスや目的に応じたテンプレートが豊富にあるので、初心者でも一定の成果を担保できるランディングページを作成できます。
参考例:ノーコードLP作成・ABテスト・効果分析までできる「Squad beyond」
また、ランディングページの最適化を支援してくれるLPOツールを活用するのもおすすめです。
顧客の属性や行動履歴に合わせたランディングページを自動で表示する「ターゲティング機能」や、「ABテスト」などの機能があるため、導入することで改善につなげやすくなります。
参考:おすすめLPOツール10選を徹底比較!CVR向上につなげる施策とは?
無料・有料のLP作成ツール|目的別に選ぶ最適なツールとは?
LPの作成ツールは、目的や運用スタイルに応じて選ぶことが重要です。
無料ツールを活用して試作し、効果検証を行いながら、必要に応じて有料ツールへ移行することで、無駄なコストをかけずに最適なLP運用が可能になります。
参考:【2025年最新版】LP制作ツールおすすめ19選を比較!制作する上でのポイントも紹介|LISKUL
無料ツールと有料ツールの違い
項目 | 無料ツール | 有料ツール |
---|---|---|
コスト | 0円で利用可能 | 月額・年額の費用がかかる |
デザインの自由度 | 限られたテンプレート内で調整 | カスタマイズ性が高い |
機能 | 必要最低限の機能 | A/Bテスト、分析機能など高度な機能を搭載 |
独自ドメイン利用 | 使用不可または制限あり | 可能 |
広告表示 | 一部ツールで広告表示あり | 広告なし |
無料で使えるLP作成ツール
ペライチ
- 特徴:テンプレートを選び、テキストや画像を入れ替えるだけで簡単にLPを作成できる
- おすすめ用途:名刺代わりのLPや、キャンペーン告知ページ
- 注意点:無料プランでは独自ドメインが使用できず、広告が表示される
参考:ペライチ
Strikingly
- 特徴:シンプルなデザインのLPが手軽に作成できる。スマホ対応のテンプレートも充実
- おすすめ用途:スタートアップのLPや、シンプルなプロモーションページ
- 注意点:無料プランでは機能が制限され、詳細なSEO対策が難しい
参考:Strikingly
Carrd
- 特徴:シングルページのLPをスタイリッシュに作れる海外ツール
- おすすめ用途:ポートフォリオや個人向けのLP
- 注意点:日本語対応していないため、初心者にはややハードルが高い
参考:Carrd
本格的なLP運用向けの有料ツール
HubSpot(content Hub)
- 特徴:LP作成、フォーム設置、メールマーケティング、CRM連携が可能なオールインワンプラットフォーム
- おすすめ用途:B2Bマーケティングやリード獲得型のLP運用
- 注意点:機能が豊富な反面、価格が高め
Unbounce
- 特徴:ドラッグ&ドロップで自由にカスタマイズでき、A/Bテスト機能が標準搭載
- おすすめ用途:広告運用を行いながらLPを改善したい企業
- 注意点:英語インターフェースのため、日本語対応のサポートが少ない
参考:Unbounce
STUDIO
- 特徴:デザインの自由度が高く、コードなしで洗練されたLPを作成可能
- おすすめ用途:デザイン性の高いLPを作りたい企業やクリエイター向け
- 注意点:使いこなすにはデザインの知識が必要
参考:STUDIO
ツール選びのポイント3つ|どのツールを使うべきか?
1.まずは無料ツールで試作してみる
無料ツールで試作し、完成イメージを固めてから有料ツールへ移行すると無駄がありません。
2.目的に応じてツールを選ぶ
- テスト用LP:ペライチ、Carrd(無料)
- 広告運用LP:Unbounce、STUDIO(有料)
- リード獲得型LP:HubSpot(有料)
3.長期運用またはSEO対策も重視する場合には有料ツールを利用する
無料ツールの多くは機能が限られていたり、SEO対策が弱いため、長期的にLPを運用する場合は有料ツールを選ぶことをおすすめします。
外注する場合のポイント
LP(ランディングページ)の作成は、自社で行うことも可能ですが、人的リソースに余裕がない場合や、専門的なデザイン・運用が必要な場合は、プロに外注するのも有効な選択肢です。
特に、以下のようなケースでは外注を検討する価値があります。
LP制作を外注するメリット
LPをプロに外注することで、以下のようなメリットがあります。
- 社内にLP制作のノウハウがない(専門知識を持つ人がいない、または経験が少ない)
- 人的リソースが不足している(マーケティング担当者が他業務で手が回らない)
- デザインのクオリティを重視する(ビジュアルが重要な商品・サービスを扱っている)
- SEOや広告運用と連携したLPを作りたい(LP単体ではなく、集客施策と一貫した運用が必要)
- 運用・改善を継続的に行う自信がない(効果検証やA/Bテストをプロに任せたい)
外注する際に気を付けるべきポイント4つ
外注先を選ぶ際には、以下のポイントを確認し、適切なパートナーを選定することが重要です。
1.制作実績をチェックする
外注する前に、過去の制作実績を確認し、自社の業界や目的に合ったLPを作れるかを見極めましょう。
- 過去に同業種のLPを制作した経験があるか
- コンバージョン率を向上させた事例があるか
- デザインのクオリティは自社の求めるレベルに達しているか
制作会社のポートフォリオだけでなく、実際に公開されているLPを確認し、クオリティをチェックしましょう。
2.LPの目的に合わせた設計ができるか
LPの目的(リード獲得・販売・資料請求など)に応じて、最適な設計ができるかを確認しましょう。
- ターゲットに合わせた訴求ポイントの設計ができるか
- フォームやCTAの配置が最適化されているか
- モバイル対応や読み込み速度の最適化が考慮されているか
LPの目的に合わないテンプレートを流用する業者もあるため、オーダーメイドで設計できるかを確認しましょう。
3.費用と納期のバランスを確認する
LP制作の費用は、制作会社によって大きく異なるため、コストと納期のバランスを考慮する必要があります。
LP制作の一般的な相場
- 10万円以下: テンプレートを利用した簡易LP(デザインの自由度が低い)
- 10万〜30万円: 一定のカスタマイズが可能なLP(中小企業向け)
- 30万〜100万円: 完全オリジナル設計のLP(マーケティング戦略込み)
- 100万円以上: SEO対策・広告運用・改善サポートまで含むLP
「安さ」だけで選ばず、必要な機能・品質とのバランスを考えることが重要です。
4.運用・改善サポートがあるか
LPの継続的な改善までお願いする場合には、効果測定やA/Bテストをサポートしてくれるかも確認しましょう。
- Google Analyticsやヒートマップを使った分析ができるか
- CTAやフォームの改善提案を行ってくれるか
- SEO対策や広告運用との連携が可能か
「作って終わり」ではなく、運用を見据えた提案をしてくれる制作会社を選ぶことが大切です。
外注する際の発注プロセス
LP制作を外注する場合、スムーズに進めるために、以下のような手順で進めましょう。
発注までの流れ
- 目的と要件を整理し、必要な機能を明確にする
- 候補となる制作会社の実績・料金・納期を比較
- 複数社に問い合わせ、見積もりを依頼
- 提案内容を確認し、最適な業者を選定
- 契約後、ワイヤーフレームやデザイン案を確認しながら制作を進める
LPの完成イメージを事前に伝えるために、参考になる他社LPを提示するとスムーズに進みます。
このように、LPの外注は、リソースが不足している場合や、専門的なクオリティを求める場合に有効な選択肢です。
しかし、外注先の選び方を間違えると、期待した成果を得られない可能性もあります。
「制作実績・目的に合った設計・費用・運用サポート」 の4つのポイントをしっかり確認し、最適なパートナーを選びましょう。
ランディングページの作り方に関するよくあるご質問
ランディングページに役立つQ&Aをまとめています。
Q.ランディングページ作成時のファーストビューで気をつけるポイントは何ですか?
A.ファーストビューでは、ユーザーが最初に目にする情報が重要です。キャッチコピーにはターゲットのニーズを的確に捉えた内容を短く簡潔に盛り込むことが推奨されます。また、視覚的に目を引くメインビジュアルと権威付けの要素を取り入れることで、ユーザーの関心を引きつけることが多いです。
Q.ランディングページのキャッチコピーを作る際のポイントは何ですか?
A.キャッチコピーは短く、ターゲットのニーズに直接アプローチするものが効果的です。さらに、文字を大きくして左寄せに配置することで視認性を高めることが多いです。
Q.ランディングページでコンバージョンを促進するために導線をどう設計すべきですか?
A.コンバージョンを促進するためには、アクション導線をユーザーが自然に目にする位置に配置し、目立つ色のボタンを使用することが推奨されます。ボタンには「無料」や「返品可能」などの文言を加えることで、行動のハードルを下げることが多いです。
Q.ランディングページにおけるユーザーベネフィットの伝え方にはどのような工夫がありますか?
A.ユーザーベネフィットを伝える際には、具体的な事例やメリットを分かりやすく提示することが効果的です。たとえば、製品の特徴を「だからどうなるのか」という視点で説明し、ターゲットにとってのメリットを強調することが推奨されます。
Q.ランディングページにおける画像選びのポイントは何ですか?
A.ランディングページの画像選びでは、キャッチコピーと整合性のある写真を選ぶことが重要です。画像を使用することでユーザーの関心を引き、視覚的に強い印象を与えることが多いです。
Q.ランディングページの効果を最大化するためにどのようなA/Bテストを行うべきですか?
A.ランディングページの効果を最大化するためには、キャッチフレーズやボタンの色、配置などの要素を対象にA/Bテストを行うことが推奨されます。これにより、ユーザーの反応を比較して最適なデザインを導き出すことが多いです。
まとめ
今回は、本気で成果を上げるランディングページを作るための、理解の深堀り、そして成果を上げる構成のポイントについて具体的にご紹介いたしました。
これらのことを実践すれば、成果が上がることは間違いないでしょう。もちろん、作って終わりとならないよう、分析と改善も必ず行いましょう。
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