リスティング広告で集客したユーザを申込に導く受け皿としてランディングページを用意したが、思うように成果が上がらない。ランディングページの効果ってこんなものなのか?
何が悪いのか、どうすれば良くなるのか分からない、そんなWEBマーケティング担当者の皆さま。
そのランディングページは本当にあなたの狙ったターゲットの心に届く工夫が凝らされていますか?そもそもターゲットをしっかり想定してランディングページをつくりましたか?
やみくもにランディングページを作っただけでは大幅な成果アップは目指せません。
本当に成果の上がるランディングページにするには、それなりの準備と工夫が必要です。
今回は、成果の上がるランディングページを作るために弊社が事前に行っている<戦略設計3ステップ>を、実際利用している資料<戦略設計シート>を元にご紹介します。
※ランディングページ改善に重要な要素を大きく4つに分け(ファーストビュー、ライティング、導線、その他のポイント)それぞれの項目で訴求ポイントのチェックが行えるシートを無料で公開しています。こちらもご参照ください。
目次
ランディングページ作成前に!成果改善のための戦略設計3ステップ
STEP1) ボリュームの源泉と課題箇所の特定
STEP2) 顧客理解に基づくコミュニケーション設計
STEP3) コミュニケーションの具現化
この3ステップが売上アップするランディングページを作成するために重要な準備です。
それでは3ステップを詳しく見てみましょう。
最近顔が丸くなってきてダイエットしなきゃな~なんて漠然と思っていたので、
【ダイエット雑炊】を例にしました。
STEP1)ボリュームの源泉と課題箇所の特定
成果を生み出す集客元・流入口のボリュームの源泉と、サイト内を定量的に俯瞰した視点で構造的に把握し、 「どこが課題か」を特定しましょう。
1. 市場ボリュームの把握
まずはGoogleのキーワードプランナーなどを利用して、様々なキーワードの月間検索数(市場ボリューム)を調べます。
「市場ボリュームを把握する」ことは、「市場のニーズを知ること」であり、「自社が狙うべきターゲット像を選定するひとつの材料」となります。
▼キーワードプランナー
2. 現状の重要課題点を特定
自社のランディングページや本サイトの現状の課題点をしっかり把握しましょう。
そしてその課題点をどう解決するか、を意識してランディングページをつくることで、成果アップに近づくことができます。
まずはこちらの【LPチェックシート】に沿ってランディングページをチェック!
こちらの【LPチェックシート】は、ランディングページの定石に則ったものです。
現在のランディングページが最低限押さえておくべきポイントをクリアしているかどうかが分かります。
▼現状の重要課題点を特定
上記の例では、キャッチコピーとメインビジュアルの整合性が取れていないことが課題点である、と記載しています。
このように現状のランディングページで課題となっている部分を特定し、次に作成するランディングページに活かすことが大切です。
STEP2)顧客理解に基づくコミュニケーション設計
顧客理解および競合・自社の強みを踏まえてターゲットを分類し、ターゲット別にコミュニケーション方針仮説を設計しましょう。
1. 競合調査/自社の強み・優位性
競合がメインで訴求していることは何か、どの競合も謳っていることは何か、を確認します。
▼競合調査
▼自社の強み・優位性
そして自社についても強みや弱みを深堀りします。
この調査は、競合が謳っていることを把握した上で自社はどんな訴求で戦うべきか、を決める材料となります。
2. 想定されるユーザーニーズ
さて、メイン訴求の方向性が決まったら、次はそのメイン訴求がド・ストライクで刺さるターゲットとはどんなユーザーか?を膨らませます。
▼想定されるユーザーニーズ
ターゲットを具体的に設定することで、ランディングページの構成を作成する際に訴求すべき軸がぶれずに進めることができます。
構成を作成する段階で、どのような流れで構成を組むか、どう訴求すべきか、迷ったときは、「このターゲットはその構成、その訴求でグッとくるか?」を判断軸にすれば良いのです。
3. ターゲットの検討プロセスにおける情報・先入観
ターゲットのことをもっとよく知るためにターゲットの行動を流れで確認します。
▼ターゲットの検討プロセスにおける情報・先入観
この工程を踏むことで、ターゲットはどのようなきっかけでこの「雑炊ダイエット」商品を探すに至ったのか、どのような流れでどんなことを気にしながら検索するのか、競合とどんな面を比較検討するのか、を具体的にイメージすることができます。
STEP3)コミュニケーションの具現化
いよいよ、これまで設計したコミュニケーション仮説を具体的に実現するためのサイト・ページを設計・実装する段階です。
1.画面設計
STEP1で分かった現状課題を解決すること、STEP2で決めた訴求軸で、狙ったターゲットにド・ストライクな構成を心がけます。
ここまでが、ランディングページの構成案を作り込む前までの事前準備です。
このように、市場調査や競合・自社の把握、ターゲット像を膨らまし、画面設計のラフイメージを立てられれば、狙ったターゲットにド・ストライクな訴求で構成を作ることができるでしょう。
ランディングページ戦略に関するよくあるご質問
ランディングページ戦略に役立つQ&Aをまとめています。
Q.ランディングページのファーストビューで注意すべき点は?
A.ファーストビューは、ユーザーが最初に目にする部分なので、最も伝えたいメッセージや魅力的なビジュアルを配置し、短時間で興味を引くことが重要です。読み込み速度も重要です。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
参考:業界平均に意味は無い|コンバージョン率を最大6倍アップさせたLP改善ポイント
Q.ランディングページに掲載するコンテンツの優先順位はどう決めれば良いですか?
A.ターゲットが求める情報を優先的に配置しましょう。まずは商品の魅力や利点を強調し、その後に詳細な説明やユーザーの不安を解消する内容を段階的に掲載します。
Q.ランディングページに使う画像や動画はどのように選べば良いですか?
A.画像や動画は商品の特長やメリットを視覚的に伝えるために使います。質の高いビジュアルを使用し、内容に関連性があり、ターゲットに響くものを選ぶことが大切です。
Q.ランディングページのテキスト量はどのくらいが適切ですか?
A.テキスト量はターゲットと商品によって異なりますが、基本的には短く簡潔に、必要な情報を明確に伝えることが求められます。長すぎるテキストは読まれにくく、ユーザーを混乱させる可能性があります。
Q.ランディングページの効果を測定するために何をチェックすべきですか?
A.コンバージョン率、直帰率、滞在時間、クリック率、スクロール率などのKPIをチェックすることで、ランディングページの効果を測定できます。データを基に、継続的な改善が必要です。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は、ランディングページ作成前に弊社で実施している成果に大きな影響を与える戦略設計3ステップについてご紹介しました。
ランディングページをこれから作ろうとしている方はぜひ、ランディングページの構成をいきなり考える前にまずこの3ステップを踏んでみてください。
しっかり事前準備しておけば、訴求軸がぶれる心配がないため、狙ったターゲットの心へ届くランディングページを作ることができます。そしてそれは少なからず売上アップに繋がるでしょう。(参考:ランディングページ作成ツールの一覧 ≫)
※ランディングページ改善に重要な要素を大きく4つに分け(ファーストビュー、ライティング、導線、その他のポイント)それぞれの項目で訴求ポイントのチェックが行えるシートを無料で公開しています。こちらもご参照ください。
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