皆さんはLPというものをご存知ですか?LPとは、一つの商品やサービスを売るための、一枚の長いWEBページのことです。
その誰しも見たことがある長いウェブページは、ネット上での成果を向上させるために必要不可欠の存在で、改善しただけで獲得率が6倍になったという事例もあります。
そんなウェブマーケティングで売上を上げるために重要な役割を担うLPについてご紹介いたします(参考:【ランディングページとは│10分で理解できるLPの基本】)。
※ランディングページ改善に重要な要素を大きく4つに分け(ファーストビュー、ライティング、導線、その他のポイント)それぞれの項目で訴求ポイントのチェックが行えるシートを無料で公開しています。こちらもご参照ください。
目次
1. LP(ランディングページ)とは?
LPとはウェブサイトと同等に、ネット上で売上を上げるために重要なウェブページの一種です。インターネット上の広告をクリックした顧客が流入してくる、広告と対をなす受け皿でもあります。
LPは特定の情報がまとまっている、広告の受け皿となるウェブページです
LPも実際の接客業と同様に、相手が求めている情報を素早く的確に与えてあげることで、商品の売上を大きく向上させることができます。
情報を的確に与えるだけで、6倍の獲得率を出した事例もあります。お金をかけたキャンペーンを打ち出したわけではなく、新しいシステムを導入したわけでもありません。
改善のポイントに関しては下記の記事で紹介されているので、興味がある方は御覧ください。
【LISKUL】業界平均に意味は無い|コンバージョン率を最大6倍アップさせたLP改善ポイント
2. なぜサイトではなくLPなのか?
色々な面に配信されている商品やサービスの広告を見た顧客は多くは、その商品を取り扱っている企業の情報よりも欲している特定の商品の情報を求めています。
企業や他の商品に関する多くの情報を網羅しているウェブサイトに対して、LPはひとつの商品やサービスごとの内容や強みを「シンプルに分かりやすく伝える」ためのページです。
上記の図のように、サイトにはユーザーが求めていない情報が大量に記載されているため、求めている情報が発見できなかったり、混乱してしまい離脱の原因となったりします。
顧客が求めている情報だけを分かりやすく一箇所にまとめて提供し、彼らに購買意思決定を促しましょう。
広告とランディングページの関係や、LPとサイトの違いに関しては、もう少し詳しくこちらの記事で紹介されているので、興味をお持ちの方は御覧ください。
【LISKUL】ランディングページとは│10分で理解できるLPの基本
3. LPの作り方と費用感
LPの作り方は大きく分けて、下記の3つの方法があります。
作り方に応じて費用感もガラッと変わってくるので、予算感や目的に応じた方法を選択しましょう
参考:LP作成の責任者であるWEBディレクターが知っておくべき基本知識
自作する(とにかく無料で作りたい人におすすめ)
もちろん自分で作ってしまえば無料で作成できます。最近では無料で簡単にランディングページが作れるツールも増えてきています。(参考:ランディングページ作成ツールの一覧 ≫)
しかし、「構成のノウハウ・デザインやコーディングなどの技術・それらの作業時間」を必要とするため、外注してしまった方がお得だと思います。
※ノウハウや技術はないが、限界まで費用を抑えたい方は、下記の記事を参考に構成までを作成し、デザインとコーディングを制作会社に依頼するのが一番安上がりです。
下記の記事で構成の作り方について説明していますので、興味をお持ちの方は参考にしてみてください
【LISKUL】【そのまま使えるテンプレート付き】基本を押さえたランディングページのテンプレート
時間がない方は上記のテンプレートを埋めるだけでも、適当に作るよりも確実に良いLPを作成できますが、時間に余裕のある方は下記の記事を参考にしてみてください。
【LISKUL】売上を大きく左右するランディングページ作成前の戦略設計3ステップ
また文章構成の際に役立つツールや、商用利用可能の無料写真や無料イラストなども下記の記事でご紹介していますので、ぜひとも構成作成の際にはご利用ください。
【LISKUL】文章校正など、ブログ記事作成に役立つ無料ツール9選
【LISKUL】【商用利用もOK!】自分の探している無料(フリー)写真素材を上手に見つける方法
【LISKUL】高クオリティ!商用利用OKのアイコン、イラスト無料(フリー)素材まとめ
制作会社に依頼(低予算に抑えたい人におすすめ)
およそ10万円から30万円ほどで1枚のページを作成できます。
この価格感の違いは、構成を一から作成するのか、サイトにある情報をまとめるだけなのかの違いや、デザイン力、商品写真撮影などのオプション等によって変わってきます。
※同価格帯の制作会社でも、デザイン力や得意な業種などに差があったりするので、過去の制作事例や、得意な業種などを確認しましょう
広告代理店に依頼(成果の出るLPを作りたい人におすすめ)
20万円~60万円ほどで作成できます。
広告代理店でのLP制作は制作会社よりお高めですが、ターゲットや競合の分析や、言葉の表現などの、様々なノウハウが含まれています。
主力製品をウェブ上でしっかりと売っていきたいのであれば、広告代理店への依頼をおすすめします。広告代理店であれば、「作って終わり」ではなく、広告の効果を見ながらランディングページを最適化していくことができます(参考:ランディングページ最適化(LPO)事例で学ぶ問い合わせ数10倍の手法)。
※こちらも制作会社と同様に、同価格であってもサービスレベルはピンキリです。せっかく高いお金を払うのですから、サービスにどのような分析が含まれているのか、実際にどんなものが上がってくるのか、などの情報をしっかりと確認し、成果の出るLPを制作しましょう
広告代理店を選ぶ際には、下記の記事を参考にしてみてください。リスティング広告の代理店を選ぶポイントに関しての記事ですが、「誰が担当するかを明確にする」「費用体型を明確に説明してくれるかを確認する」など、参考になるポイントがあるはずです。
【LISKUL】リスティング広告代理店、成果を出せる代理店を選ぶ11個のポイント
LPに関するよくあるご質問
LP(ランディングページ)の導入を検討中の方に役立つQ&Aをまとめています。
Q.LPにおけるユーザー心理の重要性は?
A.LP(ランディングページ)は訪問者に一つのアクションを促すためのページです。効果的なLPを作るには、ターゲットユーザーの心理を理解し、どのような要因が彼らの行動を促すのかを考慮する必要があります。
Q.LPのファーストビューで引きつける方法は?
A.ユーザーがLPを訪問した瞬間に魅了されるよう、ファーストビューに明確な価値提案と目を引くビジュアルを配置することが重要です。短い時間で興味を引く工夫が必要です。
Q.効果的なCTAの配置とは?
A.LPの目標は訪問者に行動を促すことです。そのため、CTAボタンのデザインや配置がコンバージョンに大きく影響します。目立つ色や視覚的に強調されたデザインを使用し、簡単に見つけられるように配置することがポイントです。
Q.スマホ対応は必要?
A.スマートフォンでの閲覧が増加しているため、LPはモバイルフレンドリーに設計することが求められます。タップしやすいボタンや見やすいフォントサイズなど、スマホ特有のユーザー体験に配慮したデザインが必要です。
Q.LPにおける信頼性の構築方法
A.顧客の声や実績、メディア掲載情報を掲載することで、訪問者に信頼感を与えることができます。実際の成功事例や顧客レビューを見せることで、ユーザーの不安を解消し、行動を促します。
Q.LPのページ速度を改善する方法は?
A.ページの読み込み速度が遅いと、ユーザーが離脱してしまう可能性が高くなります。画像の最適化やコードの圧縮を行うことで、ページ速度を向上させることが重要です。
4. まとめ
LP(ランディングページ)とは、ネット上で売上を上げるうえで重要な、広告の受け皿となるページです。
ひとつの商品に関する情報をひとつのページにまとめることで、ユーザーが求めている情報を分かりやすく提供することができます。
製作のための費用感は、自作すれば無料、製作会社もしくは広告代理店に依頼すると10~60万円です。(参考:ランディングページ制作会社の一覧 ≫)
しかし、どうせお金を払って作るのであれば、しっかりとしたターゲットや競合の分析を含む広告代理店のサービスを利用することが、中長期での費用対効果が一番大きいと思うので、個人的にはおすすめです。
またリスクルでは、他にも多くのランディングページ関する記事をご紹介しています。ご興味をお持ちの方は、ぜひともご覧になってみてください。
【LISKUL】成果の出るLPを作る方法│14記事まとめてご紹介
※ランディングページ改善に重要な要素を大きく4つに分け(ファーストビュー、ライティング、導線、その他のポイント)それぞれの項目で訴求ポイントのチェックが行えるシートを無料で公開しています。こちらもご参照ください。